アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

若気の至り選曲の後続手

2017年11月02日 | ピアノ
何度か書いておりますように、なるべく「若いうち」に手に当てておいた曲を何年かあとにまた弾いてみるというのはオイシイ。

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しかし私の場合、今よりずっと下手だったころに今よりずっと怖いもの知らず…というか「若気の至り(←既に若くはなかったんじゃないかというツッコミは却下。ともかく今よりは若かった)」で難曲好きだったので、今となっても怖くて拾いに行けない大暴投が多数。

【手が付けられない曲たち】
ラフマニノフ エレジー
ショパン ノクターン13番
ショパン バラード一番
ショパン バラード三番
ショパン スケルツォ二番
ラヴェル 道化師の朝の歌
など

つい先日のレッスンのとき、おゆき先生がふと「アンダンテさんは、(ショパンの)バラード一番を弾いたことあるのよねぇ。どうやって弾いたのかしら??」と不思議そうにしていたが(爆)、不思議なのもモットモである。

今よりずっと和音などが頭にも手にも馴染んでいない状態で、どうやってそういう曲を弾いていたのかというと、

まぁほら、まったくピアノを弾いたことのない大人が突然「どうしてもタイタニックが弾きたい」とか言い出して一音一音拾って数か月かかってその一曲だけなんとか弾くってあるじゃないですか。そんな感じで。

それで、もちろんそんなんで素敵に弾けるわけはないので、そういう「大曲」は自分用にして人前には出さないというのがセオリーなんだけれど、私の場合それでもあえて人前で弾くということをしていた。

かなり前の話なので、最近ピアノ練習会などでご一緒している方々あたりはほとんどそういうのを聞いたことがないはずだけれど、ばっかいず世話係さんとくさぴあさんは聞かされている。くさぴあさんは私のバラ1を聞いたことがあるという貴重な証言者(笑)で、おゆき先生に「それでもなんとかそれなりに弾いていた」と言ってくれたとか。

ロミジュリも、本番(おろしあおふ)で弾いたときというのは、どのみち家で落ち着いて弾いても弾けたことが一度もなかった複雑な進行のページを、なんとか「ふつうは弾けてる人がちょっとあがっちゃって焦っちゃって崩れちゃった」ようにも聞けなくはない、という感じに強引にまとめて(^^;; 切り抜けていた(!?)。

どうも、「どうせ弾けない曲だから」と腹をくくったときの私はメンタル強めらしいのである。

その一方で、「今回はなんとか弾けるかも!!」というところにこぎ着けたときには欲が出るというか、
今年夏の「音楽の星座」のモーツァルト 二台のピアノのためのソナタみたいに心臓バクバクで弾けるイメージが持てないなんてところまでてんぱっちゃうこともあるし、

こないだの豊洲ファツィオリで弾いたロミジュリみたいに、定着したつもりの暗譜がアレッと思った瞬間ふっとんじゃうこともある。

そんな具合で、だから本番でよりよい演奏ができるかっていうと、なかなか絶対ともいいにくいんだけれど、それはともかくとしてずいぶん中身が前進したことは確かで、ロミジュリは今年改めて弾いてみてほんとによかったなぁとしみじみ思うのである。

…そうすると、調子に乗ってしまい…

そろそろいきますか?? 大曲の第二ラウンド!?

もちろん、11月のばんたの、12月の発表会(3つ)が終わるまではそんな場合じゃないので、来年の話ね。

そう、もちろん、来年の話ね(←だいじなことなので二度いいました)

と自分に言い聞かせつつ、ちょいと試しに数ページ弾いてみたらば楽しくて、いやー私って弾けない曲を地道に音拾って並べていくのけっこう好きなんだよね。最近ちょっと忘れてたわ、この気持ち。

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