のち 最高気温21度。
春の小さな嵐が、四万十の谷を駆けぬけていきました。
適度に雨がふる春。川は痩せずにすんでいます。
・水ぬるむ・風ぬるむ・大地ぬるむ・気ぬるむ。春は、いろいろとぬるむ季節です。
そんな、水ぬるむ春の川を、アユの子は群れて、
ツガニの子は、二カニカとハサミをふり、海からはるか遠い上流まで移動します(カニは、支流の上流に)。
川の上では、ぬるんだ風に、コイノボリもヒラヒラと泳ぎます。
新しい命の旅もはじまる春。
そんな、水ぬるむ川を、カヌーでゆるゆると下って、命の洗濯をしてみませんか。
気がぬるみすぎると、沈しちゃうかもしれませんが。それもまたヨロシです。
「そんなにせかんで行かなくても、ええんとちゃうやろか」
ちなみに、ゴールデンウイークの川面の水温は、20度~23度(真夏は30度前後)。
クネクネ大きく曲がりながら、ゆったり流れる四万十川は、水温が高い川なのです。
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