船舶や航空機が通り過ぎたあとに残る波や泡の筋、
雲の筋などのことを航跡波といいます。
水鳥や船舶が水面を進むと、
後方に一定のパターンの航跡波が生じるのです。
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こちらがカモの航跡波になります。
水中で交互に足を前後に水をかきながら
泳ぐカモの姿が愛らしい
新宿御苑のカモに癒されたまるみです。
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この航跡波を眺めているのが好きなので、
船尾バルコニーのキャビンから飽きるまで眺める
それが目標の一つとなっていました。
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キャビンなら早朝でも深夜でも
ノーメイクでもパジャマ姿であっても
いつでも見たい時に見ることができます。
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大好きな「にっぽん丸」には、船尾にキャビンがないので、
目標を達成するには他の船に乗船する必要がありました。
アラスカクルーズで楽しく過ごせた
「ノルウェージャン・ジュエル」が日本初寄港、
船尾バルコニーのキャビンが予約を取れたら
乗船しようと決めて、申し込み時間に
PCの前にスタンバイしたのは乗船の一年以上前でした。
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沖縄では海の色も青々と方向を変える時の
波の様子も撮ることができました。
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石垣島から台湾へ向かうところです。
夜になると航跡波に吸い込まれていきそうで、
怖いと思ったこともありました。
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台湾から日本へ戻ります。
波も穏やかで、明るい月の光に照らされた
空や海を眺めるのも癒されます。
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航跡波または航走波、引き波、曳き波、
流れの中で静止する物体、
水面を航行する物体(船舶など)の
下流側水面に生じる波のパターンのこと、
日本の船舶用語ではウェーキともいいます。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ジュエルで見る夕陽ももう最後だと思うと
この時間さえも愛おしくなってきます。
今回のクルーズは、0歳から92歳の2,600名が
乗船されていたと下船説明会で聞きました。
フィリピン、インドネシアなと57カ国1059名の
乗組員が働いているのだそうです。
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この日も一日海の上でしたが、
リラックスして航跡波を楽しみました。
2018.5.5