カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

骨董品に関する物語・二客のフォーチューンカップ

2020-03-31 20:52:52 | 突発お題

 彼と彼女はお茶の時間になるとそれぞれのフォーチューンカップに決まりきった動作で紅茶を注ぎ、飲み終わった時に現れる託宣を確認し合うのだが、何故か常に正反対の答えしか出ないので、つい意地になってカップに新しい紅茶を注ぐ。
 そんな託宣が只一度だけ全く同じ答えを示した時、二人は託宣通りに別れることになった。
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