高梨康治サウンドだゲイリー・ムーアだ言いつつ
8月30日 (日)の宙明先生卒寿コンサートに向け
宙名先生の音源を予習復習する事も始めているのだが。
コンサートの演奏が予告されている「マジンガーZ組曲」や
「グレートマジンガー組曲」、「大鉄人17組曲」だけじゃなく
なぜか予定にない「人造人間キカイダー組曲」を気に入って
聴きこんだりしてしまっているのです。
「キカイダー」は宙明先生が最も早く手がけた特撮曲だが
それだけにホーンセクションやロックビート、ファンキーな
リズムがヴィヴィッドに耳に飛び込んでくるんです。
編成もストリングスを多用するというより、あくまで
「バンド・サウンド」。
ベースとドラムがファンキーなロック・ビートを奏でて
実にゴキゲンなのであります。
ドラムの叩きっぷり、ベースのウネリっぷりに聴き覚えが
あるなぁ・・・と思っていたら
「和田アキ子リサイタル~日劇に於ける実況録音」の
フル・バンドに似た感触だったのです。
73年秋の日劇で行われたコンサートの実況盤。
20代前半、デビュー5年目、「あの鐘を鳴らすのはあなた」で
名実ともにトップに伸し上がった最高にパワフルな時期だけに、
バックのフル・バンドとの絡みも迫力満点のカッコよさ。
充実したリズムセクションにギター、ホーン・セクションが
幾重にも重なる、まさに重厚な演奏。
それに負けないアッコさんのソウルフルな歌唱は、まさに
最強なのであります。
「どしゃぶりの雨の中で」も、
原曲はサイケ掛かったキーボードが良い味を出していたが
ライヴ・ヴァージョンのホーン重ねも最高にカッコイイ。
そして、本人が「進駐軍の歌」と語った洋楽カバー・コーナー。
「スピニング・ホイール」「好きにならずにいられない」
「プラウド・メアリー」圧巻の「黒い炎」。
元が白人のブラス・ロック、ファンキー・ロックとしても
・・・もう、アッコさんが歌うと真っ黒です!
ここでもベースのウネリと、良く転がるドラムが最高で。
ホーンとのコンビネーションも見事。
当時のミュージシャンはジャズの影響をR&Bへ昇華させ、
最高にファンキーな演奏を聴かせてくれてたんだなあ、
宙明サウンドにも「そういう方々」が参加されてたんだろうなぁ
・・・なんて。
思いは拡がる一方です。
「実は同一メンバー」なんて言われたら信じちゃいますね。
でも、ライナーノーツにメンバー名がないんだよなぁ・・・。
※知りたいなぁ。・・・そしてそのミュージシャンの参加音源を
追っかけたいなぁ。
ウチにある「和田アキ子リサイタル~日劇に於ける実況録音」は
公式盤なれど、昔のレコードをCD化したモノで。
洋楽のライヴ盤みたいに「拡大版でボーナストラック大奮発」し
これまで知られていなかった資料もドーンと掲載・・・なんて、
そんなサービスして欲しいんですけどねぇ・・・。
無理なんですかねぇ。