あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

戦時中のラジオ

2017年07月12日 | 生活
「この世界の片隅に」では広島放送局のコールサイン「JOFK」が
たびたび登場しますが
※記号ではアルファベットOKだったんですねぇ。
 ~というか、禁止や罰則あった訳ではなく自主規制的に敵性語を
 使わなくなった模様…。



空襲警報などの情報をいつでも聴けるよう、常時電源を入れたまま
だったという戦時中のラジオ。

しかし、当時のラジオは長波だった為、混線が起きやすく海外の
放送が聞こえる事があったという。



それに感化されたのが、故・冨田勲先生。

「長波ってのは混線の神様」とコメントされ、小学生時代にラジオで
聴いた海外放送から流れてくる音楽=ジャズやラテン、シャンソン、
カンツォーネやクラシックに耳を奪われたという。



特にクラシックの、ストラヴィンスキー代表曲の『春の祭典』には
凄い衝撃を受けたとの事で。

それまで聴いてきた軍隊的な鼓笛隊マーチと異なる色彩豊かな楽曲。
その衝撃が後の作曲家・冨田勲を誕生させたのだから、凄いとしか
言いようがありません。



『春の祭典』は伊福部昭先生にも大きな指針を与えた楽曲ですから
その影響力の大きさには恐れ入るばかり…。

※残念ながら私自身は、その凄さを理解しつつも「お気に入り曲」に
 までは至らず…。



今ではネットでラジオ放送が聴ける時代だし、なにげに入った飲食店で
流れるAMラジオで思わぬ出会いもある事に変わりは無い。

以前ソバ屋さんAM番組で紹介されてた「昔ビリー・ジョエルが組ん
でたバンド」の技巧曲、探さなきゃなぁ…。