'08/09/19の朝刊記事から
中国汚染粉ミルク 死者4人に
【北京18日共同】中国で有害物質メラミンが粉ミルクに混入され乳幼児が腎臓結石などにかかった事件で、中国新疆ウイグル自治区政府は18日、同自治区で1人が死亡したと発表した。
事件の死者は4人となった。
これまでの死者は甘粛省2人、浙江省1人で、地域的に被害が拡大した。
一方、新華社電によると、河北省石家荘市は同日、警察当局が新たに12人を逮捕したと発表。
逮捕者は計18人となった。
逮捕された18人はいずれも石家荘市在住。
6人はメラミンを牛乳業者に販売し、残る12人はメラミンを混入させた牛乳を粉ミルクメーカー三鹿集団(石家荘市)に出荷した疑い。
警察当局は、このほか28人を拘束して取り調べている。
また18日の中国紙「21世紀経済報道」によると、河北省幹部は一部の業者が2005年4月から原料の牛乳にメラミンを混入させる不正を行っていたと明らかにした。
牛乳からもメラミン
中国の乳製品大手3社
【北京18日共同】中国国家品質監督検査検疫総局は18日、乳製品大手3社の牛乳とヨーグルトから、有害物質メラミンが検出されたことを明らかにした。
汚染粉ミルク事件に絡み、牛乳へのメラミン混入が判明したのは初めて。
粉ミルクに加え、牛乳に汚染対象が拡大したことで、乳製品全般への国民の不安が広がりそうだ。
同総局は3社に対し、メラミンが検出された製品の自主回収を求めた。
汚染粉ミルク事件を受け、同総局が大手メーカーの牛乳などに対して重点的な抜き取り検査を実施した。
蒙牛、伊利、光明の3社のサンプルの最高1割程度からメラミンが検出された。
他のメーカーの製品からは検出されなかったとしている。
撮影機材
Kodak DC4800