WBCフライ級王者の八重樫東が、怪物と言われるローマン・ゴンサレスの
挑戦を受ける大注目のタイトルマッチが明後日と迫ってきた。
予想や掛率ではローマン・ゴンサレスが断然有利で、八重樫は一方的に
倒されなければ善戦・・・というムードさえある。
昨年11月に八重樫が初防衛戦で判定勝ちしたブランケットを、
ローマン・ゴンサレスは僅か2回でKOしているので、それがそのまま
力の差とも思われるが、いやいやそう簡単に考えちゃいけないのが
ボクシングの面白いトコロなんです。
ブランケットはゴンザレスの圧力に負け「数ある戦術を早々に放棄して」
闇雲に打ち合い、墓穴を掘った・・・とも見えたからだ。
それだけゴンサレスの圧力が凄いとも言えるが、我らが八重樫の我慢強さは
そこで捨て鉢になりがちな気持ちを抑えてくれるのではないか?
残る戦術を駆使し、自らの技量を総動員して強敵に対峙してくれるのでは
ないか?
・・・そういう期待を抱かせてくれるのです。
そりゃゴンサレスは強いです。
現在「軽量級最強」と目されるに充分な戦績を誇っていますよ。
87戦全勝のアマチュア成績を引っさげて2005年にプロデビューした後、
39戦全勝(33KO勝ち)。
世界王座は、WBA世界ミニマム級に始まり(3度防衛)、WBA世界ライト・
フライ級を獲得(5度防衛)。
新井田豊(横浜光)、高山勝成(真正)とグローブを交え、いずれも完勝。
強打者だが、踏み込む距離感にも長け、殆ど死角は見当たらない。
今回は「日本の気候に慣れるため」と、本番から2週間以上も前の
8月18日に来日していることからも、並々ならない意気込みが感じられる。
強いて試されていない部分を挙げれば、
その強さゆえに「苦戦慣れ、ピンチ慣れ」していない事くらいか。
あのストロー級の名王者リカルド・ロペス(メキシコ)だって、
元バンタム級王者ルペ・ピントールに言わせれば
「本当の強敵とは戦っていない」選手ですから。
ローマン・ゴンザレスも同様の事が言えるかも知れません。
※ピントールはサラテやWゴメスと戦ってますからねぇ・・・
八重樫に期待出来るのは、彼が試合ごとに進化を見せてくれている事。
昨年12月のエドガル・ソーサ戦では、足を使ったスタイルで躱し、
強敵と言われた相手を完封。
一瞬のスピードと回転力、出入りの速さはさすがでした。
8位のオディロン・サレタ(28才/メキシコ)を迎えた3度目の
防衛戦では右カウンターを強烈に決めて9回でKO勝利。
ミニマムから階級を上げた八重樫なれど、ここではフライ級でのパワーを
見せつけました。
この両スタイルをミックスし、掻き回してペースを握りながら時折
強いカウンターを入れれば、ゴンサレスを焦らせる事も可能だし
そこでゴンザレスが効いてしまったりしたら、ピンチの対処慣れして
いない相手はロープに真っ直ぐ下がり、八重樫のフェイントに
引っ掛かってくれる可能性もあると思います。
※ピンチをクリンチで逃れる技術があるかも疑問。
八重樫とて躱しながらも相手の「立体攻撃」に晒される危険性あるが
※ジョニー・ゴンサレス戦の長谷川穂積のように、左フックをダックしたと
思ったらアッパーで掬い上げられる・・・とか
今の八重樫の集中力と試合分析力、判断力があれば
下馬評を引っ繰り返す事も可能だと思います。
苦戦、混戦だって慣れている。辛い展開を頑張りで打開した事も何度もあります。
※ゴンサレス戦で「打たれて打って」の混戦はマズイですが・・・
とにもかくにも
頑張れ八重樫!!
挑戦を受ける大注目のタイトルマッチが明後日と迫ってきた。
予想や掛率ではローマン・ゴンサレスが断然有利で、八重樫は一方的に
倒されなければ善戦・・・というムードさえある。
昨年11月に八重樫が初防衛戦で判定勝ちしたブランケットを、
ローマン・ゴンサレスは僅か2回でKOしているので、それがそのまま
力の差とも思われるが、いやいやそう簡単に考えちゃいけないのが
ボクシングの面白いトコロなんです。
ブランケットはゴンザレスの圧力に負け「数ある戦術を早々に放棄して」
闇雲に打ち合い、墓穴を掘った・・・とも見えたからだ。
それだけゴンサレスの圧力が凄いとも言えるが、我らが八重樫の我慢強さは
そこで捨て鉢になりがちな気持ちを抑えてくれるのではないか?
残る戦術を駆使し、自らの技量を総動員して強敵に対峙してくれるのでは
ないか?
・・・そういう期待を抱かせてくれるのです。
そりゃゴンサレスは強いです。
現在「軽量級最強」と目されるに充分な戦績を誇っていますよ。
87戦全勝のアマチュア成績を引っさげて2005年にプロデビューした後、
39戦全勝(33KO勝ち)。
世界王座は、WBA世界ミニマム級に始まり(3度防衛)、WBA世界ライト・
フライ級を獲得(5度防衛)。
新井田豊(横浜光)、高山勝成(真正)とグローブを交え、いずれも完勝。
強打者だが、踏み込む距離感にも長け、殆ど死角は見当たらない。
今回は「日本の気候に慣れるため」と、本番から2週間以上も前の
8月18日に来日していることからも、並々ならない意気込みが感じられる。
強いて試されていない部分を挙げれば、
その強さゆえに「苦戦慣れ、ピンチ慣れ」していない事くらいか。
あのストロー級の名王者リカルド・ロペス(メキシコ)だって、
元バンタム級王者ルペ・ピントールに言わせれば
「本当の強敵とは戦っていない」選手ですから。
ローマン・ゴンザレスも同様の事が言えるかも知れません。
※ピントールはサラテやWゴメスと戦ってますからねぇ・・・
八重樫に期待出来るのは、彼が試合ごとに進化を見せてくれている事。
昨年12月のエドガル・ソーサ戦では、足を使ったスタイルで躱し、
強敵と言われた相手を完封。
一瞬のスピードと回転力、出入りの速さはさすがでした。
8位のオディロン・サレタ(28才/メキシコ)を迎えた3度目の
防衛戦では右カウンターを強烈に決めて9回でKO勝利。
ミニマムから階級を上げた八重樫なれど、ここではフライ級でのパワーを
見せつけました。
この両スタイルをミックスし、掻き回してペースを握りながら時折
強いカウンターを入れれば、ゴンサレスを焦らせる事も可能だし
そこでゴンザレスが効いてしまったりしたら、ピンチの対処慣れして
いない相手はロープに真っ直ぐ下がり、八重樫のフェイントに
引っ掛かってくれる可能性もあると思います。
※ピンチをクリンチで逃れる技術があるかも疑問。
八重樫とて躱しながらも相手の「立体攻撃」に晒される危険性あるが
※ジョニー・ゴンサレス戦の長谷川穂積のように、左フックをダックしたと
思ったらアッパーで掬い上げられる・・・とか
今の八重樫の集中力と試合分析力、判断力があれば
下馬評を引っ繰り返す事も可能だと思います。
苦戦、混戦だって慣れている。辛い展開を頑張りで打開した事も何度もあります。
※ゴンサレス戦で「打たれて打って」の混戦はマズイですが・・・
とにもかくにも
頑張れ八重樫!!