アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

アレルギーの不思議、昔の常識は非常識!?

2014年02月18日 | 生活
アレルギーの仕組みって、結局のところどうもぴんと来ないんだけど、

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たとえば、平気なつもりでも触れてるうちにアレルギー症状が出ちゃうってあるでしょ。
ブタクサがいっぱい生えてる地域に引っ越した人が、最初数年は平気だったのが、ブタクサのアレルギーになっちゃったり、
稲の品種改良の研究を始めた人が、しばらくしたら稲科植物のアレルギーになっちゃって断念したり。

そういうふうに、大丈夫にみえても、一定量超えたところから、ダメということがある。その一方で、

「減感作療法」っていうのがあって、
大丈夫な量から始めて、徐々に増やしていって、慣らすことにより、アレルギーを治しちゃう
ってことができたりするわけでしょ。

だから、大丈夫なくらい、触れ続けてると、いったいアレルギーがひどくなるのか治るのか、どっちなんや!!

ってとこからしてさっぱりわかんない。

私は子どものころ、猫の毛とカビのアレルギーで、小児喘息に悩まされていたんだけど、そのときに減感作療法に通ってた、らしいんです。らしいというのは、自分では覚えてないから(幼児だった)だけど、遠くの大きな病院まで定期的に通って、大病院だからめっさ待つわ、そのあげくに子どもが嫌がる注射して帰らなきゃいけないんだから、金銭的負担だけじゃなくてものすごい負担だったことは容易に想像つきます。

それで、大人になってから聞いた話にゃ、「減感作療法って、花粉はわりと効くんだけど、カビとか猫の毛とかダメらしいよ」なんていうんだからもう脱力するしかない。もっとも、その「大人になって」聞いたのももう20世紀のことだったから、また常識は変わっているかもしれない。それこそ猫の目のように変わるのでは、素人にはとてもじゃないけど追いかけられない。

その調子で食物アレルギーについての「常識」も近年変わったらしい。私がそれを知ったのはつい数日前にみたこの記事からだけど
食物アレルギー そば・ピーナツ 母親9割が離乳食で与えず 環境省調査

なんか違和感のある記事だがそのことはさておき、事実関係をざっと調べてみると、どうやら2005年くらいに世界の潮流に変化があったらしい。

離乳食のあり方と食物アレルギーの考え方 ←これが一番わかりやすかった

私が子どもを産んだころに受けた離乳食指導の中には「アレルゲンになりそうなものはなるべく後で」的な常識があったのです。それは上記の環境省調査でも、ものすごく浸透していることが見て取れますね。

ところが、「遅くすることで、食物アレルギーが起きやすくなる」ってことがいろんな研究からわかってきた。

「敵じゃない。消化していいもの」という認識を作りやすい時期ってのがあって、その時期に(早すぎず遅すぎず)食べ始めることが大事、ということらしい。
「小麦が主食となる国で小麦アレルギーを防ぐための勧告」
> 小麦導入は、早すぎて(4 か月未満) も、遅すぎても(7 か月以上) いけない。
というのが現時点での常識だそうですよオクサマ。(小麦以外でも、まぁそんな考え方で行け、と)

ともかく、私が上記記事を読んだのとほぼ同時期に、たまたま昔お世話になった保育園の園長先生とお話しする機会があってそのときに聞いたのだけど、「昔」(10年前とか)は給食で除去食が必要な子は10人くらい(園児100人中)いたのが、近年では1人とかそんなもんだそうで。それがローカルな事情にすぎないのか、全国的にそうなのか知らないけれど、仮にローカルな事情としても、ご近所のお医者さん対応が変わったとか何か要因があるのかもしれない。

ネットで調べた範囲だと、またろうが幼いころはわりと厳格な除去食が流行りだったのが、今は徐々に慣らしていくほうが主流なのかな?


この新しい常識は、この先もうずっと変わらないのだろうか。あるいは、私の目の黒いうちにまた変わっているのだろうか?

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