’08/07/08の朝刊記事から
自爆テロ 41人死亡
アフガン インド大使館前で
【カブール7日共同】アフガニスタンの首都カブール中心部のインド大使館前で7日朝、自爆テロがあり、内務省報道官によると、41人が死亡、141人が負傷した。
2001年の米軍信仰によるタリバン政権崩壊後、カブールでのテロによる死者数としては最悪規模。
アフガンではタリバン残存勢力が攻勢を強め、今年に入り治安は悪化の一途をたどっており、自衛隊のアフガン派遣をめぐる議論にも影響を与えそうだ。
タリバン報道官の一人は共同通信に対し、関与を認めた。
大使館向かいの内務省を狙った疑いもあるが、内務省は「インド大使館を意図的に狙った犯行で、他国の情報機関が背後にいる」として、インドとカシミール地方の領有権を争う隣国パキスタンの関与を示唆した。
インド外務省は、テロで駐在武官ら大使館関係者4人が死亡したことを明らかにした。
アフガン政府当局者によると、そうこうしてきた車が大使館の門の前で自爆。
周辺には朝からビザ申請のために多数の民間人が並んでいたほか、通勤時間帯で多くの歩行者がいた。
近くにはインドネシア大使館もあり、同国の外交官二人も軽傷を負った。
インドはアフガンとの関係が深く、援助額も多い。
内務省前では2006年9月にも自爆テロがあり、12人が死亡、約42人が負傷した。