アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

南の川から(気まぐれダイアリー)6月12日

2024-06-12 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

  おはようございます。四万十は、晴れ。

梅雨晴れ3日目の朝の川は、無風。

スベスベの水面を、笹濁りの水がゆっくり流れていきます。

足元の川原は、草ぼうぼう。無精ひげを生やしたヒトのように。

しばらく大きな増水がない(沈下橋をこえるほどの)川は、

暴れ水に洗われてないので、水は濁りやすく、川原は草が生えホーダイなのです。

 

「被害もあるけど、大水出るということは自然にとったら必要なことなんよ。

川はいっとき濁るけんど、そのあとかならず澄んできよる。

そしたら、川の石には新しいコケがつく、これも大事なことよ」野村春松

 

さて、この梅雨は、川を(川底まで)洗うほどの大水がでるかな?どうかな?と

ぽけっと沈下橋から空をながめていたら、青空は、みるみるうちに曇っていきました。

今日の最低気温は、18、8度。

 

 最高気温30、5度。午後は、晴れ。

モクモク白い雲がうかぶ青空から、夏のさきがけのような強い陽ざしが照りつけます。

なまぬるい南風に、白百合の花が、ユラユラ揺れてます。夏ですねぇ。

もうすぐ真夏、裸族の季節。

お腹をへこめねば、と川沿いの細道を、1時間ほどヨタヨタと走りました。

だれっちゃとおらん(動物のほうがおおい)せまい道を、汗をカキカキ走っていくと、

日傘をさし、シックな黒いワンピースを着た、

細面の青白い顔にマスクをした若い女の子が、前からあるいてきました。

ん?原宿のほうが似合いそうな女の子が?何故こんなところに?

 

かるく会釈をしてすれちがった僕は、その女の子もすがたに、

子供のころに流行った、口裂け女のことを思い出して、聞いてみたくなりました。

まさか、口裂けてないですよね、と。

(そういえば、こっくりさんも流行ってましたなぁ。今でも、やってる人っているのかな)。

そして、おんちゃんは(僕は)、Tシャツを着ていてよかった、よかったと胸をなでおろしたのでした。

夏は、上半身ハダカで走っているコトも多いので。

 

閑話休題。走り終えたあとは、岩の斜面から湧きでる水を、ゴクゴク飲みました。

ぷはーっ!生きかえる!石清水は、先日の大雨の影響がまだのこっているのでしょう、

まだ、ほんの少し土臭さが混じってますが、不自由なく美味い水が飲めるコトが、なんともうれしくありがたい。

(春先の水が、一番スッキリとして美味し)

 

「簡単にいうと、いま地球に存在する飲料水にたいして地球上で生活する人間の数が多すぎて、

すでに世界には清潔な水が手に入らない人が9億人近くいる。

このままでいくと10年後、20年後にはこの数が加速度的に増えていく、ということがはっきりしている。

2008年の世界の人口は67億人。

国連の統計によると2025年には80億人に増加するという。

また水不足で不自由な生活を強いられている人の数は、2025年には55億人に達すると推算されている」

「水惑星の旅」椎名誠著

ブルーゴールドと呼ばれる水。

21世紀は、水(ブルーゴールド)をめぐる争いの世紀になるだろう、といわれてます。

ノルウェー、カナダ、アイスランド、ブラジル、インドネシア、ニュージーランド、そして日本。

水資源に恵まれた国に暮らしていると、水の危機を、どこか他人事のように思ってしまいます。

(僕個人は、豪州の焼けつくアウトバックを旅したとき、身をもって水の大切さを知りましたが)

 

世界の人口がふえれば、1人あたりが使える水の量はへる。

水の汚染がすすめば、人間にとって使える水はへる。

(この国でも)安全で美味しい水が飲めなくなる日常は、遠い未来のコトではないのかもしれません。

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南の川から(気まぐれダイアリー)6月10日

2024-06-10 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

雨に洗われた山の緑はクッキリ、空気はスッキリ、

風はヒンヤリ、気持ちのよい梅雨晴れの朝です。やっほう。

 

朝の川は、ウグイス色の水が、サァサァと速く流れています。

四万十川の水位は、平水+2、7メーター(川登)↓ ダム放流量は、214㌧↓

今日の最低気温は、17、7度。

 

 最高気温26、4度。午後は、曇り。

濡れて黒いアスファルトは、たくさん散らばった小花の芥子色があざやかです。

アカメガシワの花です。梅雨の大雨が、初夏の花を散らしていきました。

その脇の斜面では、ピンク色の花が南風にゆれています。雨が似合う花、レインリリーです。

南国土佐は、ジメジメ、ムシムシ、湿って蒸し暑くなかなか不快な長雨の季節に。

でも、雨がよく降る梅雨どきの川は、水量たっぷりで、ふとくはやく流れるコトもおおく、

カヌーで、長い距離をスイスイとくだりたい方には、なかなかよい時期です。

(トゥマッチな水量で、下れないコトもよくありますが・・・)。

 

源流から河口まで川の高低差が小さい四万十川は、

クネクネと大きく曲がりながらゆったりと流れるので(おまけに夏場は向い風だ)

平水時の川は、距離をかせぐのが、なかなかタイヘンなのです(江川崎~下流域)。

 

思えば僕がはじめてカヤックでこの川をくだったのは、ある年の梅雨の半ば。

連日の雨に、川原のテントに閉じこめられていた僕は、

梅雨の晴れ間をまって、レンタルカヤックで四万十川をくだりました。

 

梅雨晴れの川は、平水時よりも水位が2メーターほどたかく、笹色の水の流れは、ふとくはやい。

ギラギラ照りつける太陽のした、少し冷たい川の水がとても心地よい。

はやい流れに艇をまかせて、グングンくだり、初日は30キロほど。

水位が少しさがった2日目は、25キロのほどの距離をくだりました。

それでも、午後の早い時間には、

目的地についてしまったので、そのあとは、近くの支流で川遊びをしたのでした。

 

よい面もある長雨の季節の川。

梅雨晴れの四万十川を、カヌーにのって長い距離をくだれば、ユカイ!ツーカイ!ソーカイ!です。

都会(マチ)の長雨に、ココロが雨漏りしそうになったときは、少し足をのばして。ぜひ!

*増水時の川を下れるか?否か?の判断は、くれぐれも慎重に。

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南の川から(気まぐれダイアリー)6月9日

2024-06-09 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 本日(6月9日)四国地方も梅雨入りです。

 

四国地方が梅雨入り 平年より4日遅く 梅雨入り早々に大雨警戒(気象予報士 日直主任)

今日9日(日)、気象庁は四国地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より4日遅い梅雨入りです。梅雨入り早々、大雨に警戒が必要です。

tenki.jp

 

 最高気温20、8度(最低気温18、9度)。

ガシャガシャ、シトシト、ザァザァ、にぎやかに降る雨。

大雨の(梅雨入りの)サンデーです。雨は、夜には止みそうです。

 

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+1メーター(川登)↑(家地川ダム&津賀ダム)ダム放流量は383㌧↑

週明けの川は、水量たっぷり。カヌーで長距離を下るには、よい良い流れとなりそうです。

梅雨入り初日の空気は、ひんやり。

押し入れから厚手のフリースをひっぱりだして着て、下半身をシュラフに突っこみ読書です。

 

「カヌーで行く時は、他の乗り物と異なり、目に入るすべての風景は自分の腕で稼いだものだから、

それだけ感銘も深い。この山の向こうにどんな世界があるのか、とカーブを曲がる時は胸がときめく」

 

「江川崎を過ぎると、四万十川はおだやかになり、大河の風貌を帯びる。

しかし、流れは早く、深い流れにのって滑るように下っていくのは気持良かった。

山また山が折り重なり、そのすそを縫って川は流れた。人間の音が全くない。耳に入るのは山の音だけである。

今日は一日、漕がず、フネの中であぐらをかいて流されるままに下った。

黒尊川の流れこみで上陸。早々にテントを張る」

 

『川にかかった橋を渡って対岸の部落の小さな食堂に入った。

「アイスクリン50円」と張紙のある戸を開けて入ると、一人の酔漢が抱きついて来た。

良く来た、と僕の手をしっかり握る。酔っぱらうとやたらと人恋しくなる人らしい。

いっかな手を離さないので、片手でウドンを食っていると、奥さんが迎えに来た。

酒が入るととても楽しくなる人で、それはいいのだが、この間は部落の葬式で失敗した。

初めはシンミリ飲んでいたのだが、酒が回るにつれて幸福になり、つい酔った時の口癖がでた。

彼はいったのである。「今日は実にユカイである。こんなに楽しいことはない」

おまけに「ヨサコイ、ヨサコイ」と踊ってしまった。「ヨサコイ」とは今夜飲みに来い、という意味だ』。

 

『四万十川の美しさは日本随一であろう。

水質、魚の多さ、川をとりまく自然、川から見た眺めの美しさ、いずれも日本の川では最高だ。

日本人が汚し始める前の自然が、川がどんなものであったか知りたければ、四万十川を見に来るといい。

部落の人はいう。「山や川が好きな人にゃここは天国じゃ」

しかし、天国には若者は住めないのだろう。

彼等をより強く惹きつけるのは美しい自然より、ゴミゴミした都会の汚濁の巷だ』

「日本の川を旅する」四万十川編より 野田知佑著 1985年発行 

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南の川から(気まぐれダイアリー)6月7日

2024-06-07 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

白い雲が、のったりながれゆく透きとおった青空。

雨粒をまとい、朝日にキラキラかがやく青葉の山。 

つるりとした水面に、青と緑をうつしてゆったり流れる川。

昨夜の雨が、美しい水無月の朝をつくりました。うーん、ビューティホー。

家にもどる途中。

ガリッ!岸辺の野生化したスモモのまだ青い実をかじれば、

わかい夏のあまずっぱさが、口いっぱいに広がっていきました。

*今年は、スモモ、ヤマモモ、ウメの果実が、まったくといっていいほど生ってません。なんでだろう。

今日の最低気温は、16、3度。

 

 最高気温28、5度。午後も晴れ。

ザワザワと青葉風が吹きぬける6月の庭で、

サツキの花といれかわるように、ネムノキの花が咲きはじめています。

そんな、淡いピンク色のネムノキの花を見ると、

僕は、若き日の夏、はじめてのバイク1人旅でのデキゴトを思い出すのでした。

7月の朝、テントのなかで目をさまし外をのぞくと、あたりいちめんミルク色の深い霧に包まれていた。

目のまえに止めた愛車が見えないほどの。

そこは、九州のとある地方の丘陵地帯を走る国道、ドライブイン脇の小さな公園。

 

テントをでて、トイレをすませ、顔をあらった僕は、

ドライブインのベンチに座り、温かい缶コーヒを飲み、タバコを吸っていた。

今日はどこまでいこうか?と考えつつ。

ドルル。深い霧のなかから、排気音が聞えてきた。すると目の前に、中型のオートバイが現われた。

オートバイを降りたライダーがヘルメットを脱いだ。女性ライダーだ。

 

視線があった。

「おはようございます」とアイサツを交わした僕は、おどろき笑顔がこわばってしまった。

中背で細身、背中までの長い黒髪、小顔に薄い唇、涼し気な目元。

その女性ライダーは、僕がうまれてはじめて憧れた年上の美しいひとによく似ていたのだ。

 

どんな旅をしてるのか?などと短く話をしたあと、写真を撮らせてもらった。

霧が晴れてきた公園の木には、淡いピンク色の花が、フワフワたくさん咲いていた。

「じゃあ、このキレイな木の花をバックに」と僕が言うと、

「ネムノキの花ね。ネムノキは、夜になると葉を閉じて、

まるで眠っているように見えるから、 ネムノキという名前なのよ。知っとう?」と彼女が言った。

「ほぇ~そうなんだ・・・」。僕は、出来の悪い弟のようなマヌケな返事をした。

 

そういえば、あの時の写真。押し入れのプラ箱(写真箱)のなかのどこかにあるはずだ。

ナツカシイ、探してみようか?すると、もうひとりの自分がささやいた。

野暮はおよしよ。(思い出補正ずみの)記憶のなかのステキなデキゴトに、と。

ココロの地図には、あの夏のネムノキの花を背景に、彼女の美しい笑顔の花が咲いている。

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南の川から(気まぐれダイアリー)6月6日

2024-06-06 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、曇り。

沈下橋から見あげる早朝の空には、

まだ青空が見えてましたが、時がすすむにつれ青は、小さくなっていきました。

どうやら天気は下り坂、昼すぎには雨になりそうです。

 

風がない早朝の川は、水鏡。

のっぺらとした水面に、緑の山を、白い雲をうつして、のんびり流れています。

デジカメをとりだしスイッチをONに。でも、ああ、バッテリー切れ・・・。哀号。

 

♪かえるのうたがきこえてくるよ♪

岸辺の田圃では、6日ぶりの雨の気配に、かえるたちがヨロコビの合唱をしています。ケロケロ。

今日の最低気温は、16、1度。

画像は、2021年7月撮影。

 

 最高気温24、4度。午後も曇り。

どよんとした曇り空は、いまにも泣きだしそうです。

吹く風はすずしく、熱いコーヒー片手に、ネズミ色の空をながめています。

新月(今夜)の空は、晴れそうもないな、と思いながら。

 

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

焚き火にあたりお酒でも飲みながら、のんびり南国の星空をながめてみてはいかが?

夏でも(月灯りがなければ)うつくしい星空を、流れる星を見ることができます。

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うと快適ですよ。

 

*西土佐江川崎は、星空の街として認定され、日本屈指の天体観測地です。

小さな天文台もあります。四万十天文台

 

空もキレイな四万十。ただカヌーを漕ぐだけではもったいない。

昼間は、カヌー&川遊びで、夜は、月や星空観察で、四万十川の自然を楽しんでみませんか。

のんびり、じっくり、たっぷりと。

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南の川から(気まぐれダイアリー)6月5日

2024-06-05 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、快晴。

ギャー!腕にはしるスルドイ痛みでとびおきた朝です。それは、デカムカデアタック。

〇〇ッキン!と毛布をめくれば、

ヤツは、板の間のスキマに逃げていった(思いのほかすばしっこい)。おのれ、おのれ。

 

気をとりなおして川へ。

大きな橋の上までチャリを漕いでのぼり、川のうえにでれば、

北よりのすずしい風が、汗ばんだカラダに心地よい、

かがやく青葉が、目にまぶしい、緑かおるうまい空気が、心にうれしい。

岸辺に咲いたクマノミズキの黄白色の花も、6月のきれいな風にゆれてます。

ふぅ~。空と川のあいだで、大きく深呼吸。

イヤな気分も四万十の風で吹きとばして、さぁ、本日もスタートです。

今日の最低気温は、14、0度。

 

 最高気温28、6度。午後も晴れ。

まばゆく強い6月の陽ざしのなか、

あたたかな南風が、若葉を、花をキラキラ光らせて吹きぬけていきます。

なんてすてきなしょかのひなんだ。

 

カビが生えやすい長雨の季節にはいる前に(来週には梅雨入りするかも?)、

テントやシュラフ、水中メガネなどの装備を、1階の艇庫から庭にひっぱりだして日干しです。

さて、あとは太陽におまかせさぁ、自分も干すか!と2階のベランダにもどる、

とベランダの片隅に置いてある長椅子の下で、なにかがうごめく気配が・・・。

ん?見ると、ネズミ捕り用の粘着シートに、スズメが貼りついています。マジか!

ここは、夜、ネズミが通るルートなので、

粘着シートをしかけているのだけど、まさかスズメがかかるとは・・・。オゥ、ノゥ。

羽裏、下腹部、足、尾がシートにべったりとくっついて、

囚われのスズメは、口をパクパク、首をキョロキョロと動かしています。

 

そっとそっと、少しずつシートからスズメをはがし、

ほんの少し洗剤をいれたぬるま湯をつかって、やさしくやさしくネトネトをとってゆきます。

スズメは、手のなかでなすがままに。

粘着シートは、もう2週間も置きっぱなしだったので、粘着力は弱くなっていますが、

それでも、ねっとりといやらしくくっついて、とるのは、なかなか時間がかかます。ふぅ。

 

あるていどクリーニングしたあと、ただのぬるま湯をつかい、ていねいにタオルでふきましたが、

羽や足、下腹部には、まだ粘着剤がしつこくからみついていて、飛ぶのはムリです。

さて、どうしようか?と思案し、思わずスズメを手からはなし、ベランダにおけば、

スズメは、今だ!とばかりに、バタバタとベランダから羽ばいていきました。必死のパッチで。

そして、5メートル先の雑草の海にツイラク・・・。あらら。

 

急いで庭におりて、落ちたあたりの草をかり、何度もさがすが、見つからず・・・。

雑草の庭には、たくさんの捕獲者たちがいます。飛べないスズメは、ただの獲物に。

なんとか生き延びてくれると良いのですが。

スズメの暮らしもなかなか大変ですね。なんだか身につまされます。歩きつづけねば・・・。

画像は、ウグイス。

ドスン!とガラス戸にぶち当たったあと、しばらくモンゼツしてました。

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南の川から(気まぐれダイアリー)6月3日

2024-06-03 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 最高気温27、5度(最低気温14、3度)。晴れ。

朝っぱらの四万十の空は、曇り。風がすずしく、2度寝にはサイコーでしたが、

灰色の空は、やがてバッチリ晴れ、陽がてれば、気温がグングンあがって、ん~あつい。

 

日なたの陽ざしは、もう夏のように強い。

でも、(湿度が低く)日かげの風は、まだ初夏のようにさわやかです。

南風にざわめく新緑の庭で、ドクダミの白い花も心地よさげにゆれてます。

 

しかし、もうすぐジトジト長雨とジメジメ湿気の季節(例年の梅雨入りは、6月5日頃)。

(壊れていて使えないとわかっているのに)ぼろエアコンのスイッチをオンにすれば、

ぐおん、ぶわっ!大量の黒いカスが、いっせいに部屋中に飛びちったのでした。哀号・・・。

なにはなくとも、暇だけはたっぷりとあるガイドは、川へ(暇ン十川だ)。

海苔弁と飲み物、文庫本をザックに入れて。

 

川原へおりる細道に、白く高く連なるヒメジョオンの花が、6月の風にゆれてます。

(とてもよく似ているヒメジョオンとハルジオン。・ヒメジョオンの茎は、白い髄がつまっている。

・ハルジオンの茎は、中空。茎をきってみると簡単に見分けられます。*花期はハルジオンの方がはやい)。

先週のやや太く速くながれていた川は、いつものゆっくりとしたながれに。

南風が吹きぬける木陰で、海苔弁をたべ、お茶をのみ、本をひらきました。

 

「人間にとって、きっとふたつの大切な自然があるのだろう。

ひとつは、日々の暮らしの中で関わる身近な自然である。

それは道ばたの草花であったり、近くの川の流れであったりする。

そしてもうひとつは、日々の暮らしと関わらない遥か遠い自然である。

そこに行く必要はない。が、そこに在ると思えるだけで心が豊かになる自然である。

それは僕たちに想像力という豊かさを与えてくれるからだと思う」星野道夫 

 

本をとじ、空をながめてつぶやきました。

この四万十川の自然も(僕にとっては、日々の暮らしの中で関わる身近な自然だ)、

心が豊かになるものであってほしいなぁ、と。

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月28日

2024-05-28 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、雨。

(深夜から降りはじめた雨)今は、時折ガシャガシャと激しく降っています。

ひさしぶりの大雨は、午後まで続く予報。

痩せていた初夏の川は、この雨でモリモリと太り肥満十川になるコトでしょう。

それにつけてもカメムシの臭さよ・・・(昨夜は、大量発生したカメムシが大騒ぎ)。

今日の最低気温は、20、7度。

初夏の岸辺に、南国風の見知らぬ花が・・・。調べてみると、ブラシの木でした。

花の姿は、ビンを洗うためのブラシそっくりですね。

英語ではボトルブラッシュと呼ぶとのこと。

花言葉は、「恋の炎」「はかない恋」。イノチ短し恋せよ老若男女。

 

   最高気温24、1度。

雨は、昼すぎにやみ、雲がゴンゴン流れる夕方の空は、晴れ間がひろがりました。

湿気と温度がグンと高くなった空気と風に、雨の季節も近し、と肌でかんじるこのごろ。

明日以降の四万十の空は、どんなかんじやろか?と天気予報を見れば、まだ晴れる日が多いようで、

この先もしばらくは、「はつなつの光りと風の四万十川」がカヌーで楽しめそうです。

*予報では、今年の四国梅雨入りは、6月半ばころ(平年は、6月5日ころ)。

 

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+3、1メーター(川登)↓(家地川ダム、津賀ダム)ダム放流量は、727㌧↓

今日の雨で、モリモリと太った川。

今週末の川は、カヌーで長い距離を下るには、ぼっちり(ちょうどよい)か、と。

つい先日、川辺に、南国風の赤い花(ブラシの木)が咲いているのを見つけました。

おっ、めずらしい、とその花をながめれば、夏の足摺の海辺をあざやかに赤くいろどる、

やはり南国情緒たっぷりのアメリカデイゴの花を思い出しました。

 

ある年の梅雨から夏にかけて、僕は、高知西南部をバイクでキャンプ旅をした。

透明度がよく、美しく、静かな足摺の海をとても気にいり(四万十川をメインに遊ぶ予定だったのに)、

海辺のキャンプ場にテントを張りっぱなしにし、そこをベースに海や川にゆき、ひと夏をすごした。

 

夏の濃い緑にそまったキャンプ場を赤くいろっていたのが、アメリカデイゴの花(南米原産)。

枝いっぱいにさいた丸みのある蝶形の真っ赤な花は、エキゾチックで南国の海辺によく似合っていた。

1日海でたっぷり遊んで、夕方になると、僕はビール片手に南国の花と海をながめた。

このまま、ずっと夏がおわらなければいいのに、と思いながら。

 

「If you take a flower in your hand and really look at it, it's your world for a moment.

ひとつの花を手に取ってよおく見れば、束の間、世界はあなたのものになる」Georgia O'keeffe 

 

旅の記憶のなかに咲く花を愛でる雨の午後。そんなヒトトキもときには良いものですね。

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月23日

2024-05-23 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

  最高気温21、8度(最低気温17、5度)。小雨のち曇り。

午前中の四万十は、ポチャポチャと弱い雨がふってましたが、

雨がやんだ昼さがりの空は、少しづつ明るくなって、おっ、夜には晴れるかも?と期待をもたせてくれます。

今夜は、満月(フラワームーン)なのです。

 

流域の人口が少ない四万十川。

その川原は、家灯りや外灯などの明かりの影響がちいさく、夜がしっかりと暗く、月本来の明るさを体感できます。

そんな、月や星を見るにもよい川原で、

焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、フラワー・ムーンをのんびりながめるのも、またヨロシです。

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

 

「あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

23日、ちんかばしのかわらでおつきみしますから、

おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」。さのねこ 拝

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

よい月が見える夜に、家にいるのは、すこしもったいないような気分になります。

そして時に月は、ムーンライト・マジックで僕らを別世界につれていってくれます。

 

四万十川で。

月夜の川にカヌーをすべらせ、ムーンライトながれる水面にこぎだす。

月光に、蒼白く照らされた川原、シルエットになった低い山々。

聞こえてくるのは、鳥と獣の声、風と瀬の歌、パドルの音。なんて魅惑的な、ムーンライト・カヌー。

月の岸辺にあがり、シングルモルトウイスキーをいっぱいやれば、思わず月に吠えたくなる。

 

熱風大陸で。

月夜のアウトバックでバイクにまたがり、ムーンライトつくる月大陸を走る。

月光に、白々とだまりこむ土獏。シルエットになった灌木。

聞こえてくるのは、愛車の鼓動、風をきる音。なんて幻想的な、ムーンライト・ライド。

月の丘にのぼり、ビールをいっぱいやれば、思わず笑うオトコに吠えたくなる。

*豪州では、月の模様は「笑う男」と呼ばれている。

 

冬のスキー場で(冬山にこもっている時)。

月夜の山にスキーをすべらせ、ムーンライトてらす(クローズされた)ゲレンデをくだる。

月光に、ほの白くひかる雪面。シルエットになった森と山々。

聞こえてくるのは、スキーのすべる音、風をきる音。なんて夢幻的な、ムーンライト・スキー。

月の急斜にすわり、ワインをいっぱいやれば、思わず月に吠えたくなる。

 

ムーンライト・マジック。

しばし憂き世をわすれて、別世界にうたかたの旅をするのも、またオツなものですね。

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月21日

2024-05-21 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 最高気温32、7度(今年最高)。

最低気温は、13、1度(気温差は、19、6度)。

四万十は、今日も晴れ。

夏のさきがけのようなヤル気にみちた太陽が、照りつけました。ジリジリと。

草むしりをして大汗をかいたさのは、

スッパダカになって、今年初、水道水を頭からザブザブとかぶりました。

ひゃー冷てぇ!おいなりさんもちぢむぜよ。でも、気持ちよか。

濡れたカラダのまま、ベランダのコットの上でトド化して、ぼんやり空を見ていたら、

「沖縄、奄美地方が梅雨入りしました」とラジオから聞こえてきました。

 

梅雨入りの沖縄・奄美 いきなりの大雨 土砂災害・低地の浸水・川の増水など十分注意(気象予報士 日直主任)

今日21日(火)、沖縄・奄美地方で梅雨入りの発表がありました。すでに大雨となっている地域もありますが、沖縄・奄美地方では、この先しばらくは雨の降りやすい天気が続き、...

tenki.jp

 

四万十も梅雨近し、か・・・。そんなコトを思えば、

雨の季節に読みたくなる一節が書いてある本を、本棚から取りだしてふたたびコットの上へ。

「彼は一年にすくなくとも一度は、オートバイで雨のなかを走り、

ずぶ濡れになりたいと感じていて、ほとんどいつも、その感じているとおりにしている。

春おそくから夏の終わりまでの季節にかぎられてくるけれども、

どしゃ降りの雨のなかで愛車ごと、どこもかしこも濡れまくるのは、悪いことではない」

 

「日本語には、雨を形容する言葉が多い。

言葉にあるとおりの雨をひとつずつ体験したいという希望が彼の内部で燃えているようだ。

そして、雨に関するいまひとつの希望は、梅雨なのだ。

沖縄が梅雨入りをするころ、九州の南端で愛車とともに雨を待ちうけ、

九州が梅雨入りしたら、その雨とともに北上してゆく。

中国、四国、山陽、紀伊と、梅雨エリアの広がりにつれてオートバイで走っていき、雨と追いつ追われつする。

こんな調子で本州の北端まで雨とともに走って日本の雨を体験し、

北海道にむかって海峡をこえるころ、雨に別れを告げる。

そして、雨のない北海道で初夏をむかえたのち、本州に帰ってきて、

九州の南端まで、別ルートで走りなおす。こんどは、梅雨明けの夏のなかを走る。

こんなふうに、彼にとって重要な季節感とともに走るツーリングが、彼の希望であり夢であるのだ」。

「彼の後輪が滑った」片岡義男著

梅雨から夏の終わりまでの季節にかぎられてくるけれども、

どしゃ降りの雨のなかでカヌーごと、どこもかしこも濡れまくるのも、またよい経験ですよ。

*レインウェアは必携です。

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月20日

2024-05-20 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

雨あがりの川辺は、雨粒をまとった若葉が、花が朝日にキラキラかがやいてます。

川へ。センダンの小花で埋めつくされた川原にぬける細道をゆけば、

ちょっとこーい!てっぺんかけたか!とニギヤカな声(聞きなし)が聞えてきました。

今日の最低気温は、13、5度。

ホタルブクロの花も咲きはじめています。南国土佐は、もうすぐ雨の季節です。

 

 最高気温30、9度(今年最高)。午後も晴れ。

先週までのカラっとした暑さはどこへやら。

(真夏日となった)今日の日中は、少し蒸す暑さとなって、ああ、もうすぐ梅雨なのね・・・と感じます。

なまぬるい空気の今宵は、ホタル(ゲンジボタル)もよく飛ぶコトでしょう。

 

「そろそろ梅雨支度をしなくては・・・」

雨樋を掃除したり、(冬用の)カーペットを洗って干したり。

でも、よい天気にカラダがうずいたさのは、

エイヤ!と外にとびだして、岸辺の細道を1時間ほどノロノロと走りました。お腹の夏支度のために。

 

ギラリ照りつける太陽のした、

道端にすくっと背を伸ばしはじめたヒメジョオンの白花が、あたたかな南風にゆれてます。

ギュウイ、ギュウイ。風にのって聞こえてくるのは、ハルゼミの鳴き声。

走りおえたあとは、川原へおり、たっぷりと汗をかいたカラダのまま、

少しのためらいのあと、思い切って川の浅瀬に飛びこむ。ザブーン!うっひゃ、冷たっ気持ちE!

バーカ!といってトンビが、頭上をとんでいきました。

 

ギラギラ太陽と蒸し暑さは、川遊びには最高のパートナー。

長雨が、湿気がうっとおしい季節をむかえる南国の川ですが、

晴れていれば、バシャバシャ川遊びも、うれしたのし季節でもあるのです。

 

梅雨~真夏の晴天時のアークツアーでは、キレイな支流でのシュノーケリング、

手長エビさがし、沈下橋ダイブなど、いろいろなタイプの川遊びが、のんびりたっぷり楽しめますよ。ぜひ。

*沈下橋ダイブは1日コースのみ。

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月16日

2024-05-16 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

「風がひやいねぇ」「ひやいっすねぇ」

チャリを走らせながら、散歩中のおんちゃんとアイサツをかわし、沈下橋へ。

朝っぱらの川は、北よりの風がビュウビュウと強く吹いています。

水面には、白ウサギが飛 び、止めた自転車は、吹きたおされ、キャップは、被ってられないほどの。

おーさぶい、冬かよ・・・。ぷるぷる。

うっかり薄着できてしまったさのは、はやばやと川から退散したのでした。

今日の最低気温は、14、0度。

冷たく強い風が吹く今朝の川は、冬のような風情が感じられました。

でも、季節はちゃんとすすんでいて、

昨夜の川には、ふわりふわり飛ぶホタル(ゲンジボタル)の光りが、チラホラと見られました。

南国四万十は、ホタルの季節となりました。

ホタルの光りの川を、カヌー(カナディアン)で下るのもオツな季節に。

 

 最高気温21、1度。午後も晴れ。

♪風が強い日 雲が流れてく 手をのばせば 届きそうな空に 鳥の群れが 遠ざかってく♪

今日は、風曜日。

吠える風は、ベランダの手すりに干した布団もふっ飛ばしていきました。あらら。

 

風の通り道でもある川は、強い風が吹くコトもおおく、風向きは、季節によって変化します。

晩秋~春は、北よりの風(西~北東)が、初夏~秋は、南よりの風(東~南西)がよく吹きます。

*季節によっては、朝と日中で風向きが変わるコトも。雨や曇天、秋の川は、風が凪ぐことがおおい。

 

あたたかい季節の南よりの風は、カヌーには向かい風です。

夏の平水時の四万十川下りは、長いトロ場(流れがゆるいところ)に吹く向かい風のなか、

わっせわっせとパドルを漕がないと、なかなか思うように下っていけないコトも多おおい。

そんな、夏風とトロ場が、距離を稼がせてくれないときの川では

・カヌーの距離を短めにする・川遊びの時間を長くする、とより楽しく遊べますよ。

 

先日(5月14日)のツアーも、昼から強い向い風に吹かれましたが、

14日の川は、いつもより水位が高く、流れがはやく、

あまりパドルを漕がなくても、スイスイ快適にくだれるので、長い距離をくだりました。

R1A(江川崎スタート1日コース)。最高気温28、2度。漕行15キロ。

 

自然のなかを流れる川は、天候、風、水量などの要素により、刻々と表情をかえます。

人間の都合には、あわせてくれません。

自然が(マザーネイチャーが)、ドラマをすすめていくのです。

 

*画像は、5月14日撮影。

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月12日

2024-05-12 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、雨。

シトシト降る初夏の雨が、鮮緑の若葉を、花をしっとり濡らしています。

こんもりとした庭の林では、深くなったクリの花穂の黄が、目立ちはじめています。

「ここいらはクリの産地じゃけん。黒尊でも四万十川沿いでもクリの木はようけある。

大正町にいったら、「ダバダ火振」いうてクリ焼酎をつくちょる酒蔵があるけんど、

それほどクリの木はようけあるのよ」野村春松

 

ラジオを消して、コーヒー片手にベランダにでれば、聞こえてくるのは、雨音、鳥と蛙の歌。

さて、これから雨はどれくらい降るのだろうか(午後は、大雨予報。明後日はツアーの予定が・・・)。

じっと雨空を見る。

今日の最低気温は、16、9度。

 

Happy Mother's Day!

 

 最高気温20、5度。午後も雨。

午後になると雨は、ザァザァと強く降る時間がふえてきました。

これから深夜にかけての雨量がシンパイなさのは、

ちょくちょくしつこくネットで予報を、雨雲レーダーをチエックです。

そんな短い時間では、予報が変わらないのは、頭ではわかっているのですが・・・。

明後日のツアーがおこなえるか、どうか?雲行きのあやしさに、気持ちざわつくナーバスな水商売です。

 

こんな気持ちが落ちつかない時間をうっちゃるには、

料理をするのがイチバンさ、とスカスカの冷蔵庫から(もう10日以上買い出しにいってない)、

冷凍の三枚肉のカタマリをとりだし、解凍し、ダッジオーブンでラフテーをつくりました。じっくりコトコトと。

♪だ・け・ど・も 問題は 今日の酒 ビールがない♪ なんてこった・・・哀号。

最寄りのスーパーまでは、車で25分。しかも、ザァザァ降りの雨。ああメンドーだ・・・。

過疎地暮らしの不便さを、しみじみ感じる雨の夕方です。

誰かビールを持って来てくれませんか(笑)。美味しい(たぶん)ラフテーをご馳走しますよ。

 

17時30分。

上流大正町の累加雨量は7ミリ。四万十川の水位は、平水+80cm(川登)

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月8日

2024-05-08 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

分別ゴミをゴミステーションに出したあと、川へ。

深くすんだ青い空、鮮緑かがやく山、薫風ふきぬける川。美しく心地よい五月の朝です。

大きな橋の上で大きく深呼吸する頭のうえで、トンビが高く風乗りしてます。気持ちよさそうに。

家にもどる。途中の草むらに、赤い実がいくつか見えました。クサイチゴです。

いくつかつまめば、ほのかな酸味とさわやかな甘味が、口のなかに広がりました。初夏やねぇ。

今日の最低気温は、12、5度。

 

 最高気温23、0度。午後も晴れ。

初夏の陽と風が心地よい昼下がりは、ぼおっと空、山、川をみてすごす。

「空の青さをみつめていると 私に帰るところがあるような気がする

だが雲を通ってきた明るさは もはや空へは帰ってゆかない」谷川俊太郎

 

そして、ふっと気がつきゃ、あらっ、もう夕方・・・。

でもこの季節は、夕景もイイんだよなぁ。

夕闇のベランダで、ワインでも飲みながら星の劇場の開演を待ちますか(今夜は新月だ)。

ここには、ゆったり流れる川と時間、そして美しい星空があります。

10月撮影。

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南の川から(気まぐれダイアリー)5月7日

2024-05-07 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

  おはようございます。四万十は、晴れときどき曇り。

「カメムシや ああカメムシや カメムシや」

このところ夜は、(大量発生の)カメムシの舞と(天井裏の)ネズミの運動会への対応で寝不足気味です。

枕元には、掃除機とハエ叩き(カメムシ退治用)。ふぁぁ・・・。カメムシくさい初夏の朝です。

ケッタ(自転車)を漕いで川へ。

沈下橋から見あげる空を、雨雲がスイスイと流れ、朝の光りがチラチラと川を照らしてます。

足元の川は、昨日の雨で小さく増水。

薄茶緑色の水が、ザァザァと音を立てて、いつもより速く流れています。

水位は、平水+2、8メーター(川登)。今日の最低気温は、17、6度。

温かいコーヒ片手に、川をわたる涼しい風に吹かれていると、ぐうっとお腹がなりました。

もう8時か。家に帰ろう。腹時計もたよりなスローな川のほとりの暮らしです。

 

 最高気温23、4度。午後は、曇り。 

ねずみ色の空の下、薫風が心地よいベランダのコットに寝転がって本を読んでいると、

ガサガサと頭のむこうで音がしました。ん?起きあがり振りむけば、そこには子タヌキが。

たんたんタヌキは、身じろぎもせず、黙ってこちらを見ています。

小石を拾って投げつけても、まったく逃げようともせず。こちらを仲間だと思っているのかしらん。

たしかにサノは、ぽっこりタヌキ腹ですが(夏がくる前に引っこめなくちゃ・・・)。

今日の日中の来客は、子タヌキ一匹とウグイス一羽(メス:部屋に入ってきた)。

そして夜は、招かれざる客、カメムシ&クマネズミ。

近年は、過疎地域の我が家も、ガスと電気の検針が通信による自動検針となり、

家にやってくるのは、郵便配達(週1ほど)と水道の検針(月1)の人ぐらいで、

どちらかというと人間以外の生き物の方がおおい。

そしてそれは、夏は裸族と化すさのにとっては良きコトです。より安心して醜い裸体をさらせるので。

♪たんたんサノの〇〇〇〇は 風もないのにぶ~らぶら 

それを見ていた子ダヌキは サノちゃんいいもん もってるね♪

15時40分現在。

四万十川の水位は、平水+2、5メーター(川登)↓

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