あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

バッド・カンパニーの衝撃

2006年10月08日 | 生活
ボズ関連でバドカンの事を少し考えた。

数ヶ月前、古本屋でバドカン・デビュー直後の「ミュージック・ライフ」「音楽専科」を見つけ、すかさず購入したのだが。

凄かったんですわ、扱いが。
先行発売された輸入盤、独走で1位だし。

「ロックの救世主」のノリなんですわ。
巻頭特集とか組まれてるんですわ。

確かに74年は、過渡期というか飽和期というか、進化し続けたロックが行き詰まってマンネリに突入した時期なのだが(ケレンに走ったり、「クラシックとの融合」とかヤりすぎたり・・・)。

そこに突然シンプルなロックで殴り込んで来たバドカンの衝撃ってのは、さぞかし凄かったんだろうな~と推察。

とりえず、当時の識者は皆で絶賛。
「こういうロックを待っていた!」
「当分はバドカンの時代!」
「ロックのニューリーダー登場!」
・・・のノリで。

ホント、パンク以前、旧来のロックにシンプルな衝撃を与えたのはバドカンだったと実感。

確かに、プログレばっか聴いてると煮詰るんだよなぁ・・・。

で、バドカンやストーンズを聴いて「やっぱシンプルなのイイねぇ!」と悦に入り

暫らくしてから、またクラシックのフレーズが散りばめられた変拍子のプログレを聴く。

そんなローテーションで今に至るリスナー生活。

まぁ、実際バドカンも1stアルバム後半はスローな哀愁系の曲あるし。
2ndでは、カントリーっぽいアレンジあったり、ストリングス使ったりの「ギミック」やってたし(3rdでも)。

ぶっちゃけ、尻すぼみなバンドとして解散していったワケだが。
大向こうには、一発屋みたいな存在になっちゃってるワケだが。

1st発売当時の空気は凄かった。
フリーやモット・ザ・フープルまで遡って特集されてた。

ヴォーカリスト・ロジャースも最高扱いであったし(ロッド・スチュワートは勿論、ロジャー・ダルトリーもポールを絶賛している)。

奮っているのが、湯川れい子大先生のコメント。

「ビートルズにも並び称される勢いだけど、それは彼等(バドカン)が可哀想だわ」
「ビートルズは社会現象だったもの」

・・・いや、そこまでは皆も思って無かったと思いますぜ、湯川センセ。

まぁ、そんなコト言いたくなるくらいに、音楽業界では評判だったと。

そういう事なんでしょうなぁ・・・。