あるBOX(改)

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第143回カトラジは「この世界の片隅に」片渕監督インタビュー

2017年07月05日 | アニメ・特撮
カトラジとは、インターネットラジオを使った福音宣教プログラム
「カトリックユースネットラジオ」の事で。
※毎週土曜日23:00〜23:30にYouTubeチャンネル配信中



その6月17日配信は第41回カトリック映画賞受賞作「この世界の片隅に」
特集として、授賞式で片渕監督と対談した晴佐久神父へのインタビューが
UPされていたが。

7月1日に配信されたカトラジ第143回では、片渕監督へのインタビューが
行なわれております。
※番組自体は45分ほど。監督の登場は後半から。



若いカトリック信者(男女)が片渕監督に質問し、監督が丁寧に答える内容。
片渕須直監督の語り口は、いつもの通りです。

舞台挨拶で何度も聞いた、あの口調です。安定の片渕節です。
※「片渕須直監督の舞台挨拶を見たいが行けない」という方、是非お聞き下さい



上の画像は授賞式当日に配られたカトラジのチラシです。
手描きのイラストが、なんとも可愛らしい…。
※ファンアート含め、皆さんが描く“すずさん”は、もれなく可愛いですねぇ。

さてさて、その片渕監督インタビューですが。
肝心の内容が「授賞式当日に晴佐久神父と片渕監督で行われたトーク」に
限りなく準じた遣り取りで。

※カトリックの影響を引き出そうと「粘る」感じなのも一緒だったし。
 晴佐久神父のグイグイ感はある意味エンターテイメント性あったけど、
 若い子がやると何か微妙…。



「映画冒頭でクリスマスに流れた賛美歌」や「監督が幼少時に通っていた
カトリック系幼稚園」の話題…は、知ってるから他の質問して欲しかった
~なんて言ったら怒られますかねぇ?

ともあれ、カトラジの「この世界の片隅に」特集は、まだある筈で。
「北條家の食事再現」とか楽しみなコーナーも残ってます。

敬虔なカトリック教徒なれど、今風な若者の面もあるパーソナリティーが
どういう反応されるか、楽しみですねぇ。

「夜明け告げるルーのうた」を見た

2017年07月05日 | アニメ・特撮
世界最大のアニメ映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて
長編コンペティション部門最高賞「クリスタル賞」を受賞した日本映画
「夜明け告げるルーのうた(湯浅政明監督)」を見に行った。



2016年の日本映画豊作に伴い「やっぱ映画は映画館で見なきゃ!」という
大切な事を思い出したワタクシ。
※もちろん「シン・ゴジラ」と「この世界の片隅に」のおかげです。

そこに「ルーのうた、アヌシー受賞」のニュースが飛び込んできたワケで、
「やっぱ、こちらも映画館で見たい」となったんですね。

いま上映してて、時間的に都合良かったのは、池袋ヒューマックス。
地下にもシアターがあるとは知りませんでした。



ロビーにはポスターや記事、湯浅政明監督のサインが飾られてて、
受賞の余韻に浸れます。

さて、鑑賞開始。席は前の方を選んだが、必ずしも大きなスクリーンでは
ないので、これは賢明だった。

ストーリーは、
両親が離婚して地方の漁港で暮らす男子中学生が、音楽をきっかけに人魚の
女の子と出会う物語で

ポップでいながらオーソドックスでもあり、アニメとして色んな要素が入り
混じった、オモチャ箱のような映画でした。

日本を舞台とした「漁村と人魚」だから、土着っぽい人魚伝説あるけど、
出てくるルーは幼く可愛い人魚のコだったり

音楽を好む人魚と、心を閉ざしたPC宅録少年の交流は今っぽかったり…。
※お父さんが若くて、暫くは「お兄さん?」と思っちゃいましたよ…



ホント、色んな要素がムリなく溶け合った心地よい映画でありました。

感想としては、「なるほど、海外の人が評価したのも分かる」。
ミュージカルのようなダンスシーン、時折カートゥーンぽくなる動き、
イノセントさとシリアス要素の同居、ジブリっぽさ…。

どこか懐かしさも感じられ、(パピィとソランって!)。
なんか「ガボテン島」っぽいジャングルビートもウキウキ気分に輪を
掛けてくれて…やっぱりイイ映画でした!



例によって「人種(?)」を越えた愛も示され、やっぱり涙目で映画館を
出る羽目になってしまいました。
※最近は毎度の事なので平気です…

主人公のお父さんが昔やってた音楽の方にグッと来たのは世代のなせる業
ですかね。
不安定だった主人公のうたが、どんどん力強くなるのも最高だった。

音楽をテーマにした青春映画の要素も強い。

斉藤和義の曲、やっぱりイイなぁ。
特に「ジョージ・ハリソン音色のギター」ね!