まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

上野の森美術館 80分待ちのボストン美術館 浮世絵名品展 北斎

2014-10-26 01:22:33 | ミュージアム
18日の土曜日は70分待ちで諦めましたが、24日は80分待ちでした。
金曜日は午後8時まで開館していますから時間は十分あります。

早めにランチをとり、12時を狙ったのですが、
同じことを考えた方が多かったのか最後尾は遠かったです。
80分立って待っているのですから元気な方が多いように思います。

久しぶりのお天気、暖かく気持の良い日、
木陰で並んでいますし、オシャベリをしていたので、
苦痛にはなりませんでした。

入場しても混雑はしていましたが、入場制限しているだけあって
作品が全く見えないということはありません。

葛飾北斎(1760~1849)は江戸後期に浮世絵師として登場。

アメリカの雑誌『ライフ』の企画では、
「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」で、
日本人として唯一86位にランクインした北斎。
ゴッホにも影響を与えた日本で最も有名な絵師。

常に新しい表現に挑み続けた画人の業績に注目し、
120年前に本格的な回顧展を開いたのがボストン美術館。

世界屈指のコレクションから選りすぐった
約140点の多彩な作品が展示されているのです。

その中には世界中でボストン美術館だけに所蔵が知られる
珍しい錦絵や版本、肉筆画、日本初公開の作品もあり、
200年前の作品とは思えない刷り上ったばかりのような
鮮やかな色彩で私達の目を喜ばせてくれます。
(近年までほとんど公開されなかったので保存状態が良好)

北斎とその娘応為も堪能することができました。
美人画は応為のほうが上手だったという話もありすが、
こちらも目を奪われました。

今年4月、三越劇場で観た「夏の盛りの蝉のように」の
舞台が蘇ってくるような北斎展でしたが、
応為の絵も見たかったというのが実現できてうれしかったです。

印刷された絵とホンモノは色合いも違ってしまいます。
80分待っても見たかった北斎展でした。
(実際は80分は待っていなかったと思いますが…)

音声ガイドのナビゲーター市川猿之助さんも良かったです。





上野の森美術館
東京都台東区上野公園1-2

2014.10.24
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