’08/07/04の朝刊記事から
沢に17歳少女の他殺体 岩手
首絞め突き落とす?
岩手県川井村の県道脇の沢で身元不明の若い女性の他殺体が見つかり、殺人、死体遺棄事件とみて調べていた岩手県宮古署は3日、被害者を宮城県栗原市若柳川南新堤下234、無職佐藤梢さん(17)と特定、発表した。
遺体の首には紐のようなものを使って絞められたあとがないことや遺体の大きな外傷は頭だけだったことなどから、同署の捜査本部は、佐藤さんが現場近くで手で首を絞められ瀕死の状態となった後間もなく、沢に架かる県道の橋(高さ4.5メートル)から突き落とされた可能性が高いとみている。
頭部の外傷部分の組織を詳細に調べた結果、生活反応がある間にできた傷ということも判明。
首を絞められてから、頭に傷を負うまでの時間はさほど空いていないと判断した。
捜査本部は、佐藤さんの両親から1日に宮城県警に出された家出人の捜索願を基に身元を確認した。
捜査本部は遺体の腕などにあった入れ墨の「タトゥ」などを手掛かりに関係店舗を当たるなど、身元の割り出しを進めていた。
今後、佐藤さんの高校時代の友人やバイト先の関係者から話を聞くなどし、交友関係や容疑者との接点を調べる。
佐藤さんの遺体は1日夕、沢に架かる橋の下でうつぶせで見つかった。
頭に深い傷と首に強く絞められたあとがあった。
司法解剖で死因は頭部外傷か頸部圧迫とされた。
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