アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

不要不急の曲を弾くGW

2021年04月29日 | ピアノ
先日の会で、シューベルトのアルペジオーネ・ソナタを聞いた。ふつうはチェロとピアノで弾くと思うけど、ピアノ二台で。

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なぜピアノかというと、会の直前に指を骨折された方が、急遽片手で旋律を弾く方法の参加に切り替えたからなんだけど…考えてみればそれもすごい話で、伴奏も難しいし、チェロパートをピアノで弾くのもこれまた難しい。

直前からでこんな曲を演奏まで漕ぎつけたこともすごいけれど、演奏もよくてなんか響くものがあった。シューベルト…まぁ何度か弾いたけどもそのたびに合わないなと(^^;; もうシューベルトやめとこうと思うのにまたなんかの機会で心ひかれて。。

合わないというのは何かというと、まず聞いた感じより絶対弾きにくいし、なんかまとまり悪いというか長くて、アラも目立つし、どこからどう見てもコスパのいい曲ではない。

で、もうやめとこうと思うのに…思うのに…

なんか気になるんだよねぇ。それで、心の中で反芻しているうちに、突然、シューベルト即興曲のOp.90-3が弾きたくなって。(脈絡なさすぎ)

強いて「脈絡」といえば、「大作曲家たちの履歴書」を読んでいて、ウィーンオンで弾くならモーツァルトよりシューベルトがさらにぴったりな感じするなぁ、とか思った、というのがある。ウィーンオンというのは、例年ならばウィーンオフなところ、コロナの年にはオンライン開催になるもの。去年はベト様で参加し(ソナタ28の一楽章)、今年はモーツァルトと思ってたんだけどね。

今からシューベルト弾けないし。と、思考はそこで打ち切ったはずなのだが、アルペジオーネからシューベルト気分になったときに、突然結びついてOp.90-3になったということだ(たぶん)

Op.90-3は弾いたことあるけども、ウィーンオンの締め切りはもうすぐなのでいくら解凍しても間に合わない。つまり今からOp.90-3を弾いてもどこで弾くという話でもなく、単に弾きたいだけで不要不急の…いやまぁ、それをいったら私のピアノなんぞすべてが不要不急で、でもその中でもなんのあてもないシューベルト弾くってのもいいんじゃない? 不要不急の外出を避けるとなると予定すっかすかのGWに。

それでさっき弾いてみてたんだけど…これがとても楽しいの。

まず、この曲がなんだか今のめるちゃんにとても合っていて、いい感じに響くんですよ。

それで、もちろんほぼ忘れてるからぎこちない部分が多いけれど、音がわかる(つかめる)部分であれば、なんか前に弾いたときと違う…弾きやすい…ところもある。試しに、弾ける部分だけやや速めに弾いてみると、しっくりくる。

おもしろい。


* 百均で猫のブックエンドを見つけて、かわいいと思って買ってしまったがまだ本棚がないので窓際に置いてみた

GWに、本の整理ができたらいいなと漠然と思ってたけど、本棚が間に合わなかったのでそれは諦めて、昔弾いた曲の棚卸し。忘れて弾けなくなった部分と、なんだか弾きやすくなった部分と、そのころの自分と今の自分がどういうふうに違うのか。ほかの人に気づかれないくらいの変化であっても、自分だけのなんかプレシャスな楽しみですよね。

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