ある偉大な女性は、天使とは花を振り撒く存在ではなく弱きものの為に戦う存在の事だと言葉を残した。だから自分は、多分天使とは弱きものの為に戦いながらも花の美しさを愛でることを忘れず、その美しさを世界に振り撒く程には心に余裕のある存在なのだろうと勝手に思っている。
ある偉大な女性は、天使とは花を振り撒く存在ではなく弱きものの為に戦う存在の事だと言葉を残した。だから自分は、多分天使とは弱きものの為に戦いながらも花の美しさを愛でることを忘れず、その美しさを世界に振り撒く程には心に余裕のある存在なのだろうと勝手に思っている。
本当なら絡み付く蔦のように、いつだって貴方を私の元に留め置きたいのに、空と土から切り離された貴方はたちまち種も実も結ぶことなく萎れ果て、私の指の隙間から零れ落ちてしまうだろう。だから私は貴方の代わりに切り取った小さな花を胸に飾り、私の元で萎れるに任せるのだ。
常に何かを書いていないと死ぬのではないかと心配するレベルの友人の誕生日に細かい細工が入ったケース入りのメカニカルペンシルと手帳を贈った。後日、相変わらず手帳片手にペンを動かす友人に何を書いているのかと尋ねると手帳を見せてくれたが、とても判読出来る字ではなかった。