まるみのあっちこっち巡り

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映画 フライト

2013-04-02 00:44:40 | 映画(劇場鑑賞)
多くの命を救った高度3万フィートからの奇跡の緊急着陸

そのパイロットにデンゼル・ワシントン、
何度も観た予告でこれは観ようと決めていました。
そのパイロットはアルコール依存症に薬物中毒という設定。

飛行機を操縦さえしてはいけないような人
ということがわかってくると観る気を失いました。

それでも遅ればせながら映画館へ足を運んだのは、
デンゼル・ワシントンの演技が観たかったからです。
2度のアカデミー賞受賞、この作品でも主演男優賞にノミネート。

アル中で、自信過剰で嘘つきイヤな男でもあるのですが、
操縦桿を握らせれば天才的で、勤務態度には難ありですが、
それが許されてしまっているかのようです。

このストーリーに引き込まれていくのは、
やはりデンゼル・ワシントンの演技力だからでしょう。

アルコール依存症はこういうものなのでしょう。
心に闇を抱えた弱い人間であるからこそ、
断ち切ることができないアルコールや薬物。

それらが社会問題になっている国だからこそのようなストーリー展開、
人々に真剣に考えて欲しいという狙いもあるのかもしれません。
ロバート・ゼメキス監督にしては
珍しい作品ですが、アメリカらしい映画です。

同僚であり、大人の関係でもあった
客室乗務員が乗客を守って命を落としたのに
裁判で勝つために機内でアルコールを摂取したのは
彼女だと主張するほどワルではなかったのは救いです。

T・ジョイ大泉

2013.3.24
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