バラバラに生きてきた三兄弟が、
生前母親が日本から呼んだばーちゃんと一緒に暮らし、
交流していく中で次第に心の扉を開き、
愛情という絆で結ばれる家族の成長物語。
唯一の日本人キャストには、ばーちゃん役のもたいまさこ。
彼女は、日本語で話しても英語圏でも通じる人らしい。
その存在感と、セリフがなくてもOKな演技力。
この映画は、8月28日に公開されました。
いよいよラストだと思って、
旅行前でしたが映画館へ。
「かもめ食堂」「めがね」の荻上直子監督の
作品を見逃したくないと思ってのことです。
暖かく、幸福な気持ちにさせてくれます。
笑える、そして、じんわりと涙を流してしまう作品。
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「トイレット」とは、大胆不敵なタイトル。
しかし、必要不可欠、文化の象徴。
この分野において、世界に誇る最新
テクノロジーのトイレットを持つ日本。
ばーちゃんの深~いため息、わかるなぁ。
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海外旅行中、恋しくなるのは、日本のトイレットだもの。
ドアのないもの、鍵がかからないもの
使い方さえ?なもの、不衛生なものは数知れず、
いろいろな国で、いろいろなタイプのものに入ったなぁ。
自分らしく生きることの大切さを
やりたいことはやってみるべきだとも教えてくれます。
4年間引きこもっていた長男モーリーが
ピアニストとして、再び観衆の前で演奏が出来たときは
涙が止まらなくなりました。
「モーリー、クール!」
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2010.11.18