新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

「ヤマセミのいる橋」

2009-08-08 18:02:22 | 山の鳥
フィールドの一つである、自宅から90分ほどのところにあるダム。このダムの周遊道路である林道に、しっかりした橋が2箇所あります。どちらも沢から流れ込むところにありますが、比較的広くそれなりの深さがあります。水面に枯れた立ち木が程よく並び、「ヤマセミ」「カワセミ」の格好の猟場になっています。

その片方の橋の下に、「ヤマセミ」が良く姿を現します。と言っても必ずではなく、3回に1回ぐらいでしょうか。
この橋の上で親しくなった人がいます。私より少し年配でしょうか。デジスコ持参で「かわせみ」を持っています。スコープはツアイスの本格派です。しかし色々お話してみると、純粋に野鳥の撮影に来ているようではありません。本業といいますか、メインは鳥の木彫でした。木彫の参考にするためにツアイスのデジスコ買っているのです。すごいです。

さて先日久しぶりにダムに行って見ました。そのカメラマンに会えるかと思いましたが、誰もいません。今日も「ヤマセミ」は出ていないかと川を覗きこむと、1羽いるではありませんか。
少し距離があり、アップとまでは行きませんが、とても白黒がはっきりとした綺麗な「ヤマセミ」でした。
私に気が付かないようですのでしばらく撮影させてもらい、それから別の場所へ移動しました。1時間ぐらいしてから橋に戻りますと、もう1羽近くに出ていました。こちらのほうは、頻繁に水に飛び込み餌をとっていました。最初に見つけたきれいなほうは、枝にとまってしきりに鳴くだけです。
2羽が親子と判断したのは間違っていますか。その後もこの林道で誰とも会いませんでした。
「ヤマセミ」を2羽見つけたことを誰にも話せなかった、1日でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする