あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

内藤大助ラジオ・チラシ

2008年03月09日 | ボクシング
内藤vsポンサク第4戦
国技館、入場直後に渡された冊子

TBSラジオの「954Press」3月号
内藤チャンプの人生相談番組「ラジオ・パンチドランカー」
(なんちゅうタイトルだ!)が特集されている



まぁね
ラジオで起用する分には理解の範疇だが

試合直後の王者に番組出演を交渉して、そのまま収録に
連れてくTBSには
呆れて口がきけない・・・
(情熱大陸より。間違えであって欲しいよ)

「ハイエナ」って言葉が浮かびました

どうすりゃ あの「ハイエナ」どもから王者を守れるのか・・・・

内藤vsポンサクⅣ興行、生観戦の感想

2008年03月09日 | ボクシング
①カード
 やっぱ日本タイトル戦クラスの試合は組み込んで欲しかった。
 ただし、興味深かったのが「右vs左」の対戦が多かった事。
 メインの「右vsサウスポー」に準じ、観戦者の目を慣れさせようと
 気を使ってくれたのかな?

 ただし、その組み合せ「手足が流れる右利きvsカッチリしたサウスポー」で
 次々とサウスポーが勝っていく流れには「イヤな予感」がした。杞憂だったが。

②客層
 内藤チャンプの人柄ゆえか、家族連れが多かったような。
 世界戦で、あんなに子連れ観戦者の姿を見たのも初めてかも・・・。

③客入り
 ちと寂しかった。6割の入りってトコロか。マス席、2階席はガラガラ。
 最後列の五千円代の席は埋まってたが。6千人は居なかったかな?

④盛りあがり
 前座試合でも、かなり盛りあがっていた。身内率、高し。
 メインは、最初こそ親衛隊が会場を暖めていたが、ラウンドが重なるに
 従って、かなりの盛りあがりに。
 12Rは最高潮だったかな。
 私も、内藤チャンプ登場時と盛り上がったラウンドでは、声を張り上げましたよ。

⑤入場曲、国歌
 「ロマンチックが止まらない」で盛り上がる。
 Gaktの君が代、かなり上手かった。自分流に消化してるのは立派。
 ごく一部、罵声もあったが、私は上等の部類と感じた。
 逆にタイ国国家を歌ったお嬢さんの歌唱力には、少し閉口。
 (アジアン・パブでスカウトして来られたか?)

⑤メイン試合
 第1R、動きの良い挑戦者とジャブを突く王者を見て
「今日はボクシングが鑑賞できる」と安心。
 内藤のパンチは大きく、ポンサクも研究していてヒットしない。
 ただし、バランスを崩したような体勢から、3発目4発目が続くのは凄い。
 足腰が強くなっている。野木トレーナーとの筋トレ成果だろう。
 パンチも伸びている。これも科学トレーニングの結果か。
 足とジャブでイナす内藤。
 いままで、これほど内藤にリーチの優位性を感じた事は無かった。
 やっぱ、33才で伸びている?
 不満もあるが、この動き、手数で終盤まで行けるのは凄い。
 イキナリの右ストレートも、ボディと顔面に打ち分けている。
 (これは有効だったと思う)
 さらに、タイミングを遅らせた大きなフックと速いストレートの組み合わせ。
 幻惑ムーヴ。足を使って相手の打ち気そらし。
 バタバタした内藤ボクシングが、あのポンサクのボクシングと拮抗している。
 ただし、
 左の腕伸ばしての「つっかい棒」はレフェリーの注意に遭う。
 (そりゃそ~だ)
 ナックルで打たないパンチにも注意あり。
 (そりゃそ…略)
 ポンサクは手数が物足りない(特に中盤)
 終盤は盛り上がった。私の採点は1ポイント王者。
 負けは無いと思った。

⑥結果=引分
 妥当なセンか。
 ポンサクの態度が立派だった。王者のインタビューも味があった。
 アナがしきりに「WBA王者の坂田さんもあそこにおられますが」と
 振るが、
 そこで「次は彼とやります!!」と言わないのが内藤チャンプ。
「まぁ、まぁ、いいじゃないですか」とやりすごし、ファンへの
 感謝の言葉を繋げる。
 ファンの大半は、内藤チャンプの防衛に満足顔。
 私は、やや肩透かしを食った印象。

 世界戦のリングで「前に出てくる相手にドンピシャのワンツーを決めて」
 KO勝ちする内藤選手の姿を見る事はできるのだろうか?
 やっぱ諦めたがイイかな?
 でも、あの新井田チャンプもベストパフォーマンス見せてくれた
 からなぁ・・・

まぁ、日本に試合を持ってきた陣営の執念に感服。
パンフには、宮田会長の「その辺の」コメントもありました。
「ポンサクと内藤の戦いの数だけ、ジムとジムとの戦いもありました」・・・と
(宮田会長は文才ありますねぇ)

結局は「何が何でも興行権が欲しい!」って事だったとも受け取れるなぁ。。
内藤チャンプは、顔も名前も売れたから、引退後も講演などで食いっぱぐれ無いだろうが、
先行投資してきた宮田ジムは、まだまだ充分な黒字転換には至らず・・・な状況でしょうから。

次の「自主興行」で黒字をプールしたいトコロだと思いますよ。
そのために、今回は「防衛」が絶対ラインだったんだろうな。

内藤チャンプの「これでジムに恩返しができた」とのコメントが
それを表わしている気がする。

「興行権が移ったからには日本人との対戦を」には「????」だが。
私など、中南米の下位ランカーや、「正統派」の欧州ボクサーとの対戦が見たいんですがねぇ・・・。

もし、日本人との対戦が決まったら「本当にファンを喜ばせる」試合ぶりをお願いしたい。
そこで「既得利権を守り抜く」為に、クリンチ&フック振って押さえつけ・・・をヤられたらガッカリしそう。
(今回は、その辺と「足」「攻撃」のバランスが“かろうじて”取れた「総合力」で王座を守りましたが、相手によって「攻勢度」を増して貰わにゃ困ります)

観戦記:内藤vsポンサクレックⅣ

2008年03月09日 | ボクシング
自由を獲得するための戦い
「内藤vsポンサクレックⅣ」

2008年03月09日

会場で売ってた1部300円のパンフに御座いました。



「これは自由を獲得するための戦い By宮田会長」・・・と。

この試合を切り抜ければ「興行権が手に入る」・・・と。

結局は、それが目的の戦いだったのね・・・・ってな感じがした。

第9R、勝利を引き寄せるため、前回どおりにポンサクレックが出てきたが
内藤は、遮二無二打ち合う事はしなかった。

王者としての立場、奥行きが内藤にはあった。
ギリギリの状態から必死の反撃で打開した前回の第3戦と違い、
今回の内藤には「やり過ごし」「いなし」「打ち返す」幅があった。

王者の立場での戦術の幅広さが、内藤には備わっていたワケだが
それが陣営の「引き分けでも防衛」の思惑にハマッたようにも見えた。

手の内を知り合った同士の第4戦、相手の長所を警戒した試合になった感もあり
(ポンサクが追い切れなかったのも、内藤が持つ「30勝20KO」の強打ゆえだろうなぁ)

結果、第3戦のような熱戦にはならなかった。好ファイトではあったが。



「強者同士のギリギリの戦いが見れる!」と期待して会場に向かって
肩透かし食らったって意味じゃ、「ロルシーvs畑山戦」を思い出したなぁ。

まぁ
前回より調子は良さげだったポンサク相手に
「防衛に徹する」事をして、王座を守ってしまったのだから
それはそれで大した物だと思いますがね・・・・。