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マイクアンプ(簡易補聴器)一応完成

2008年12月20日 | electro_craft
あれこれ検討しました。いろいろな作例も参考にしました。で,やはり気がかりな点は,ゲインが高すぎること。ゲインの調整を試みました。
7368はこのようになっているようです。

3ピンに抵抗(RF)を入れます。Rfが0Ωの時は最大の電圧増幅率となり、
(10KΩ+90Ω)/90Ωで約112倍(41dB)。100Ωの時は(10KΩ+190Ω)/190Ωで、約54倍(34dB)。120Ωで,(10K+210/210)≒48倍,200Ωでは,35.5倍ということになるようです。※マスカットさんのサイトより引用。
http://www.zea.jp/audio/icr2/icr2_01.htm

とりあえず手持ちの120Ωをいれて,安物のMP3を増幅してみました。

縦に入れてあるのが120Ωです。

なんとノイズが消えるではありませんか。出力レベルもちょうど良い感じです。
すぐにマイクアンプに組み込んでみました。ほとんどOKです。

ただ,WM-61だと,50Hzまでフラットに拾うので,低音が出すぎて発振気味になりますが,まあ,ほぼ実用の範囲です。
200Ωくらいが良いかもしれません。そのうちに変更します(120Ωをもう1つ直列に入れればいいかな)。ということで,一応の完成としました。
今度は音が大きすぎて,かえって難聴にになりそうでした。オープンエアタイプのイヤホンでないとかえって危険です。
いろいろご指導いただき,ありがとうございました。ちょっとだけ自信がつきました。なお,簡易補聴器と書きましたが,医療用のもの(規格があるらしい)ではありませんので,ご注意下さい。

左のWM-61は小さい割に性能が良いです。工作は大変ですが,,
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5 コメント

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Unknown (トラブルシューター)
2008-12-21 19:27:34
何とか、解決出来た様ですね。
TA7368Pは内部回路を見るとブースター付きのOP-AMPですね。非反転増幅器(OP-AMPの+端子に入力される)なので、説明されている様な公式通り、ゲインが算出出来ますね。
ノイズが消えたのでなく、増幅度が下がって発振しなくなったのかも知れませんね。
抵抗を入れるのでなく、Rfにシリーズに入っている電解コンデンサの容量を下げていくとローカットになります。原理は周波数が低いと交流インピーダンスが大きくなり、Rfとの合成抵抗が大きくなりゲインが下がる。高い場合はその逆になります。かなり容量を低くしないと効果が出ないかも知れません。変えてみて、パソコンのフリースペアナ(名前忘れた)で見てみると、確認出来ると思います。
試してみて下さい。
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Unknown (トラブルシューター)
2008-12-21 19:30:52
先程のコメント、いい足りませんでした。抵抗を入れるのでなく・・・と言いましたがwho-taroさんの追加した抵抗は、そのまま入れて、更に電解コンの容量を変えるということです。
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Unknown (WHO-TARO)
2008-12-21 20:51:46
トラブルシューターさん
アドバイスありがとうございます。3ピンの100uのことですね。データーシートによると28dB以下の抵抗を設定すると発振するとありましたので、200オームにとどめておきました。実はこれでも出力VRをかなり絞っています。そうでないとやはりボボボボと出ます。10倍くらいで良いとは思うのですが、抵抗では不可のようですので、コンデンサーの変更によるローカットは良いかもしれません。試してみようと思います。
結果が良ければ、今度は7368も1枚の基板で作り直すしたいと思います。
いつもいつもありがとうございます。
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Unknown (トラブルシューター)
2008-12-22 18:31:41
周波数特性とゲインを簡単にシュミレーション出来るEXCELシートを作り、私の下記ブログに公開しました。ご利用下さい。このブログも勝手ながらリンクさせていただきました。ご都合が悪ければ、切り離しますが。
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Unknown (トラブルシューター)
2008-12-23 08:14:13
ご利用有難う御座います。
言い忘れました。実際はコンデンサですので、専門的に言うと位相が周波数によってずれてくるので、容量によって発振しやすくなる場合が有ります。最終的には実機でお試し下さい。
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