アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

遺伝の話続き(RHマイナス)

2017年11月10日 | 生活
「優性・劣性」(改め顕性・潜性)にまつわるしょうもない思い出話を書きましたが、この関連ではもうひとつ忘れたくても忘れられないエピソードがあるんです。

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それは、大学生のとき。私とよしぞうは無謀にも学生結婚話(大学卒業と同時に結婚し、二年間は大学院生をする)を進めていたのですが、なにしろ母にとっては「娘が行き遅れない」ことが至上命題だったので基本的には賛成してくれてました。(よしぞう父とか猛反対だった。そりゃそうだ)

ところが、「あること」を知って、母が突然「そんな人と結婚することない」と突然反対したことがあったのですが、さてその「あること」とは何でしょう。

ノーヒントだと一生当たらないと思われますのでさっさと言っちゃいますが、それは
「血液型RHマイナスのきょうだいがいたこと」です。なんのこっちゃ。

なんでそんな話題が出たのか覚えていません。ただの雑談だったと思われますが、そのことを知った母は
「そんな稀な人がそんな近くにいる人はダメ」と言い出したんです。

何がダメなのかというと、輸血するとき血液が見つからなかったら困る、とか、出産のとき母子の血液型が不適合だと云々。というんですが、そんなことで結婚どうこうする人いますか? っていうかそもそも

よしぞうはRHプラスなんですがっ(笑)

・でもきょうだいにマイナスの人がいるんだったら子どもが生まれてみたらマイナスかもしれないじゃない、遺伝なんだから。
・うちの家系(?)にはそんな人(RHマイナスの人)はいませんっ!!
#そうなのかな、仮にいたってわざわざお母さんに申告してくれるわけじゃなしわからないんじゃない??

とかいうんです。すごい。

そこで、「よしぞうは確かに遺伝子『+-』かもしれないけど、お母さん、そん~なに自信があるんだったら私は『++』なんでしょ。だったら何人子どもを産んでもRHプラスしか生まれないよ」とご説明申し上げたのですが、「アンタはいつもそうやって理屈をこねてごまかそうとする!!」と怒り心頭。いや何も嘘は申しておりませんが

母「そんなの絶対なんてないじゃない。マイナスのほうが遺伝するかもしれないんだから」
私「つまり、もしRHマイナスの子どもが生まれたとしたら私も『+-』だったわけで、それっておあいこなんじゃ??」
母「何わけのわからないこといってるの!! いい加減なこといって!!」
#いやだから騙してませんよ

私「仮に子どもがマイナスでも、私がプラスで子どもがマイナスなのは不適合の心配ないですよ?」
母「…だからー、マイナスの子どもが娘だったら結婚のとき差別されるかもしれないじゃない」

(o_o;; そんなの日本広しといえどお母さんくらいですぅ

RHマイナスが稀といってどんな率かといえば、人種によってずいぶん違うらしいですが日本人の場合200人に一人くらいだそうです。そこから考えて遺伝子『+-』の人はどのくらいいるのかを考えてみると、

まず日本人の遺伝子プールの中でマイナスの割合をpとします。それがランダムに混ざっていると仮定して

遺伝子『--』でRHマイナスとして生まれる人の割合は、pの二乗 = 200人にひとり = 0.005
よってp = 0.071くらい。ざっくりマイナスのほうの遺伝子は7%くらい存在してることになります。
(この計算を示して、「そこまで稀な遺伝子じゃないんだよ」といったらまたうそつき呼ばわりされた)

遺伝子『++』の人は(1-p)を二乗すればいいから0.863くらい。ざっくり86%くらい。

残りの人が『+-』(ヘテロ)だからざっくり13%くらい。

日本全体で見ると13%くらいの人がプラマイを持ってる。

それが、きょうだいでマイナスの人がいることがわかってるプラスの人というふうに限定すると、『+-』である率は2/3つまり67%くらいになるからまぁ多いっちゃ多いんですがね。

だから何。。


というか、私の母がそんなことを言い出したのは、実際のところ血液型がどうこうじゃなくて、娘を早く結婚させることがよいと思って後押ししてきたけど、手元から離すのがほんとうのところは嫌で自分でもわけわからない反対の気持ちが押し寄せてきているところだったんでこの話にかこつけたんだと思われます。だから図を描こうが計算しようが言葉を尽くして説明しようが、聞く耳は持たない。そういう問題じゃないわけです。

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コメント (2)
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