じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

北大祭で食べまくり2014~そして特盛ステーキへ…編~

2014-06-15 | 美味しいイベント
北大祭のフードファイト後半戦へ。

一枚目の写真。

パレスチナ料理です。

…パレスチナ料理までも出ます(笑)。

チキンケバブですが、トルコとも味わいが違います。多少スパイシーな印象。

さらに。

ウイグルのポロと言う料理です。

野菜を炊き込んだご飯に、豆とチキンをどっかりと。

………ウイグル。

…世界地図のどの辺りだったっけ、なんて悩みつつ舌鼓を打つ。
(^_^;)

ウイグルのご馳走の一つだそうです。確かに、しみじみ噛み締めてしまいました。

それにしても。

こんな料理まで食べられるとは。

ウイグルはもちろん、パレスチナ料理を出すお店なんて、なかなか見かけません。

北大祭、恐るべし。

そんな北大祭の伝統の味。

揚げアイス。シューアイスを揚げて、チョコやイチゴのソースをかける。外はカリッとしてて、中のアイスがトロリ。

北大祭で昔から続くメニューだそうで、今年もいくつかの模擬店で売っていました。

デザートも食べたので小休止。

医学部前の噴水。医学部の校舎は、割と最近建てられたであろうと思われる建物なんですが、噴水はレトロな感じで趣があります。

さらに、毎年ついつい立ち寄ってしまう…

鉄道研究会の展示。

中に入る際は、今回も昔懐かしい硬券タイプの入場券をいただきました。

ちゃんと目の前でハサミを入れてくれます。

他にも展示を見て回ったり、ギターアンサンブルのコンサートを楽しんだりしていたら…

小腹が空きました(笑)。

ラストスパートです。

焼肉同好会のステーキ。

特盛。これで600円。ビールが飲みたくてたまらなくなりましたが、北大祭は残念ながらアルコールはNG。

つい、ここにも毎回立ち寄ってしまうんですが、今年も行列ができてました。学生と言えば肉。イメージも直結。こう言う若さ溢れる、力強いメニューは学祭ならではですね。

そして再びIFFへ。

インドネシアのクエサリカヤ。

潰したご飯の上に、ほんのり甘いペースト状のものが。ずんだ餅というか、おはぎのような味わいでした。

エジプトのコッシャリ。

ご飯にパスタや豆などを混ぜ込み、ピリッとしたチリソースをかけてあります。

ウイグルのポロ同様、これもエジプトの国民食だそうです。日本で言えばラーメンのような位置付けらしく、お店によって具材や味付けも違うとか。

エジプトに行って、ピラミッドを眺めつつ食べ比べをしてみたいなぁ…なんて思ってしまいました。

ラストはアフリカ。

…すみません。店先のメニューに日本語での記載がなかったので、料理名もどんな料理かも不明です。
(^_^;)

完全に見た目だけで買いました。最後に軽いおやつが食べたいと思ったんですが…狙い通り。

さつま揚げと言うか、ドーナツと言うか。なんせ素朴な味。懐かしさすら感じます。豆のような、植物性タンパク質系の生地を揚げた感じです。アフリカの草原を思い浮かべつつ、じっくり味わいました。

今年はこれにて終了。

もう少し時間と胃袋に余裕があれば、パエリアやナシゴレンやモンゴル料理も食べたかったんですけどね。

やはり、IFFは1日では回りきれません。

楽しみは来年に残したいと思います。

北大祭に携わった北大生とその関係者の皆様、今年も楽しませていただきました。ありがとうございました。

小樽の『Collage』

2014-06-13 | バール(バル)
「渾身のエスカベッシュですよ」

目の前に出された一皿。

本当に渾身の味。

言わばフランス風南蛮漬けなんですが、酸味や甘味、苦味が絶妙。大人のおつまみです。

そんな訳で、小樽の『Collage』であります。

小樽駅からも程近い中心部にあり、「隠れ家」や「街のオアシス」という聞き慣れた言葉よりかは、もはや酒呑みのベースキャンプのような佇まいのバル。

どっしりと構えて飲むも良し、「0次会」としてアイドリングで一人飲むも良し。

自分にとっては、ここに来ることのみが小樽に足を伸ばす理由になるお店であります。

…けれど。

札幌からは小一時間はかかりますんで、なかなか行きたくても行けませんでして。何とも歯痒い。
(^_^;)

とは言え。

行けば毎回、素敵な夜を過ごしております。

よく、このブログでは「酒呑みのツボ」という言葉を用いますが…

それを北斗百烈拳並みに毎回突かれます。"ひでぶ"な感じです。

例えば。

こんな自家製スモークを目の前に出されたら、それはもう、ニッカの骨太なウイスキーをハイボールで呑みたくなりますし…


トルティーヤにチーズなどを挟んで香ばしく焼かれたこの一皿には、ライムを絞り込んだコロナを呑みたくなるわけです。

こちらはカブとベーコンとアスパラのソテー。

これは冷たいカヴァ辺りで。

野菜のブルスケッタ。

茄子やパプリカなどの野菜の旨みが凝縮されてます。これをカリッとしたバケットに載せていただく。これのお供なら、辛口のスキッとした冷たい白ワイン。

倶知安のジャガイモのガレット。

これにはやはりビール。それこそ、小樽ビールのドンケル辺り。

お腹も満たされ酔いも程よく回ったら、今度はカクテルを。

いつものジャックローズ。

カルヴァドスという、リンゴのブランデーがベース。僕は毎回、酸味を利かせて作っていただきます。

夏の定番。

モヒート。ラムベースで、ミントの風味が爽快なカクテル。このミントも自家製と言うか、お店で育ててるミント。茎も太く力強いミントでした。

お酒をひとっとおり飲んだシメには…

以前も申し上げましたが、まさに「酒呑みの癒し」のようなホットドッグに…


熱々で甘味が深い、オニオングラタンスープ。滋味が体の隅々に染み渡る。

…もう、この流れでお分かりかと思いますが、酒呑みのあらゆるニーズにフレキシブルに応えてくださる感じが嬉しい。

コーヒーやソフトドリンクももちろん多数。

定期的にパーティーも開いていて、スペイン料理やメキシコ料理など、毎回テーマを決めて料理とそれに合うお酒を楽しめるそうで。

これにも一度は行きたいもんです。

通う度に新しい何かがある。

気付けば、そんなお店にばかり行ってますね。

北大祭で食べまくり2014~魅惑のIFF編~

2014-06-11 | 美味しいイベント
そうか…ここから稚内までは341キロか…

北大キャンパス内にあった妙に詳しい青カンバンを眺めつつ、そんなことを考えていたら、やがて通称「メインストリート」と呼ばれる、北大キャンパスを南北に縦断する通りに。


今年もやってきました。

北大祭です。

札幌の六月上旬と言えば自分にとっては、道でたくさんの人が踊る某祭より圧倒的に北大祭の方が楽しみなのです。

その模擬店(屋台)の料理のポテンシャルはどれもこれも高く、学祭レベルを超えているわけでして。

特に、留学生の皆さんの屋台があるエリアでは、二十ヵ国以上はあろうかという、世界各国の料理が楽しめます。

メインストリートを北上していたら、やがて現れました。

その名もIFF。インターナショナルフードフェスティバルです。

まさに、数十メートルの世界旅行。

魅力的すぎます。札幌に住んでいて、これを体験しないのはもったいなさすぎるくらい素敵。

では。

いざ行かん、食のワールドツアー。

まずはトルコ。

ケバブです。

もちろん…

こんな感じで焼いてます。

続いてネパール。

毎年食べるチキンカレー。数年前に北大祭で初めてネパールのカレーを食べ、その旨さを思い知りました。

さらにバングラデシュ。

タンドリーチキンに…


ココナッツ麺。

バングラデシュのタンドリーチキンは今回が初めて。

ココナッツ麺は毎年楽しみにしているメニューのひとつ。あっさりした塩ラーメン的な味わいですが、ほんのりココナッツの風味。

チキンや卵などが具材として入ってますが、刻んだ生のニラが何とも素敵なアクセント。

なんせ、バングラデシュの料理も旨いんですよ。

そして、毎年外せないのがタイ。

パッタイという焼きそばです。

海鮮に野菜などの具材がたっぷり。甘辛い味付けがクセになります。

タイに詳しい知人にこの写真を見せたら、これはハイレベルなパッタイだとお墨付きが。

自分は外国には行ったことがありませんが、やはり北大祭のIFFは、留学生さんやサポートする外国人の方々が、本気で現地の味を提供してくださってるんですね。

次はポーランド。

クロキュティエと言う揚げパン。中には春巻の具のような感じのものが。確か、キャベツの酢漬け等が入っていたような。

これはもう、日本のお祭りのフレンチドッグみたいなものでしたね。



さて。後半戦に続きます。

人種のるつぼと化した北大のメインストリートは、まるでニューヨークのタイムズスクエア(行ったことはありませんが)。

そんな中をガンガン突き進み、まだまだ食べまくります。

最近の『聡咲』~2014・初夏~

2014-06-02 | 居酒屋・和食
フィッシュフライサンド。

刺身でも食べられる、抜群に活きが良いホッケをフライにし、トーストしたしっとりモチモチサクサクな食パンで、たっぷりな野菜と共に挟む。

かぶりつくと、牛ステーキの肉汁のごとく魚の旨味が瑞々しくほとばしる。そして追いかけるようにやってくる、野菜のシャキシャキした食感。

噛み締めると、あらゆる旨味が舌にまとわりついて離れない。

飲み込んだら、それを剥がすがごとく冷たい生ビールを一気に流し込む。

…あ。

あまりに衝撃的なメニューだったので。

いつもの前フリ無しです。
(^_^;)

毎度お馴染み、ススキノの『聡咲』です。

これ。

凄かったです。

でも。

たぶん、しばらくメニューには載りません。
(^_^;)

最近、触れてませんでしたが、『聡咲』は常に日替わりメニュー。

まさに一期一会です。

ホッケの旨い季節になったら、また出会えるかもしれません。

では。

最近いただいた一期一会の品々をご紹介。

一応、これはメニューに書かれていたとおり、正確に記したいのですが…

『裏メニュー・筋金入りの一品きんちゃく玉袋肉じゃが』

所々、文字が強調されてました(笑)。

割るとこんな感じ。

名前はともかく、手間のかかりようは半端なく。肉じゃがの具材全てを油揚げで包んで巾着状にし、極上の出汁で炊き上げた訳で。

たぶん、これもしばらくは出会えないでしょうね(笑)。

最近、マスターは手間のかかる料理を自分で作りながら自分で「こんなん、二度と作らん!」とか言って逆ギレしたりするんですが(笑)、これも単に客への愛情です。

手間隙をかけた分、料理が美味しくなるのは当然の道理ですが、それをここまでやっていただけるのは、ひたすらに客に喜んでもらいたいという情熱の現れ。素敵。

これは揚げ納豆串。

野菜がたっぷりなわけですよ。

新玉ねぎのフライ。

特に、旬の玉ねぎをしっかり食べて、体の調子を整えて欲しいと。

豚のしょうが焼きにも野菜がたっぷりですし…


丸トマトとポテトのシーザーサラダなんてのは、もうしみじみ体に染み入るわけです。


竹の子が旨い時期には、それを天ぷらで。


豚とチンゲン菜の炒め。

さりげなく、牛スジや角切りのコンニャクなんて入ってました。シャキシャキのチンゲン菜と相まって歯応えが嬉しい一皿。

そして今、まさに旬。トキシラズの塩焼き。

今時期に太平洋側であがる鮭。秋ではなく今あがるから「時知らず」。脂の乗り具合は極上。鮭は今が一番旨かったりします。



普段はあまり何も考えずにバクバク食べてますが…

最近は特に、メニューからマスターのお心遣いを感じたりします。

旬のものを最高の食べ方で食べて、元気に過ごして欲しい。

マスターは当然、そんなことは一切言いませんが(笑)、そんな想いをメニューから感じる今日この頃。

皆さんもぜひ、その情熱ごと味わってください。