気弱な気持ちになったり、心が折れてしまいそうな日に
一人で訪れるミュージアムが相田みつを美術館です。
相田先生の文字や言葉に勇気づけられるために
地下鉄に揺られて訪れます。
印刷されたものよりホンモノはパワーがあり、
何度も読んだ言葉もその時々で受け止め方も違ってきます。
「負ける人のおかげで勝てるんだよなあ」の言葉に
負ける人のおかげだなんてしっくりこないと思っていました。
「自分の希望や思いが通らぬのが人生であり、世の中です。
自分の思いが通らぬということは、ことばを変えれば
<負け>ですね。」相田みつを先生の人生観だそうです。
~「一生感動一生青春」(文化出版局より)~
なるほど、自分の思いが通ることは稀、ほとんどは負けです。
当たる確率の低い<勝ち>に的を合わせず、
確率の高い<負け>に合わせれば、
確かに負けるひとのおかげという言葉も生まれるはず。
勝つことがもてはやされている時代の中で、
負けることの尊さを学ぶことも必要なのだと思います。
相田みつを美術館
東京都千代田区丸の内3-5-1
東京国際フォーラムB1F
「負けることの尊さ」展は、9月30日まで開催中。
2018.6.7