あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

さあ、来週はロジャー・ダルトリー公演だ!

2012年04月20日 | 洋楽
結局、こちらもチケット購入してたのだ。



大丈夫かオレ。

でもYesさんには元気を貰ったし、
ロジャーさんが生で歌う「トミー」や「無法の世界」を聞いたら、もっとエネルギーが満ち溢れる気がするのよ。

あ、そうそう
渋公で貰った今後の来日ミュージシャンのフライヤーで
「ASIA2012年来日公演」ってのがありました。



ハウさん、ダウンズさん、また来てくれます。
結成30周年公演だそうです。
9月の24日、25日です。渋公です。

パーマーさんのドラムソロ、健在だろうな。
70年代のドラムソロとは何ぞや・・・なんて疑問をお持ちの方は
カール・パーマーさんのドラムソロを御覧になると良いです。

・・・とは言え、今日は今日でYesの公演すごかった

2012年04月19日 | ライヴ
①70年代名曲再生装置としてのYes
そして
②2012年の曲をレアな感覚で演奏するYes

両方が観れてお得なコンサートでもあった。値段が高いからトントンだけど。



名曲再生に関しても、真面目な演奏集団だから練習は怠ってないだろうし
身体にも気を付けてる様子だし。(クリスのお腹はだいぶ出てたが・・・)
機材も発達してるから、70年代には再生不能だった音が今は変わらずに演奏できる。



※もう、「ユアズ・イズ・ノーディスグレイス」や「同志」は凄かったよ。
  「YesSongs」級の演奏を今やっちゃうんだもん・・・。
  しかも、バックのスクリーンにはYesのジャケットワークで有名なロジャー・ディーンの絵が
  CG効果で動き回ってるのよ



さすがにベテラン陣は、連続の公演でお疲れだったような。
そんな中、「新しき血」ジョン・ディヴィソンさんは大健闘。
今日の服はアイルランド風の模様が付いた赤い上着。
声の中域も初日よりも安定。



Yesでは8回目のステージらしいが、それなりに慣れてきたようで

スクワイヤさんがステージ前に出て行って大喝采受けてるのを観て「ボクも」と思ったのか「ラウンドアバウト」の演奏隊がソロ演ってる間、自身も舞台の一番前へ。

最前列のファン達と握手し続けようと身を乗り出してたら、なんとバランス崩して
ステージ下へ転落!!

私が気付いたときは、床で仰向けになって丸まってた。
当人も観客もビックリした様子で。
本人は急いでステージへよじ登り、観客はJ・ディビソンを押し上げる。
ステージ下に転がってたタンバリンも手渡す。

ヴォーカリストは再度、出番が着たら歌唱再開。大ハズレもせず、見事に歌い上げた。
演奏隊も驚きながらも手を止めず、
戻ってきたヴォーカリストに笑顔で「大丈夫か?」みたいな感じでコミュニケーション取ってたし、エライねぇ。
※私なんてビックリして「ヘああああ!なんだぁ!?」とか大声出しちゃいましたよ。

ただ、舞台上ではアドレナリン出てるから痛みも感じないが、後でチェックしたら
アザだらけ・・・なんて良くある話だし。
新ヴォーカリストの心身が心配だ。



まだまだ日本公演は続くし、活躍して貰わなきゃ困るので
※21日の尼崎公演、代役の代役の代役が来た・・・なんて事になったらシャレになりません。

なんとか無事で休養を取られていると思いたいです。

Yes 渋公ライヴに行く!

2012年04月19日 | ライヴ
当日券買ったよ!
「前売り完売」だからダメモトで行ったら
前の方の席を売ってくれましたよ。



でも、PAの真ん前だったからスクワイアさんのベース音で鼓膜がピンチでしたよ。
服と皮膚と髪の毛が震えましたよ。

――で、セットリストは

初日と同じでしたよ。
「マシーン雅也」演りませんでしたよ。



「ハート・オブ・ザ・サンライズ」演りましたよ

ああ、チケット代9000円・・・。

Yes ジャパン・ツアー続く

2012年04月19日 | 洋楽
4/18、4/19・・・と渋谷公会堂で行われています。

初日の余韻に浸りつつ
※「ベースの音圧も圧巻だった。クリス凄かったなぁ~」とか
 「ファズベース弾かせたら現役最高だな」「でも『燃える朝焼け』はアンサンブルが合ってなかったな」
 「ダウンズと『燃える朝焼け』は相性悪いのかな」とか・・・



他の人のブログも気になって覗いていたら
4/18のセットリストが載ってましたよ。

そしたら
「燃える朝焼け」が外されてましたよ。

・・・で
「Machine Messiah」が入ってましたよ。

「Machine Messiah」!?
「マシーン・メシア」!?
「マシーン・マサイヤ」!?
「マシーン・雅也」!?!?!



「DORAMA」の一曲目じゃん!

なんだよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
なんで初日に演ってくれなかったんだよ!?

う~ん
当日券出るかなぁ

今日、渋公行ってみるか!!

Yes公演の余韻

2012年04月18日 | ライヴ
いやぁ~、やっぱ良かった。

特にクリス・スクワイアのベース、スティーヴ・ハウのギター。

スクワイアは太ってたが、良く動き元気だった。
ハウは痩せ細ってたが元気に弾きまくっていた。



オープニングはクラシック曲が流れる暗闇の中、メンバーが舞台に現れて
ファンが大喝采の定番スタート。

そして一曲目「Yours Is No Disgrace」(3rdアルバム収録曲)
代打ヴォーカリストのジョン・デイヴィソン、声もルックスも衣装も70年代ジョン・アンダーソンに似ている。
よくまぁ、こんなキャラを探し出して来たもんだ。
(中域からやや上で音程が危うくなるトコロもあったが)

アラン・ホワイト(dr)のスネア・アタックとバスドラ音は強烈。
ジェフ・ダウンズ(Key)のデジタル・シンセは八面六臂。曲によってはメロトロンの音色も再現。

Dorama-Yesらしく、2曲目で期待の「Tempus Fugit(光陰矢の如し)」。
感激だったが、ギターの音色がオフ気味で残念なサウンドバランス。



「I've Seen All Good People」「And You and I」と定番曲が続き
スティーヴ・ハウのギタープレイが冴え渡る。
ソロ弾きまくり、アコギとスチールギターとエレクトリックギターとマンドリンなど取っかえ引っかえし、
「3人分は弾いてるんじゃないか?」とも思える大活躍。



フレーズ決めては動きを止めてドヤ顔。
腕を客席に伸ばしてキメポーズ。

他のメンバーが引っ込んで、一人アコギのコーナーになっても疲れも見せず堂々の演奏。
凄い。

弦を弾く、最も進化した哺乳類。
ハウ翁は遂にその域まで達した印象を受けた。

そりゃ客席から「I Love You」と男性から声掛けられますわ。
(すかさず「Me Too」と返すハウさん、リアクションスピードも凄い)




そして最新アルバム「Fly From Here」から組曲演奏。
そうです、最新アルバム・リリースに伴うツアーなんです!

最終日はジャカルタのリッツ・カールトンです!

・・・で、「Fly From Here」
よくぞ21世紀になって、こんな冗長な
・・・じゃなかった、
クドイ・・・じゃなかった、
壮大な・・・曲を作ってくれたもんです。(元はDoramaのアウトテイク的な素材だったらしいが)

そして、生演奏してくれたモンです。
当時は「NewウェイヴYes」とも言われた顔ぶれも、60歳過ぎたメンバーが大半。
それでもスタジオアルバムを楽しげに再現です。

凄いですわ。プロの音楽集団、健在ですわ。
(途中、アランのスネア音がオンリーハート用の音色を出してたけど、あれはスタッフのミスだよね?)

そして曲は
怒涛の代表曲オンパレード
「Heart of the Sunrise」
「Owner of a Lonely Heart」(ハウ先生の「80年代の曲を演るよ」との紹介あり)
「starship Trooper」の終盤で客席は立ち上がって拍手。
アンコールで
「Roundabout」



・・・充分に満足のコンサートでありました。

近くで食べたホープ軒千駄ヶ谷店のラーメンスープの臭み同様(?)、実に印象深かったコンサートでありました。

Yes2012来日初日公演へ行く

2012年04月17日 | ライヴ
行って来ました日本青年館大ホール。



Yesだった!
ヴォーカルこそ違え、あれはまさに
Yesでしたぞ!!




――以下、セットリスト

Fly From Hereツアー 2012.4.17

Yours Is No Disgrace
Tempus Fugit
I've Seen All Good People
And You and I
Solitaire
Laughing with Larry (Steve Howe song)
Fly From Here - Overture
Fly From Here - Pt I - We Can Fly
Fly From Here - Pt II - Sad Night at the Airfield
Fly From Here - Pt III - Madman at the Screens
Fly From Here - Pt IV - Bumpy Ride
Fly From Here - Pt V - We Can Fly (Reprise)
Heart of the Sunrise
Owner of a Lonely Heart
Starship Trooper
Encore:
Roundabout



ジョン・アンダーソン抜きでも、リック・ウェイクマン抜きでも
YESはYESと、80年の『DORAMA』で分かっていたし

2011年のスタジオアルバムが組曲を盛り込んだ一大プログレ・アルバムであった事もあり

ある程度は期待してたのだが

期待以上でした
YESでした

まさにYESの演奏でした!

最近の収穫『キューティーフィギュア』ハッピー&ピース

2012年04月15日 | プリキュア
3月下旬発売・・・という事で
ちょこちょこスーパーの売り場を覗いていたら

やっと見つけました、『プリキュア・キューティーフィギュア』。

キュアハッピーとピース。



まずはハッピー。
箱も良い感じですなぁ。



ピースは
予想通り可愛い。気合入れて作ってあります。



ちびスケにせがまれて取り出し、
さっそく組み立ててみます。



台座、腰から下、スカート、上半身と分かれたパーツを嵌めていきます。
スコートも良いが、スパッツ+スカートも良いですなぁ。

ハッピーのポーズは、キュアドリームのキューティーフィギュアのポーズと似てるな。



ピースさんは、やはり内股です。
髪のボリュームも充分です。

実はビューティーさんも出てるらしいが、売り場には無かった。
売り切れかしら・・・。

マーチさんとサニーさんは、5月に発売予定。

とりあえずビューティーさんを探さなきゃなぁ。

井岡vs八重樫で統一戦

2012年04月14日 | ボクシング
4/9に発表されましたな、ミニマム級王座統一戦。
WBC王者・井岡一翔(井岡)vsWBA王者・八重樫東(大橋)

日程は、6月20日
場所は大阪市のボディメーカーコロシアム。
日本人王者が両王座統一戦に臨むのは史上初。

まぁ、これまで「王座統一戦」と喧騒されてきたのは、暫定王者vs王者の統一戦だったりしたので
この点は看板に偽りなしってトコロか。

両陣営は大阪市内のホテルで記者会見し、井岡・八重樫ともに意欲的なコメントを行ったとか。
まあ、井岡の地元での試合だから会場の雰囲気で言えば八重樫にはアウェイになるのかな?

結局
両陣営が話題ある試合を組みたいんでしょうね。

両会長とも目立つのが好きそうだし。
井岡は早く上の階級に行って欲しいし、八重樫には上位挑戦者との防衛戦を行って欲しいんですがねぇ・・・。

ちびスケとお好み焼き

2012年04月14日 | 生活
スマイルプリキュア第9話が、あかね=キュアサニー回で
あかねの実家『お好み焼き あかね』話だったこともあり



なんか、お好み焼きを食べたくなった。



連れは仕事で一緒に行けず
ちびスケを連れてお好み焼き屋へ。

・・・で、
「しまった、以前行ったのは焼いたのを出してくれる店だったが、ここは自分で焼く店だ」と気付いた。

自分で焼く店なんて久々だ。15年以上前だ
ちびスケにとっては、初だ。

ちびスケと一緒という事もあり、最初は『もんじゃ焼き』
これは焦がしてしまったが、焦げの大半は私が食べた。
(また身体に悪いものを食っちまったよ・・・)

そしてミックス焼き。
シッカリ混ぜて、シッカリ油をひいた鉄板に乗せて、シッカリ焼き目をつける。

そして緊張の裏返し。

成功した。
程よい焼き目、形も崩れず、大成功!



ソースとマヨネーズをかけて味付け。
振りかけたカツオ節の舞を見せると、「すごい、動いてる」と大喜び。

ヤッタ――――!親の威厳も守られた。



サニーはんの様に「ニカッ」っと笑ってガッツポーズ。

あ、そうそう。
サニーはんは「赤いプリキュア」じゃなくてオレンジ色のプリキュアらしいです。

またサニー回ないかな。
そしたら
また、お好み焼きを食べたくなるだろな。

YES 来日公演迫る

2012年04月13日 | 洋楽
結局、4/12の追加公演が初日になるのか。

4/12(火) 東京公演 日本青年館
4/18(水) 東京公演 渋谷公会堂※
4/19(木) 東京公演 渋谷公会堂※
4/21(土) 大阪公演 兵庫市アルカイックホール

※CCレモンホールのネーミングライツ契約が終了し、元の名前に戻ったそうな・・・

メンバーは
Gt. Steve Howe
Key Geoff Downes (元バグルス、エイジア。ドラマYESのキーボーディスト)
Ba. Chris Squire
Dr. Alan White
Vo. Jon Divison (ジョン・アンダーソンの代わりの代わりのヴォーカリスト)

昨年出した新譜『Fly From Here』のプロデューサーはTrevor Horn。
元バグルスのメンバーだったトレバー・ホーンはドラマYESに参加。
YESのアルバム『90152/ロンリーハート』のプロデューサーも務め、80年代の売れっ子プロデューサーとなった。

元々がYESのファンだったというトレバー・ホーンは、ニュー・ウェイヴっぽい音質で
『90152/ロンリーハート』を作り上げ
時代とYESを結びつけた存在ともいえたが
『Fly From Here』では「普遍的な70年代の音を目指した」と言って、大作主義も復活。
元々が大作っぽかった『DORAMA』のアウトテイク的な『Fly From Here』を2012年に甦らせた・・・とか。



さあさあ、じゃあライヴでは『ドラマYES』復活か?・・・と思い、
最近のセットリストを調べたら

2012.4.1 Auckland setlist:

Yours Is No Disgrace
Tempus Fugit
Your Move/I See All Good People
Life on a film set
Steve solo - Solitaire/Clap
And You And I
Fly From Here
Wonderous Stories
Into the storm
Heart Of The Sunrise
Owner of a Lonely Heart
Starship Trooper
Roundabout

結構キャリアから満遍なく演っておられますな。
『DORAMA』も好きなんで、『Tempus Fugit』は盛り上がれそう。
歌詞で「Yes!」とキメる肯定的で前向きなバンドの意思表明曲だから、
まさに「これが今のオレたちだ!」という、実質バンドリーダーのクリスさんからのメッセージかも知れません。



「Into the Lens」「Machine Messiah」も好きなので、そちらも期待したが
まぁ、キャリア総括のコンサートになるのは仕方ないし、それはそれで楽しみだ。

結局
チケットは押さえましたわ。
オールスタンディングは無理だけど、ベテランバンドの椅子付きコンサートなら大丈夫だろう・・・と。
極力、立って乗り過ぎないようにして、おとなしく盛り上がりたいと思います。

2012年04月12日 | 生活
近くの公園
もう満開から約一週間



雨風あって一部は地面に落ちたが、
まだ多くの花は散らずにいる



今年の花見はパス
まだまだ酒は自重

5月の血液検査、結果はどう出るかなぁ

最近の収穫 『韓国版プリキュア5GoGo』ぬり絵

2012年04月11日 | プリキュア
これまた韓国に行ってきた人から貰いましたよ。
『プリキュア5GoGo!』の塗り絵ですよ。



当たり前だけど、表紙にハングル入ってますよ。
タイトルもハングルですよ。



なんか、やっぱり可愛い字体になってるな。
ハングル文字って、こんなに可愛くなったっけ?


※画像の色合いがイマイチなのは私のデジカメのせいで、実物はもっと色鮮やかです

表紙以外のキャラ紹介もハングル文字ですよ。



背景に色が入ってるのがイイなぁ。
この辺の華やかさは日本製より素敵かも。



背表紙も豪華。
これを韓国の良い子たちは買って貰ってるのか。
羨ましいなぁ~。



日本製とは別の意味で塗り甲斐がありそうだ。
キャラ絵もちゃんとしてる。
本物の版権イラストを使ってる感じ。
キャラを3頭身にした塗り絵もあるが、それも日本の『プリキュア絵本』くらいのクオリティー。



海賊版じゃないだろな?・・・と思って裏表紙を見たら
しっかり『TOEI』さんの文字がありました。

いや~、
海外でのプリキュア人気、ホントなんですね。

実感いたしました。

お土産で貰った『白いブラックサンダー』

2012年04月10日 | 生活
北海道に行ってきた同僚から貰いました。
『白い恋人』じゃなくて『白いブラックサンダー』です。



「そりゃ、『ホワイトサンダー』じゃねぇか!?」って突っ込むのはヤボです。

元々『ブラックサンダー』って商品も作ってられるんです。



その上でメーカーさんが
「今度はホワイトチョコだから『ホワイトサンダー』だよな」なんて名付けちゃったら
全国の初代プリキュア・ファンが黙っちゃいません。

そのふたつは、
必殺技『マーブルスクリュー』発動時の掛け声なんですから。



キュアブラックが「ブラックサンダー!!」と叫んで黒い雷を召喚
キュアホワイトが「ホワイトサンダー!!」と叫んで白い雷を召喚



エネルギー満ち溢れたとき、「プリキュアの美しき魂が」



「邪悪な心を打ち砕く」と決めゼリフ



な、なんでイキナリこんな凄い技を使えるんだ~!
とか思っていると
「プリキュア・マーブルスクリュー」と叫んで



「フンッ!!」とばかりにエネルギー波を放出!



相手は散り散りになってしまうという凄い技です。
相手が耐えても最後は「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉりゃ!」と
気合で何とかしてしまうんです。

『気合はプリキュアの最後の拠り所』の筈なのに、一番最近のプリキュアさんはイキナリ使いまくってて心配です。

それはともかく
『白いブラックサンダー』は



クランチ混じったココア・クッキーをホワイトチョコで包んだ美味しいモノでした。

いや~、しかし
お菓子1個でこれだけ語ってしまいましたよ。

これも『プリキュアシンドローム』ですね。

ジャパンスイム終わる②

2012年04月10日 | 競泳
本当の真剣勝負。

これこそ、オリンピック選考会。
これに勝たねば五輪に行けない。勝っても派遣記録を切らなければロンドン行きは無い。

1位になっても記録で及ばず、天を仰ぐ選手。虚ろな目で記録ボードを見つめる選手。
残酷な程の明暗。

そこから五輪行きを決めた選手は27名。
数では北京オリンピックより劣るが、メダルを目指して頑張って欲しい。

印象的な選手も多かった。

女子800m自由形の決勝で自己ベストを出しながら派遣記録に届かなかった藤野舞子選手。
それでも、勇気を持って序盤から出た姿は清々しかった。
持っている力を出しきったレースだった。
プールから上がる時は疲れ切っていたが、この人の表情(笑顔)は本当に清々しい。

男子200m背泳ぎでは入江陵介選手が圧巻の強さ。
2位争いは派遣標準を突破する選手が複数おり、混戦。
続々と画面の黄色いライン(派遣標準)を突破するレベルの高いレースだったが。
入江とて金メダルを確定するタイムでは無く、ロクテなどの海外強豪を上回るには本番までの上積みが必要だ。

そのなかでレースとしての面白さでは、女子200m平泳ぎが凄かった。
序盤から川辺選手が飛ばしまくり、ぶっちぎり状態だったが。
ラスト50mで一気に他の選手達が追い上げる凄い展開。
横一線で誰が勝つのか予測も付かない。
ゲスト解説の岩崎恭子さんも言葉が出ない程。
そして
勝ったのは今大会で勢いあった鈴木聡美選手。
2位に入ったのは、なんと15才の渡部香生子選手。
そして、先行していた川辺選手と日本記録保持者の金藤選手が同タイムで3位。
このレースも5人が派遣標準を突破するハイレベルのレースだった。

自由形は男女とも厳しい結果。
上田春佳選手こそ100mで日本記録を更新して派遣記録は突破したが、
背泳ぎから転向した伊藤華英選手、カムバックした萩原智子選手、ここ1~2年で力を付けてきた藤井拓郎選手も派遣記録に及ばず。
松田丈志選手が200mで派遣記録を切り、上位4名もリレー出場は決まったが。やはりメダル獲得を考えると厳しい。

100mの背泳ぎでも入江選手が五輪行きを決めたが。なんと世界選手権優勝者の古賀淳也選手が派遣記録に及ばず!

この手の「取りこぼし」が今大会は少なからずあった気がする。

もちろん、200m女子バタフライで星奈津美選手が素晴らしいタイムで優勝したり、
寺川綾選手が名実ともに日本の女子背泳ぎトップに立って安定した好タイムを記録したり、
男子平泳ぎでは北島康介選手と立石諒選手という2枚看板で五輪出場が決まったり・・・と朗報も多いのだが
(特に北島選手の強さは何なんでしょう。4年に一度ピークが来る感じですよ)
連盟や平井代表コーチは危機感を持ったようで

ロンドン五輪までの3ヶ月で現戦力の強化が必須となる訳ですよ。

それにしても
世界に挑む若者の素晴らしい姿を見て、胸が熱くなりました。
たとえ五輪行きが叶わなくとも、彼らの直向さにウソはありませんでした。
彼らの努力が(別の方向であろうとも)報われる事を切に願います。