鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

境線に乗ってみた・復路~鬼太郎さんによる各駅案内

2020-10-21 | 鉄道の旅


令 和 元 年 神 無 月 廿 日 ( 日 )

午 後 八 時 五 十 九 分

鳥 取 県 境 港 市

J R 境 港 駅





妖怪うごめく夜の境港を愉しみ、JR境港駅に戻ってきました。



駅の腰掛けにたたずんでいる鬼太郎さんたちに別れを告げ、現世へと還ります。



境港から米子・・・いやいや鬼太郎からねずみ男へと戻る列車は、21時23分発の普通列車



今回も「ねこ娘列車」です。



ねこ娘さんが笑みを浮かべるボックスシートに腰掛けて、境線の旅を愉しみましょう。


「皆さん・・・JR境線にようこそ・・・ゲゲゲの鬼太郎です・・・
父さんとねこ娘と一緒に、終点の境港までご案内します・・・」




「境港駅は、『鬼太郎駅』って愛称名があるのよ」

「これからワシらが終点まで各駅を紹介していくぞ。
楽しみにしておるのぢゃぞ」





午 後 九 時 二 十 三 分

鬼 太 郎 駅 を 発 車


「次は~ 馬場崎町~ 馬場崎町です・・・」

NO PHOTO

「愛称名は、『キジムナー』です」

むぅぅ、しょっぱなから撮影し損ねた妖怪が出るとは・・・。
キジムナーは、名前の響きから想像できるとおり沖縄地方の妖怪で、全身が毛におおわれている丸っこい古木の精霊だそうです。



「次は~ 上道(あがりみち)~ 上道です・・・」



「愛称名は、『一反木綿』ぢゃ」

光の加減でよく見えませんが、たしかに一反木綿さんです。
こちらは鬼太郎軍団ですから、忘れずにカメラに収めておきました。



「次は~ 余子(あまりこ)~ 余子です・・・」

 

「愛称名は、『こなきじじい』です」

爺様は影絵も合わせて2枚。
鬼太郎軍団ですから、当然カメラに収めておりますよぉ。



「次は~ 高松町~ 高松町です・・・」

NO PHOTO

「愛称名は、『すねこすり』ぢゃ」

すねこすり・・・撮っていません。
雨の降る夜に狭い道を慌てて走っていると、犬のようなものが足に絡んで転びそうになるといいます。
その足に絡んだ妖怪が、すねこすりなのだそうです。



「次は~ 中浜~ 中浜です・・・」

NO PHOTO

「愛称名は、『牛鬼』です」

またしても画像なし・・・これは境港リベンジも考えなきゃいけませんね。
牛鬼は石見地方(島根県西部)に伝わる妖怪で、顔が牛で体はクモの姿をしています。
見てくれだけでも怖いのですが、夜の浜辺に現れて浜辺の人を襲って食べてしまうのだそうです。
浜辺に現れるということで、中浜駅は「牛鬼駅」になっているようですね。



「次は~ 米子空港~ 米子空港です・・・」



「愛称名は、『べとべとさん』ぢゃ」

彼は鬼太郎軍団ではなかったのですが、カメラに収めておりました。
夜道を歩いている人間の後をつけてくるといわれていて、「べとべとさん、先へお行き」と言うと、べとべとさんの足音はなくなるのだそうです。
まあるい体に大きな口、そして足というシンプルな姿の妖怪で、境港の「妖怪の国」ではお口にお賽銭が入れられていました。



「次は~ 大篠津町~ 大篠津町です・・・」

NO PHOTO

「愛称名は、『砂かけばばあ』です」

鬼太郎軍団、痛恨の撮りこぼし・・・。
それはそうと、駅名がなんとも当同好会の皆様の興味をひきそうですね(内輪ネタ失礼)。
でも読みは「おおしのちょう」です。



「次は~ 和田浜~ 和田浜です・・・」

NO PHOTO

「愛称名は、『土転び』ぢゃ」

NO PHOTO が続いております・・・。
土転びは、峠から転がって下りてくるだけで、とくに悪さはしない妖怪だそうです。
旅人を守る神様だという説もあります。



「次は~ 弓ヶ浜~ 弓ヶ浜です・・・」



「愛称名は、『小豆洗い』です」

こちらは駅名標を撮ってありました。
私事ながら、私の元の同僚が弓ヶ浜に実家があるということで、忘れずにとっておいた1枚です。
さて小豆洗いですが、川のほとりでショキショキと小豆をといでいるような音を立てる妖怪です。
しかし人がこれを面白がって近づくと、必ず川に落ちてしまうのだとか。



「次は~ 河崎口~ 河崎口です・・・」



「愛称名は、『傘化け』ぢゃ」

「からかさ小僧」とも呼ばれる愛嬌たっぷりの妖怪、傘化けさん。
「ゲゲゲの鬼太郎」でも登場し、なんと鬼太郎に勝負を挑んでちゃんちゃんこを強奪するという意外な強さを見せます。



「次は~ 三本松口~ 三本松口です・・・」

NO PHOTO

「愛称名は、『袖引き小僧』です」

残念、NO PHOTO です・・・。
袖引き小僧は夕暮れ時に現れる妖怪で、道行く人間の袖を引いてちょっかいを出して喜ぶのだそうです。
それでいて、これといった悪さはしないのだとか。



「次は~ 後藤~ 後藤です・・・」

NO PHOTO

「愛称名は、『どろたぼう』ぢゃ」

どろたぼう・・・こちらも画はナシ。
漢字で書くと「泥田坊」なので、田んぼに関係するお方です。
放蕩三昧のために田畑を他人に取られた男が、夜な夜な耳にする声。
「田を返せ~ 田を返せ~」
この声の主こそ泥田坊であり、その正体は田畑を遺して死んだ放蕩息子の父なのだそうです。



「次は~ 富士見町~ 富士見町です・・・」



「愛称名は、『座敷わらし』です」

座敷わらしは岩手県に伝わる妖怪で、普段は座敷にたたずんでいるものの、その家人には見えないのだそうです。
まれに座敷わらしが見えることがあり、出会った人には幸運が訪れるといわれています。
座敷わらしが住んでいる家は繁栄し、わらしが去った家は衰退していくといわれています。



「次は~ 博労町(ばくろうまち)~ 博労町です・・・」



「愛称名は、『コロポックル』ぢゃ」

コロポックルは、アイヌの伝承に登場する小人で「ふきの葉の下の人」という意味だそうです。
水木ロードのブロンズ像も、なにやら葉っぱを傘代わりにしてたたずんでいますね。



「次は~ 終点の・・・米子~ 米子です・・・」



「愛称名は、『ねずみ男』です」

ねすみ男は「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するオリジナルの妖怪です。
人間に対してしばしば詐欺をはたらいて金品を巻き上げる、鬼太郎をあっさり裏切って悪事に加担する、そして鬼太郎やねこ娘に懲らしめられるという、軍団の中では異色の存在です。
通常時は戦闘能力はほぼないに等しいのですが、その悪知恵が戦況逆転のきっかけになることも。
そしてねずみ男の最大の能力は悪臭で、口臭が10メートル離れたハエを落とすほどだとか。
さらに放屁は、あの鬼太郎すらも失神させるほどだといいます。

「ワシらの案内、楽しんでいただけたかのぅ。
また、会おう!」





午 後 十 時 七 分

鳥 取 県 米 子 市

ね ず み 男 駅 に 到 着








ねずみ男駅・0番線ホームから、



「よにゃ~ご駅」へ。


今宵のお宿は松江にとってありますので、さらに先へと進んでいきます。



この日最後の列車は、22時28分発 山陰本線 普通列車 西出雲行きとなります。



若手の探偵さんが描かれた列車ではなく、シンプルすぎる黄色の列車で、神々の集う国へ。



列車は定刻どおり発車し、島根県に入ります。

 

安来駅では十神山(とかみやま)
揖屋(いや)では春日城をそれぞれ攻略。




令 和 元 年 神 在 月 廿 日 ( 日 )

午 後 十 時 五 十 五 分

J R 松 江 駅 に 到 着




今回の城攻め旅・最終目的地、松江へ。
目的はもちろん、国宝・松江城です。
時刻は日付が変わろうかという午後11時、当然お城には入れませんので・・・



松江駅南口から徒歩10分弱のところにある、3泊する予定のビジネスホテルへと歩き出したのでした。




【今回の鉄道乗車記録】

JR西日本 境港駅(鬼太郎駅) 1番線 21時23分発
[C]境線 普通 ねこ娘列車 米子行き 1両ワンマン
米子駅(ねずみ男駅) 0番線 22時07分着

米子駅 4番線 22時28分発
[D]山陰本線 普通 西出雲行き 2両ワンマン
松江駅 4番線 22時58分着

*所要時間 1時間35分(移動時間 1時間14分 待ち時間 21分)
*移動距離 46.8km
*運賃   秋の乗り放題パス使用(使用しない場合、860円)



【今回の「城攻め」成果】

[D]山陰本線
(22時28分 米子駅発車)
22時35分 安来駅(米子から1駅)  十神山城を攻略。
22時47分 揖屋駅(米子から3駅)  春日城を攻略。
(22時58分 松江駅到着)






最新の画像もっと見る

コメントを投稿