まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

国立映画アーカイブ 没後20年 旅する黒澤明

2018-06-13 00:16:36 | ミュージアム



日本で6館目の国立美術館が映画アーカイブ。
国内唯一の国立映画機関で最大のフィルムアーカイブ。
日本映画約80,000本、外国映画9,000本以上を収蔵、
収集、復元、保存、上映、映画のために誕生しました。

その開館を記念して行われているのが、
世界各地で上映されて、『クロサワ』の名を、
世界の映画界を席巻した黒澤明監督の展覧会です。

黒澤明研究家の槙田寿文氏のコレクションから
世界30か国にわたる黒澤映画の
ポスター84点を中心に、資料が展示。

「あなたの知っている日本人を教えてください」という
外国人向けの質問に必ず名前が挙がるのが黒澤明監督。

ヴェネチア国際映画祭で『羅生門』が金獅子賞を受賞後、
アカデミー賞と世界三大映画祭でも賞も得て、
日本映画の高い芸術性を示すシンボルとなりました。
世界の映画人に大きな影響を与えていることも有名です。

私も晩年の何本かは映画館で鑑賞しましたが、
見応えのある映画だったとしみじみと思います。

各国のポスターもデザイナーや画家たちの作品の
解釈の違いや国民性か同じ作品でもその相違に驚き、
写真のポスターはリアルですが、画家が描くポスターも
訴えるものが違っているようで興味が湧きました。

徹底的にこだわったという黒澤作品を
できる限り観ておきたいと思います。

東京都中央区京橋3-7-6

2018.6.9
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