1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です
おはようございます。四万十は、晴れ。
おだやかに晴れてぬくい朝です、と書いていたら、
ザワザワと強い風が、庭の木々を大きく揺さぶりはじめました。
今日は、風曜日?
冬の川の楽しみのひとつは、ビュウビュウと吹きぬける冷たい北風に吹かれるコト。
沈下橋で足を踏んばって、何も考えずに、ココロゆくまで。あなたもいかが?
今日の最低気温は、7、1度。
最高気温15、8度。晴れ。風さわがしい午後です。
昼前、近所をブラブラ歩いていると、自宅からでてきた顔見知りのおんちゃんとばったり会いました。
おんちゃんは、「おお、まだこっち(四万十に)おったか、ちょっと待っててや」と言ったあと、
家にもどり、今度は、ふくらんだ透明のビニール袋を片手にでてきました。
「これ、食うたや!」
ん?受けとると、ビニール袋のなかには、氷と小振りのアユ(15センチほど)がこじゃんと入っています。
「今年は豊漁やけん、こまいけど。とってもとってもおるけん。皆にわけてるんよ。メスは卵をもっちゅうぜ」
「ありがとうございます」。僕は、あいまいな笑みを浮かべて受け取りました。
少し困惑したのは、うれしいけど、一人で食べるには多すぎると思ったから。
夕方、いただいたアユを料理するコトに。
・塩焼き(炭火を用意して焼くのは、手間がかかるなぁ)
・塩煮(うーん、ツマミにはどうかなぁ。食べたことがないけど)
・唐揚げ(小ぶりのアユは、頭からがぶりといけるし。地元産のユズもあるし)
あまり迷わずに、唐揚げに決定。ネットで料理の仕方を確認してから調理開始(便利な世の中ですね)。
30分後。出来上がったのは、
「四万十川の落ちアユの唐揚げ。黒尊産のユズをそえて」
うーん、なかなか美味そうですが・・・。♪だけども モンダイは 今日の酒 ビールがない♪
めんどくさがって、町まで買い出しに行くのを先延ばしにしてたツケが回ってきたか・・・。哀号。
(ビールは、町までいかないと手に入らない。車で所要25分ほど)。
しょーがない、飲み物は、(まだ残っている)安い白ワインの炭酸割りでいきますか。
自然豊かな川の肴と貧弱でチープな酒、
なんとも、「画竜点睛を欠く」今宵のハッピーアワーなのでした。いやはや。
さて、お味は?
海に近い河口付近で生まれたアユは、一度海に出て稚魚となり、
やがて春になると川の上流へ向かって上りながら成長します。
そして、風が冷たくなり秋を迎えるころになると、産卵するために再び海を目指して川を下り河口付近で産卵します。
落ち鮎とは、秋の産卵期に川を下ってきた鮎のことをさします。
腹に卵をもち、体色は変化し鉄サビのような色になることから「さび鮎」とも呼ばれます。
繁殖期である為あまりエサをとらず、メスはそのうえ卵に養分を奪われ、オスメス共に痩せています。
しかし、落ち鮎は身の締まりや甘みに成熟したうまみが加わり、夏に旬を迎えた鮎とはまた違った魅力があります。
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