まるみのあっちこっち巡り

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台東区立書道博物館 生誕550年記念 文徴明とその時代

2020-02-28 00:18:20 | ミュージアム



東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画
「生誕550年記念 文徴明とその時代」

あら、何か書いてありますね。







館内の写真撮影はできませんから
ここで写真を撮ったらカメラをしまいましょう。
写真撮影禁止と表示されるより良いですね。

館内の展示物にもこの文字で興味深い解説や
共感できるものが掲示されているので、
久し振りにこちらを訪れて良かったと思いました。







明時代(1368~1644)の中期に活躍した
文徴明(1470~1559)は、古典をよく学んだ
気品ある作風は一世を風靡し、後世に大きな影響を与え、
日本でも江戸時代には文徴明の書画が人気を博したそうです。

日本国内に現存する文徴明や同時代に活躍した
文人たちの書画が展示されており、
江戸時代の人々の趣向に触れられたように思います。
まるみの好みの書体ではありませんが・・・。







洋画界と書道界の両分野において大きな足跡を残した
慶応年間生まれの中村不折の銅像です。

中村不折は、フランス留学の経験もあり、
島崎藤村や夏目漱石の本の挿絵も描いています。
森鴎外の遺言で、墓碑銘を揮毫、
「鴎外全集」の題字を担当したのも不折です。

身近に目にしている例を挙げれば、
清酒「真澄」や「日本盛」のラベル、
「新宿中村屋」の看板文字に「信州一味噌」など。
味わいのある文字を遺されていますよね。







中村不折が明治時代に建てた大谷石造りの蔵ですが、
この時代の大谷石造りの蔵はとても貴重なものだそうです。
この蔵に文物や絵画を所蔵していたのですね。







台東区立書道博物館

東京都台東区根岸2-10-4

2020.1.26
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