アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

真夏の大増水(南の川から) 

2009-08-10 | 四万十川 夏

のち 最高気温29度。

 「アーク・フィールドブック」をご覧の皆さんはじめまして。

僕は坂巻といいます。フィールドワーカーを養成する専門学校の生徒です。25才♂。

夏休みの2週間を、インターンシップ生として「四万十フィールドガイドark」で過ごしています。

(インターンシップは企業研修?実習?)

 

 今夏の四国は、ぐずついた空の日が多いとのコト。

僕が四万十に来てからも、曇りたまに晴れ、といったさえない空が続いていました。

そして、実習前半のハイライトは、四万十川の大増水です(平水+10メータ)。

 

 高知県西部は、おとといの夕方から断続的に激しい雨が降りました。

これまでの総雨量は、なんと約500ミリ!!

僕は当初、アーク佐野が管理する川沿いのツリーハウスで寝起きしていました。

しかし、川が大きく増水しキケンだということで、昨日アーク佐野の自宅に連れていかれました。

 アーク佐野は、ネットの水防情報(水位&雨量&雨雲レーダー)、携帯のダム放流量、雨空とにらめっこ。

そのたび、「はあっ」とため息をついたり「ああっ」とうなだれたり「うーん」と考え込んだりしています。

「雨量によっては、村が増水につかり、我が家も浸かるかもしれないなぁー」と言ってます。

普段、オヤジギャグばかりいって周囲を凍りつかせている佐野も、今日はめずらしく厳しい顔を見せています。

 

 翌朝。激しい雨音と雷鳴で目がさめました。

幸いなことに、午前中には雨が止み、川の水位が上がるのも止まりました。

四万十川は、約11メーターの大増水。

 増水に沈んだ沈下橋は、濁流のはるか下にあります。

泥色の濁流は、大量の木屑や流木とともにザァザァとスバヤク流れて行きます。

見つめてるとなんだかブキミなカンジっす。

 

 四万十川は、約2年振りの大きな増水とのコト。

稼ぎどきの連休のツアーはしばらく中止になり、アーク佐野はボーゼンと空をながめてます。

しかし僕には、増水した川のオソロシサを知るよい機会になりました。

 

 でも、物事は悪い面ばかり見ずに、良い面も見なければいけませんね。

この大増水が川を掃除するので、増水がおさまれば「透明度高いキレイな川」を楽しめるとのコトです。

「さぁ、早いとこ水が引かないかなぁ・・・」きれいな四万十川が楽しみっす。

では、皆さんもステキな夏休みを!See you mate!   

S田先生、僕は四万十で元気にやってますよ。

うーむ・・・。

高瀬沈下橋へ降りるスロープの半ばまで増水。増水した水は冷たいね。

11メーター増水。

沈下橋は見えず、川原もなく、すべてを飲み込んで泥水が流れて行く。

 



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