まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 舟を編む

2013-04-29 10:35:13 | 映画(劇場鑑賞)
2012年本屋大賞第1位のベストセラーの映画化です。

原作も楽しめましたが、その原作を裏切らない映画になっています。
読んでいる時には、主人公の馬締さんを演じる人が
思いつかないなと思っていましたが、松田龍平さんなら納得、
キャスティングが良かったです。

辞書が、言葉の海を渡る【舟】。
ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。
もっともふさわしい言葉で、正確に、思いを誰かに届けるために。


このお話は、辞書【舟】を編集する
【編む】人たちの感動エンタテイメント。

新しい辞書「大渡海」の見出し語は24万語、完成までに15年。
編集方針は「今を生きる辞書」ですが、
完成までの時間には既に時代に合わない言葉に。

それらを校正しつつ、新しい言葉を集める
地道な作業の繰り返しです。

何事にもマジメに、不器用だけれど、一途で一生懸命。
こんな生きた化石のような人がいるのかしら
とも思うのですが、面白いです。

映画館でも観ている人たちが声を出して笑っていました。
主人公の馬締さんを仕事も恋も応援したくなってしまうのです。

原作を読んでから映画館へ行くのがオススメです。

電子辞書やPCで簡単に言葉を調べることが多くなっていたのですが、
紙の辞書を復活させるこの頃、
ページをめくる感触も愛おしくなりますよ。

ユナイテッド・シネマとしまえん

2013.4.17
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