’08/07/04の朝刊記事から
サハリン13歳 道内に搬送へ 大やけど
【ユジノサハリンスク3日津野慶】ロシア・サハリン州政府は3日、サハリン北部オハ市で発生した爆発事故で大やけどした13歳の少年を道内に緊急搬送し、治療を受けさせると発表した。
少年に意識はあるが、全身の85%に火傷を負い、手術が必要という。
少年はウラジミール・ノビコフ君(13)で、1日夕方、オハ市の車庫にいた時に石油系燃料が爆発し、大やけどを負った。
ウラジミール君の両親は日本での治療を希望し、サハリン州のホロシャビン知事に協力を求めた。
これに対し州知事は3日、州政府が費用を負担し、少年を日本に搬送する方針を決め、日本外務省に緊急のビザ(査証)発給などの協力を要請。
3日夜に特別の航空便で少年をオハから州都ユジノサハリンスクへ運び、日本への搬送に備える。
州政府は札幌市での治療を希望している。
サハリンから道内への緊急搬送は1990年に大やけどして札幌医大に運ばれた3歳の男児が最初。
昨年10月には北方領土・国後島からも1歳のロシア人男児が運ばれている。
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