あられの日記

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杉並さんぽ1長屋門と西郊ロッヂング

2018年06月07日 05時44分24秒 | 歴史散歩
2018.5.20代々木公園イベント広場でベトナムフェア→東京メトロ副都心線明治神宮前駅→新宿3丁目で丸ノ内線乗換→荻窪駅に12時到着。代々木のイベント広場を出たのが10時56分だったから、移動で1時間もかかった!びっくり。
さて、この日の散歩の杉並さんぽの目的地は当初、尾崎熊野神社の大クロマツとジョサイア・コンドル設計の妙法寺の鉄門のみでした。杉並区荻窪と阿佐ヶ谷と高円寺はメジャーな地名です。せっかくの初さんぽなので、もう少し肉付けして歩きたい!と調べたら、私が知らないだけで、見どころいっぱいでした。
では、お散歩開始。横浜で豆をこしらえた両足指には、絆創膏を貼って準備も万端です。歩くぞ〜!!
1)長屋門

東京メトロ荻窪駅6b出口から徒歩数分、住宅街に突然時代を経た門が現れます。
門の前に明治天皇荻窪御小休所の石柱が建ってました。
門を見学。

長屋門は門の左右に部屋があります。かつては使用人の部屋になってた長屋門も多かった。

ここは史跡になっていて、長屋門の左右はただの空間になってました。
ちなみに、門ですから門の奥にはかつては名主の家があったのですが、現在はビルが建っています。
WEBの海を探したら、この長屋門は明治天皇が行幸するとき、名主の家の茅葺き屋根の茶屋風の建物に立ち寄ってたとか。複数回。
で、時は流れて戦後、史跡を代々大切に守り継いできた名主の子孫は、敷地を三鷹市に譲渡する際、長屋門と御小休所を現状のまま残して欲しいと条件をつけた。ビル建設の際、長屋門を移転保存したそうです。
あれ?長屋門はともかく、御小休所の建物を見た記憶が〜?あったっけ??

長屋門前の道を東へ数百メートル西郊ロッヂングに到着。

2)西郊ロッヂング
現在は新館を賃貸アパート西郊ロッヂング、本館を割烹旅館・西郊として使用。

元々は1938年(昭和13)に賄い付き高級下宿として建てられた建物です。国の登録重要文化財。
本館の建物は木造2階建て、スレート葺き屋根(一部鉄板使用)、建築面積473平方メートル、1階は玄関・広間・厨房で2階は宿泊室。
新館はL字型、木造2階建て、建築面積145平方メートルで部屋数13の集合住宅。


通りをさらに東へ。次の目的地は黒川紀章設計の図書館です。図書館の西に読書の森公園があるので、そこから入ろうと思う。

通りは駅からすぐだというのに住宅街で、昭和テイストの建物が次々に出てきてあるくのが楽しい。
満開のジャスミンがいい香り。
あ。ここが読書の森公園かな?
公園の入り口に説明板があった。
「井荻村(杉並区清水)へ引っ越してきた当時、川南の善福寺川は綺麗に澄んだ流れであった。整列な感じであった。知らないものは川の水を飲むかも知れなかった。川堤は平で田圃のなかに続く平凡な草堤だが、いつも水量が川幅いっぱいで、昆布のように長っぽそい水草が流れにそよぎ、金魚藻に似た藻草うあ、河骨のような丸葉の水草なども生えていた。
私が不思議に思ったのは、この土地の人はこの綺麗な川に、なぜ鮎を放流したいのだろうということであった。去る大正10年頃、甲州の河口湖、精進湖、本栖湖に、鮎の卵の植え付けが試されて以来、関東各地の河川に鮎の稚魚を放流する行事が行き渡るようになっていた。安達さんという釣り好きの代議士が内務大臣になると、富士川支流の下部川や常葉川に川マスを放流させ、釣り師たちを刺激して画期的な出来事だと喜ばせた。善福寺川のように湧水地から出る水流なら、鮎だけでなく川マスの放流も不可能ではない筈だ
 新潮社 井伏鱒二「荻窪風土記・善福寺川」より。
井伏鱒二は、夏休みの読書感想文御用達の「山椒魚」「屋根の上のサワン」「黒い雨」の作者です。
名前が示す通り、井伏鱒二は釣り付きだったんだって(wiki情報)更に調べたら広島県福山市生まれで奥さんが甲府市出身。戦時中は甲府に疎開。被災して広島県福山市の生家に再疎開。戦後も度々山梨を訪問。
とのことなので、こんな文章を書いたのかも?

緑の公園で一服。東屋のそばの池には睡蓮が咲いてました。
さて、杉並区立中央図書館の建物が一番カッコよく見えるのはどこだ??
探してたら、まさか!!なものが目の前に。

ガンジーさんです。
え??なぜに杉並にガンジーさんがいるの?? 明日につづく

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