備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

080518 救助の旅700キロ 日本隊

2014-11-08 19:35:57 | 中国
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’08/05/18の朝刊記事から

救助の旅700キロ 日本隊
中国側の指定 二転三転


【青川県(中国四川省)17日平岩勇司】移動、また移動ー。
中国・四川大地震で応援に駆けつけた日本の国際緊急援助隊は、16日未明に成都入りしてから合計700キロに及ぶ大遠征を続けていた。
18日未明、四川省綿陽市北川ほくせん県に到着。
倒壊した中学校で救助活動を開始した。
隊員の一人は「私たちの強い思いは、ずっと空回りしている」と嘆いた。


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援助隊は地震発生から3日半経った16日未明に四川省の成都に到着。
成都近郊でも被災地は多かったが、中国側が指定したのは400キロ離れた青川県。
同県内でも二カ所をさまよい、倒壊した病院で作業を始めたのは成都着から14時間後の16日夕方だった。


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生存率が高い72時間ラインは過ぎていたが、援助隊は「多くの人が生き埋めになっている現場なら、生存の確率も高い」(小泉崇団長)と考えていた。
だが案内された現場は当初、人民解放軍が救出作業を行い、生き埋めの12人のうち9人の遺体を発見した後に「より重要な任務ができた」として撤収した場所。
日本の援助隊は残る2、3人の捜索を任されただけだった。


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その後、日本側は同じ青川県内での作業継続を予想したが、中国側は走行距離約300キロ離れた北川県への移動を要請した。
中国側の方針が決まるまで隊員は待機するだけ。
時間の浪費に「救える命が少なくなっていく」といら立ちが募っている。


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