鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

房総半島一周~第2章・外房線を往く

2018-03-17 | 鉄道の旅


2 0 1 8 年 1 月 3 日 ( 水 )

午 前 9 時 2 6 分

千 葉 県 香 取 市

J R 小 見 川 駅 を 出 発



実家から柏へと戻る「城攻め」旅。



最初の電車、小見川駅 9時26分発 成田線 普通電車 銚子行きに乗り込みました。


小見川駅から銚子駅までは、おおよそ利根川と並行しながら進むかたちとなります。



しかしながら車窓からは、案外、利根川の流れを見ることはできません。
広がる水田地帯の向こうに、鹿島臨海コンビナートの工場群がそびえ立ちます。



小見川駅から3つ目の下総豊里駅で、ようやく車窓から利根川の姿を目にすることができました。




午 前 9 時 5 1 分

千 葉 県 銚 子 市

J R 松 岸 駅




終点・銚子駅のひとつ手前、松岸駅で下車します。



松岸駅は、成田線総武本線の分岐駅です。
佐倉駅で分かれた両線は、この松岸駅でふたたび収束するのです。



下車してほどなくやってきた上り電車は、総武本線 普通電車 千葉行き
最初の電車と同じく、E209系2000番台という車両だそうです。
9時55分、定刻どおりに発車しました。


総武本線は九十九里浜と並行するように進みますが、いかんせん内陸部を通っているので海はまったく見えません。



車窓からは青い空と、開けた田園地帯。
そしてたまに住宅地。
こういった風景の中、忘れちゃいけない「城攻め」。


9時55分、松岸駅飯沼城を攻略。
10時27分、八日市場駅発車後に野手城を攻略。
10時33分、横芝駅坂田城成東城を攻略。



10時36分、横芝駅・松尾駅間で「城攻め」を行い、この日最初の浪人を発見。



浪人は千葉家の家臣・胤貞(たねさだ)
能力値はまずまず、ためらうことなく家臣に加えました。



原さんを家臣に加えたから・・・ではないですが、掃部助の官位を叙任されました。
官位は攻城した城の数によって上がっていくシステムです。




田園風景の中、電車は私を房総半島の先へといざないます。




午 前 1 0 時 4 5 分

千 葉 県 山 武 市

J R 成 東 駅




2本目の電車も終点までは乗らず、途中の成東駅で下ります。



3本目の電車、東金線 普通電車 外房線直通 千葉行きがすでにスタンバイしています。
乗換時間はわずか3分ですが、ホームは同じなので問題なし。

これから進む東金線は終点の大網駅まで、成東を含めわずか5駅という短い路線です。
それでも難読駅が3つもそろっています。

(1) 成東 ・・・これは「なるとう」ですね。
(2) 求名 ・・・「弘明寺」と同じ読みです。京急沿線限定のヒント。
(3) 東金 ・・・路線名にもなってますが、千葉県民以外なら読めない人が多そうな気がします。

10時48分、20分にも満たない東金線の旅がスタート。


10時51分、東金線最初の停車駅。



「ぐみょう」です。
そして次の駅は、「とうがね」


東金線内では、11時00分、福俵駅付近で東金城を攻略しました。


11時06分、大網駅に到着。



18分間の東金線の旅は終わります。
蛇足ですが、大網の先の土気駅もなかなか読めませんよね。




午 前 1 1 時 0 6 分

千 葉 県 大 網 白 里 市

J R 大 網 駅


大網駅で下車したのは、東金線のホームです。



外房線ホームからはえらく辺ぴな場所に追いやられていますね。



4本目の電車は、11時08分発 外房線 快速電車 上総一ノ宮行きです。
発車標にもあるとおり、「快速」といいながら実際は各駅に停車します。



おお、今度の電車は違う・・・!
赤い帯の京葉線E233系5000番台という車両だそうです。
「快速」というのは、京葉線内は快速電車だったということなのでしょう。
行き先は上総一ノ宮という中途半端なところですが、ひとまず乗車しました。



時刻はそろそろ正午をむかえます。
そうなると気になるのが、お昼の問題。
今回の旅は改札口の外に出られないので、改札内で食事ができるかがとても重要になってきます。
滞在できる駅の中で、そば屋なりコンビニなり改札内にあるのか・・・?
そう考えると、終点の上総(かずさ)一ノ宮駅より途中の茂原駅のほうが可能性がありそうです。


11時14分、本納駅本納城を攻略。
11時16分、新茂原駅付近で一宮城を攻略。


そして11時21分、茂原駅に到着。



高架にあるホームから下りていくと・・・食事処はありません。



次の電車の発車時刻は11時50分、約30分の待ち時間があります。



待合室にあったアイスココアを、とりあえずのお昼代わりとして一服。



11時50分、外房線 普通 安房(あわ)鴨川行きの電車がやってきました。
早くも見飽きた感がありますが、E209系2000番台の4両編成に乗車します。



茂原駅から南下する外房線は徐々に海岸線に近づいていきます・・・が、しばらくは海が見えそうで見えません。
こんなときは、「城攻め」に専念。


12時15分、長者町駅到着前に万喜城を攻略。



万喜少弼(まんぎしょうすけ)という異名を獲得しました。
万喜城主であった土岐為頼の異名・・・なのですが、いかんせん土岐さんがちょっとマイナーですなぁ。

12時25分には、浪花駅付近で勝浦城を攻略しました。


12時30分、御宿駅を過ぎたあたり。





車窓からは太平洋が見えてきました。
千葉県の北西部に住む身となってからは、太平洋のような大海を見る機会が少なくなってしまったので、いつにも増してデジカメさんを酷使してしまいます。



12時38分、勝浦駅に到達。
画像からは見にくいですが、千葉県の図の所には「東京から110.1km」と表記されています。



CMでおなじみの「ホテル三日月」は勝浦駅のすぐ近くにあります。



新春の陽光により輝いている海。
のどかな風景ではありますが、季節はいまだ冬。
海の中は冷たいんだろうなぁ・・・。



ナント、コンナ日ニさーふぃんヲシテイル者ドモガイルトハ・・・。

勝浦の砂浜を挟むかのようにそそり立っている断崖。
こういった地形だからこそ、サーファーの望む波が押し寄せてくるのでしょうか。
私としては、こういう断崖のところに勝浦城があったのかな~と想像していましたが。
(ちなみに勝浦城は、画像とは反対側の断崖上にあったようです)



鵜原駅を通過。
近くには鵜原理想郷というリアス式海岸の名所があります。
この日のような雲一つない快晴で、おだやかな陽光で輝く海・・・たしかに理想郷かもしれませんね。



海に浮かんでいる岩場、よく見ると鳥居が立っています。(ブログの編集中に気が付きました)
守谷海岸にある渡島(わたしま)という島だそうです。
年に数回の干潮で、磯が現れて島と陸が繋がるのだそうです。



しばし海から離れ、12時51分。
この寂れた駐車場は、今は亡き行川(なめがわ)アイランドのそれですな。
眼前の山をトンネルで越えると、かつては南国の鳥、動物、植物で彩られた理想郷があったそうな。
21世紀に入り、売上げの低迷から閉鎖となってしまったそうな。
今では理想郷は廃墟となり、トンネルは封鎖されておるんじゃ。

でも行川アイランド駅はいまだに残っています。



日蓮上人の故郷・安房小湊安房天津(あまつ)を経て、



終点の安房鴨川へ。




午 後 1 時 1 0 分

千 葉 県 鴨 川 市

J R 安 房 鴨 川 駅




外房線の終点・安房鴨川駅に到着しました・・・が、いまだ満足な昼食を食べられないまま。



房総半島の兵糧攻めに遭いながらも、房総半島一周の「城攻め」旅は後半戦へ。



【ここまでの乗車記録】



JR東日本 小見川駅 1番線 9時26分発
成田線 普通 銚子行き 6両
松岸駅 2番線 9時51分着

松岸駅 1番線 9時55分発
総武本線 普通 千葉行き 6両
成東駅 1番線 10時45分着

成東駅 0番線 10時48分発
東金線 普通 外房線直通 千葉行き 6両
大網駅 3番線 11時06分着

大網駅 2番線 11時08分発
外房線 快速 上総一ノ宮行き 10両
茂原駅 3番線 11時21分着

茂原駅 3番線 11時50分発
外房線 普通 安房鴨川行き 4両
安房鴨川駅 2番線 13時10分着

*所要時間 4時間44分 (移動時間 4時間06分 待ち時間 38分)
*移動距離 147.3km






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