2005年の初演以来、毎年クリスマス・シーズンの上演を継続し、
バレエ観客の裾野を大きく広げてきた超人気作の上演。
壮大なスケールと驚異の完成度、さすがのKバレエ。
オーケストラの生演奏でチャイコフスキーの音楽も堪能し、
一足早くクリスマス気分を味わえました。
前日は映画で「くるみ割り人形」を楽しみましたが、
やはり「くるみ割り人形」は、
バレエで楽しむ作品であると思いました。
第1幕の粉雪が舞い散るシーンに圧倒され、
第2幕中国人形やアラビア人形の動きに釘付け、
マリー姫にウットリでした。
音楽はあるものの身体表現によって能弁に語りつくす
“言葉のない芸術”にKバレエのステージに
ハマってしまいそうなまるみです。
芸術監督:熊川哲也
演出/振付:熊川哲也
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
指揮:井田勝大
演奏:シアター オーケストラ トーキョー
ドロッセルマイヤー(宮尾俊太郎)/マリー姫(小林美奈)
くるみ割り人形・王子(山本雅也)/クララ(河合有里子)他
Bunkamura オーチャードホール
2018.12.7