まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 星の旅人たち

2012-06-23 01:07:50 | 映画(劇場鑑賞)
「さあ、人生の旅に出かけよう」
バックパックを背に4人の旅人が<星の平原>と呼ばれる世界遺産
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの800km、
聖地巡礼の道を旅するらしいそのポスターを見て、
今日鑑賞する映画はコレしかないとチケット売り場へ。

混み合っているということでしたが後方の席を確保、
予告も見ず、出演者が誰かもわからずの映画ではありますが、
この映画館が選ぶ映画ならまるみの好みと合致するはずと
上映を待つのもワクワク。

フランスからスペインへと続く巡礼路、
歩いてみたいと写真や映像を見て思ってはいましたが、
現実的にはムリでしょうね。
四国88ヶ所、秩父札所巡りもまだなのに…

さて、主演のトムは「地獄の黙示録」のマーティン・シーン。
その息子を演じるのはこの映画の監督でもあり、
長男のエミリオ・エステヴェス。
あまりにそっくり、こんなに似ていたのという感じです。

巡礼初日に不運にも亡くなるという
息子のバックパックを背負い、なぜこの旅をしたのか
真意を確かめるために旅立つのです。

旅の目的は様々、巡礼の旅とはいえ同様のようです。
しかし、800kmを歩くのですから互いに励ましあい、
語り合うことも大切になります。

旅の宿も疲れた身体を横たえるだけのような場所、
野宿しなければならないことや食事もできないこともあります。
たまには名物料理に舌鼓もあるようですが…

いくつもの出会いと別れ、そのエピソードが増えるたび
トムの表情が少しずつ柔和なものになっていく
息子を自分の知らない自分をも理解していくかのように
その味わい深い演技が魅力です。

牧歌的な美しい風景も巡礼を体感させてくれるのに十分です。

ヒューマントラストシネマ有楽町

2012.6.15
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