カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

『初雪』と【笑顔】より・初雪に踏み初めにしは我の跡

2015-09-24 23:42:35 | 物書きさん、お題です
 子供の頃は柔らかく積もった絨毯のような新雪に始めて足跡を付ける時、まっさらの新しい道が自分の為だけに現れたような気がして、とても心が浮き立ったものだ。
 やがて雪が私の周りだけではなく周囲一面にもまんべんなく降り積もり、私と同じように足跡を付ける人がいるのだと知った時、私にとって、雪は「ただの雪と」なり果てた。
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