女性写真家のパイオニアである山沢栄子さんは、
女子美術学校(現・女子美術大学)日本画科卒業。
1926年に米国に留学し油絵を学び、その間、
写真家コンソエロ・カネガの助手として、
本格的に写真を学んだ経歴の持ち主。
彼女の絵画のような芸術作品のような写真に
心惹かれて生誕120年を記念した展覧会を観るため、
東京都写真美術館へ足を運びました。
「いい顔というのは、ポーズした顔じゃないです。
その人の持っているいい内容だからね。
だから、撮る人がそれだけのものを、
つかみとれる人でないと撮れないです、
いくらカメラがよくても。」
『私は女流写真家 -山沢栄子の芸術と自立-』
遺された作品も言葉も心にしみるものでした。
東京都写真美術館
東京都目黒区三田1-13-3
恵比寿ガーデンプレイス内
2020.1.17