シアトル市内にあるパイクプレースマーケットは、
アメリカで最も古い市場の一つです。
農産物の高騰に怒った農民達が農産物をワゴンに乗せて
やってきたのが始まりで、1907年のことでした。
農民の多数を占めていたのは日系人、
19世紀末に海を渡った日本人は、西海岸に多く、
シアトル近郊にも多くの日系人がいました。
第2次世界大戦中に日系人が強制収容所へ連行されると、
マーケットの存続自体が危機に直面することになったそうです。
そのような歴史を持つマーケットですが…
色とりどりの新鮮な野菜や果物、花などが
所狭しと並べられているファーマーズ・マーケット。
その隣りには、魚達が寝転ぶ魚売り場。
シ-フードも揃っています。
シアトルのシェフたちも新鮮な食品を
買いに来る総合市場で、生活に密着した
店が3000余り建ち並んでいます。
アンティーク・アクセサリ・バッグなどの小売店や
レストランやカフェも多く、トム・ハンクス出演の映画
「めぐり逢えたら」で使われたアセニアン・インもあります。
夏には店舗の前でカルテットやミュージシャンらによる
パフォーマンスが楽しめることもあるようです。
二人の息もピッタリ
観光スポットとしても人気のマーケット。
近くには公園もあるので、ここでブレイクしたり、
待ち合わせにも便利です。
そして、このマーケットにはファンなら
絶対に立ち寄りたいお店があります。
アメリカ・シアトル
2013.8.3