持ち時間20分、フルに語る岩瀬氏。
相手の女性は相槌程度。
『羅生門』を見て「映画音楽家になる!」と決意したのが佐藤勝。
音楽教育を受けた上で早坂文雄唯一の内弟子となった。
「七人の侍」の時は、早坂の下でオーケストレーションを担う。
もう一人、机を並べたのは武満徹!
録音には2人とも立ち会わせて貰い、最高の勉強となったとの事。
※普通は20代の作曲家の譜面が演奏されるなんて無いゆえ…
早坂文雄急逝後、黒澤映画の音楽を担当するようになった佐藤勝。
当初は黒澤監督の要求に苦しんだが、4作ほど重ねて互いの意志
伝搬が向上。
既成曲のイメージ無しで完成したのが『用心棒』!
海外における日本映画評価の先駆けとなった『羅生門』は芸術作品
でもあったが。
『用心棒』は、まさに痛快な時代劇!
気の向くままに旅をする浪人(三船敏郎)が立ち寄ったのは、二つの
ヤクザ勢力が対立している宿場町。
自らを桑畑三十郎と名乗る彼は、両方の親分に自分を用心棒として
売り込みつつ、双方を巧みに争わせ、大掃除を目論む。
出演は三船敏郎、仲代達矢、東野英治郎、山田五十鈴ほか。
おもなテーマは4曲。時代劇にEギターを取り込んだり、打楽器のみの
曲あり。非常にモダンな雰囲気もある映画音楽が全編に流れる。
オーケストラからヴァイオリンを抜き、従来にない音域を楽器と
演奏者に強いるスタイルは新たな緊張感を産んだとか!
※ストラヴィンスキーの「春の祭典」ですか!?
「さぁ、その辺を踏まえて『用心棒』を観ましょう」
黒部ダム映画用の曲を転用したという用心棒テーマを始めとして、
仕掛けが効きながら単純明快な劇伴が映画を盛り上げる!
日本映画最高とも言える殺陣を経てエンディング。
やっぱ面白い!
「終」の文字で思わず「うん!」と頷いてしまった私。
期せずして場内に拍手が。
凄いなぁ、上映会で拍手が起きたよ!
皆さん「やっぱ黒澤すごい」「おもしろい!」と改めて感じ入ったの
ですね。
会場は小ホールとはいえ2階席まで埋まっており、満員とは言えない
までも、それでも充分すぎる観客数でした。
この娯楽大作は国内外で人気を博し、海外でのリメイク化も度々。
米アカデミー賞作曲賞にノミネート!
楽譜を送るよう言われた佐藤は、(その革新性ゆえ)「目茶目茶な
スコアだから『音楽を知らん奴が書いたようだ』と言われないか」
心配していたそうな。
ただ、残念だったのが若い観客が見当たらなかった事。
20~30代どころか40代の姿も殆ど・・・。
若い人にこそ観て欲しかったよなぁ~。
ちなみに『用心棒』は35mmフィルム上映で。
ワイドスクリーンでの立ち回りの迫力に圧倒されましたよ。
さらに映写機が回る音が場内に響くのも感激で。
一瞬の暗転に合わせて「ガシャン」なんて音も聞こえて来て、
「あっ、今フィルム・チェンジしたのかな?」なんてワクワク
させてくれました。
※そういう意味でも良かったなぁ…
そんな事を考えながら表に出ると、すっかり外は暗かった。
練馬駅までの道程はイルミネーションが綺麗でしたよ。
※クリスマスからずっとなのかな?
練馬アニメカーニバル以来の「ココネリ」も、イルミネーション越しに
見上げて感無量。
あの時に見聞きした事が、そのまま続いているよね…。
また、何かの機会に練馬文化ホールには来たいですなぁ。
相手の女性は相槌程度。
『羅生門』を見て「映画音楽家になる!」と決意したのが佐藤勝。
音楽教育を受けた上で早坂文雄唯一の内弟子となった。
「七人の侍」の時は、早坂の下でオーケストレーションを担う。
もう一人、机を並べたのは武満徹!
録音には2人とも立ち会わせて貰い、最高の勉強となったとの事。
※普通は20代の作曲家の譜面が演奏されるなんて無いゆえ…
早坂文雄急逝後、黒澤映画の音楽を担当するようになった佐藤勝。
当初は黒澤監督の要求に苦しんだが、4作ほど重ねて互いの意志
伝搬が向上。
既成曲のイメージ無しで完成したのが『用心棒』!
海外における日本映画評価の先駆けとなった『羅生門』は芸術作品
でもあったが。
『用心棒』は、まさに痛快な時代劇!
気の向くままに旅をする浪人(三船敏郎)が立ち寄ったのは、二つの
ヤクザ勢力が対立している宿場町。
自らを桑畑三十郎と名乗る彼は、両方の親分に自分を用心棒として
売り込みつつ、双方を巧みに争わせ、大掃除を目論む。
出演は三船敏郎、仲代達矢、東野英治郎、山田五十鈴ほか。
おもなテーマは4曲。時代劇にEギターを取り込んだり、打楽器のみの
曲あり。非常にモダンな雰囲気もある映画音楽が全編に流れる。
オーケストラからヴァイオリンを抜き、従来にない音域を楽器と
演奏者に強いるスタイルは新たな緊張感を産んだとか!
※ストラヴィンスキーの「春の祭典」ですか!?
「さぁ、その辺を踏まえて『用心棒』を観ましょう」
黒部ダム映画用の曲を転用したという用心棒テーマを始めとして、
仕掛けが効きながら単純明快な劇伴が映画を盛り上げる!
日本映画最高とも言える殺陣を経てエンディング。
やっぱ面白い!
「終」の文字で思わず「うん!」と頷いてしまった私。
期せずして場内に拍手が。
凄いなぁ、上映会で拍手が起きたよ!
皆さん「やっぱ黒澤すごい」「おもしろい!」と改めて感じ入ったの
ですね。
会場は小ホールとはいえ2階席まで埋まっており、満員とは言えない
までも、それでも充分すぎる観客数でした。
この娯楽大作は国内外で人気を博し、海外でのリメイク化も度々。
米アカデミー賞作曲賞にノミネート!
楽譜を送るよう言われた佐藤は、(その革新性ゆえ)「目茶目茶な
スコアだから『音楽を知らん奴が書いたようだ』と言われないか」
心配していたそうな。
ただ、残念だったのが若い観客が見当たらなかった事。
20~30代どころか40代の姿も殆ど・・・。
若い人にこそ観て欲しかったよなぁ~。
ちなみに『用心棒』は35mmフィルム上映で。
ワイドスクリーンでの立ち回りの迫力に圧倒されましたよ。
さらに映写機が回る音が場内に響くのも感激で。
一瞬の暗転に合わせて「ガシャン」なんて音も聞こえて来て、
「あっ、今フィルム・チェンジしたのかな?」なんてワクワク
させてくれました。
※そういう意味でも良かったなぁ…
そんな事を考えながら表に出ると、すっかり外は暗かった。
練馬駅までの道程はイルミネーションが綺麗でしたよ。
※クリスマスからずっとなのかな?
練馬アニメカーニバル以来の「ココネリ」も、イルミネーション越しに
見上げて感無量。
あの時に見聞きした事が、そのまま続いているよね…。
また、何かの機会に練馬文化ホールには来たいですなぁ。