[ 聞く / お茶 / 醜悪（カイツール） ]より・ご当地菓子の恐怖

　事あるごとに茶菓子をたかりに来る友人から料金を徴収することにしたら、金は払うから少し凝ったモノを作ってくれと頼まれた。
　面白がって本に載っていた、外見だけは恐ろしく整っている、この国ではちょっと使わない材料をふんだんに使い、ハーブとスパイスの効きまくった外国の菓子をその国のレシピ通りに作りまくって振る舞ったら、一ヶ月足らずで根を上げて謝ってきた。