Kodak DC4800
’08/01/07の朝刊記事から
ステルス機「純国産」開発を加速
防衛省 F22調達と両にらみ
防衛省は新年度、レーダーに探知されにくい「ステルス」性能を備えた戦闘機の実証機開発を本格化させる。昨年10、11月に十勝管内大樹町で模型による飛行実験を行っており、5年以内の初飛行を目指す。次期主力戦闘機(FX)の有力候補である米ステルス機F22Aラプターは、軍事機密流出を懸念する米国が輸出に難色を示しており、防衛省は純国産戦闘機開発技術を確立することで、F22導入実現に向けた交渉力を高める狙いもある。
実証機の総開発費は466億円。防衛庁技術研究本部(現防衛省技術研究本部)が1995年、研究に着手しており、2008年度政府予算案では70億円が計上された。
これまでの研究開発で、05年度にはフランス軍の施設で機体のステルス性能試験を済ませた。昨年の大樹町多目的航空公園で行った実験では5分の1模型を使い、計33回の飛行試験を行った。
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’08/01/07の朝刊記事から
クローン肉 米で解禁か
FDA 週内にも販売認可
【ワシントン5日共同】5日の米紙ワシントン・ポストは、米食品医薬品局(FDA)が早ければ6日からの週にも、クローン技術を使って生まれた家畜やその子孫から生産した肉類、乳製品の販売を認可する方針を表明する見通しだと報じた。牛肉や豚肉、牛乳などが対象になるとみられる。
FDAは2006年12月、クローン食品は安全との見解を発表。消費者の意見も聞いた上で、生産や販売を認可するかどうか結論を出すとしていた。
ただ米国の消費者の間でもクローン食品の安全性に対する不安は根強く、米議会は早期の販売認可に慎重な姿勢を示している。このため実際にこれらの食品が流通するようになるかどうか曲折も予想される。
同紙によると、オーストラリアとニュージーランドの当局は既に、クローン食品は安全との報告を発表しており、欧州連合(EU)、カナダ、アルゼンチンも近く同様の見解を表明する見通しという。