そういえば「音楽」という言葉は、音読み+音読みの二字熟語で、「やまとことば」ではなさそうなので、どこかの時点で輸入された言葉なんですよね。その前から歌をうたったり笛を吹いていたはずだけど。
考えたこともなかったなぁ…
←お坊さんたちの声明が「音楽的」でびっくり
というわけで、放送大学の講座第一回は「音楽とは何か」ということから始まりました。それがわかったらピアノがうまくなるかどうかはさておき…
この講座は「わかる音楽史」というのがテーマだそうです。作品そのものより、背景の社会構造や思想、楽器と奏法、そして作品の受容と評価のように、周辺を学んでいく。もちろんその結果、作品理解につながったりもするだろうけど。
【大まかな時代区分】
8世紀~ 中世
15~16世紀末 ルネサンス
17~18世紀前半 バロック
19世紀 ロマン派
20世紀 現代
英語ならmusicだけど、その元となったのはギリシャ語「ムーシケー」だそうで、それだけじゃなくて、音楽用語はギリシャ語起源のものが多い。メロディ、リズム、和音(harmony)、あるいは楽器の名前とか。
(チェンバロと、シンバルが同じギリシャ語から来た別の形だって。マジか!)
日本語の「音楽」は、中国から来た言葉だけれど、その言葉を輸入したときには、元々日本にあった、今でいえば音楽活動にあたるようなこと(「あそび」「うたまい」)は今せず、外来の雅楽や仏教楽を指していた。それが、明治に入ってから、西洋から取り入れた音楽を主に指しつつも、日本に古くからあった活動も含み、広く「音を操作する活動」を指すようになった。
そうなった「音楽」というのは、musicなど西洋諸語のちょうどぴったりした訳語として機能している。
ギリシャ語の「ムーシケー」を輸入する前のローマ、あるいは、西洋音楽と、music等の訳語としての「音楽」という言葉を持つ前の日本では、実際には既に音を操作するいろんな活動があったのだけど、それはたとえば祭りの笛として、あるいはお坊さんの声明として、なんらか別の活動の文脈に埋没していて、音の活動の部分だけをあれもこれも合わせて「音楽」として捉えていなかった、と、そういうことをいいたいらしい(この授業では)。
で、そうやって捉えた「音楽」というものが、日本に元からあった「(管弦の)あそび」とどう違うかというと、「音楽」は人が操作して得た音を文脈から切り離して捉えるもので、西洋音楽のコンサートならば、コンサート・ホールとかで外の音を遮断するところから始まるけれど、平安時代の「東遊びの耳慣れたるは」波風の音など自然音と相まって、おもしろく場所に調和して聞こえると(参考:「源氏物語」)。
そのへんまでが第一回。
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←またろうがイラストを描いた本(^^)

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考えたこともなかったなぁ…

というわけで、放送大学の講座第一回は「音楽とは何か」ということから始まりました。それがわかったらピアノがうまくなるかどうかはさておき…
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19世紀 ロマン派
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英語ならmusicだけど、その元となったのはギリシャ語「ムーシケー」だそうで、それだけじゃなくて、音楽用語はギリシャ語起源のものが多い。メロディ、リズム、和音(harmony)、あるいは楽器の名前とか。
(チェンバロと、シンバルが同じギリシャ語から来た別の形だって。マジか!)
日本語の「音楽」は、中国から来た言葉だけれど、その言葉を輸入したときには、元々日本にあった、今でいえば音楽活動にあたるようなこと(「あそび」「うたまい」)は今せず、外来の雅楽や仏教楽を指していた。それが、明治に入ってから、西洋から取り入れた音楽を主に指しつつも、日本に古くからあった活動も含み、広く「音を操作する活動」を指すようになった。
そうなった「音楽」というのは、musicなど西洋諸語のちょうどぴったりした訳語として機能している。
ギリシャ語の「ムーシケー」を輸入する前のローマ、あるいは、西洋音楽と、music等の訳語としての「音楽」という言葉を持つ前の日本では、実際には既に音を操作するいろんな活動があったのだけど、それはたとえば祭りの笛として、あるいはお坊さんの声明として、なんらか別の活動の文脈に埋没していて、音の活動の部分だけをあれもこれも合わせて「音楽」として捉えていなかった、と、そういうことをいいたいらしい(この授業では)。
で、そうやって捉えた「音楽」というものが、日本に元からあった「(管弦の)あそび」とどう違うかというと、「音楽」は人が操作して得た音を文脈から切り離して捉えるもので、西洋音楽のコンサートならば、コンサート・ホールとかで外の音を遮断するところから始まるけれど、平安時代の「東遊びの耳慣れたるは」波風の音など自然音と相まって、おもしろく場所に調和して聞こえると(参考:「源氏物語」)。
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