あられの日記

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在りし日の王宮

2016年06月13日 05時22分17秒 | ベトナム旅行記
フエの王宮の太和殿を見学後、資料館へ移動しました。いや、本当は宝物殿といきたい所ですがね。フエの王宮に君臨していたグエン王朝は、フランスに占領され植民地となり、ベトナム戦争の舞台となり破壊され、王宮の建物すら80%が破壊されちゃったのです。となると、めぼしい宝物が残ってる訳がない!なので、資料館ね~。
とはいえ、フランスが植民地支配していた時代には既に写真機が存在していたのですよ。芸術の国ですからね。誰かが在りし日の王宮を撮影してくれてました!という事で、資料館で撮影した写真の数々を紹介します。

たぶんゲエン朝の皇帝と重臣達と思われます。

ベトナム戦争で破壊される以前の王宮の建物。

何じゃろか?80%が破壊という事だから、赤い色が破壊されて現存してない建物群と思われます。

国璽。複数置いてあったから、皇帝毎にデザインが違うと思われる。

建物を移動する。上の画像の右手の回廊は復元されたもの。

この区画に派手は馬車があった!

観光客目当ての馬車だと思うけどさ。ここさ、一応世界遺産の敷地内なのね。観光客目当てのなんちゃって~が営業してて問題ないのかな?王宮の敷地の外でやってるなら問題ないんだけどさ。背後の門も安っぽく見えるし、ダメでしょ?私の判定ではアウトですわ。
さて、資料館に入る。





これ、くるくる変わった皇帝達。フランスの傀儡の皇帝ですし、フランスの意向に沿わない皇帝はチェンジになりました。属国の悲哀ですね。





さて、資料館見学の後は、復元された回廊を移動。

私「え~と?映画のセット?安っすいテーマパーク??」
チュンさん「違います。赤色はラッカ(漆)です。ペンキじゃないよ」
とか言われてもさ~。ラッカーって響きが安っぽいんだもの…。

日本人にとって赤い鳥居とかなら許容範囲なんだけどね。もしくは江戸時代に流行った落ち着いた赤色の神社の建物なら受け入れる。でもさぁ~。この赤はないわぁ~。
とかぼやいていたら、赤い回廊の外に不思議な風景が見えた。

微妙に凸凹してるのがかつては構造物があったのだろうと想像が出来…。
「早稲田大学が発掘調査した場所です」
今、フエの王宮は、各国が競って復元作業してるんだって~。復元…。
まるで高度成長時代に流行った鉄筋コンクリート製のお城の天守閣を乱立したあれに似てそうね。観光客は無責任な感想を述べるのであった。とかディスってたらば、復元作業を終え、美しくかつての外見を甦らせた建物に案内された。
あるんじゃん!早よ見せろや!

*明日はgooブログのメンテナンスがあるので、更新は12時半になります。
コメント
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