「世界一美しいスタバ」を出た我々は、このまま富山市を脱出。
富山湾沿いに進み、能登半島を目指していました。
(C)女王様
「ごついVOXY」ともども高所に上がっていきます。
大きな橋を渡っていくようですなぁ。
女王様はテンションが上がって、車窓の景色を撮影しておられます。
第2王子は・・・・・・寝。
(C)女王様
一望、富山湾!
・・・私は運転中なので、見ることはできなかったんですけどね。
(C)女王様
前面、富山湾!
今度は私も見ることができました。
我々は海の向こうに見える街の方へと進んでいきます。
(C)女王様
富山県最大の橋・新湊大橋でした。
さて、旅行1日目・・・地獄の車中泊を含めたら2日目?・・・の行程を軽く説明しておきましょう。
能登半島の入口にある富山県北西端のまち・氷見で昼食。
石川県に入って最初のまち・七尾にある七尾城【国指定史跡】に登城・・・したいのですが、涙をのんで通過。
能登島に渡ってのとじま水族館に行きます。
その後、某アニメの聖地とされているのと鉄道西岸駅へ。
某アニメ・・・ナントカのいろはとか云ったかな?・・・をこよなく愛する第2王子の要望をふんだんに取り入れた旅となっています。
東側、七尾湾岸から能登半島を横断し、日本海へ。
海岸地形のお勉強で必ず出てくる千里浜を進みます、もちろん車で。
そして金沢へと入り、ビジネスホテルにチェックインするという流れです。
車中泊ではありません、ベッドで寝ることができます!
やはり人間というものは、地面と平行な状態で寝なきゃいけないんです!
富山湾沿いに進んで能登半島へと向かう途上、道の駅
道の駅なので、駐車場は無料で利用できます。
「ごついVOXY」を停め、
道路に並行しているJR氷見線を越えてすぐ。
私の強い要望で立ち寄った景勝地・雨晴海岸。
雨晴海岸が文献に登場するのは奈良時代にまでさかのぼります。
その文献とは最古の和歌集『万葉集』で、「
之夫多尓能 佐伎能安里蘇尓 与須流奈美
伊夜思久思久尓 伊尓之敝於母保由
(渋谿(しぶたに)の 崎(さき)の荒礒(ありそ)に 寄する波
いやしくしくに いにしへ思ほゆ)
伊夜思久思久尓 伊尓之敝於母保由
(渋谿(しぶたに)の 崎(さき)の荒礒(ありそ)に 寄する波
いやしくしくに いにしへ思ほゆ)
万葉集を編纂した歌人・
時代は下り、鎌倉時代初め。
平家を滅ぼした後に兄と対立し、追われる身となった源義経とその主従。
彼らは京都を落ちて、義経が青年期を過ごした奥州平泉(岩手県)を目指していました。
この地に足を踏み入れた彼らに、無情の雨が降り注ぎます。
怪力の臣・武蔵坊弁慶は、岩を持ち上げて雨宿りできる場を造ったといいます。
義経主従は雨が晴れるまで留まったので、後世この地は「雨晴」と呼ばれるようになったそうです。
義経主従が雨宿りをしたという義経岩です。
氷見線の踏切のすぐそばに鎮座しており、岩の頂は義経社が祀られています。
なるほど、雨宿りするにはもってこいの岩です。
富山湾に浮かんでいるのは、女岩といいます。
義経岩と並ぶ雨晴海岸のシンボルといえます。
雨晴海岸の近海には大きな岩がふたつあり、それぞれ「男岩」「女岩」と呼ばれています。
女岩のほうが若干小さく、小さな岩礁が周りにあるのが子供を連れているように見えることから、そう呼ばれるようになったそうです。
男岩は、右端にある▲のようなやつです。
女岩から800メートルほど離れているので、小さく見えてしまいますね。
透き通った富山湾の水。
海に来ると生き物を探し出す第2王子ですが、この日は体調不良のため動きはやや控えめ。
それでも岩場にフナムシを見つけると、やっぱり嬉しそう。
女王様はぎゃーぎゃー悲鳴を上げておられましたが・・・。
道の駅のほうに振り返ると、そばにある踏切が鳴動し、遮断機が下りました。
『今度来る列車って、「忍者ハットリくん」のラッピング列車じゃないかなぁ
氷見は藤子不二雄A先生の出身地だから・・・』
そう蘊蓄を垂れている私を前に、
普通の列車がやってきました。
道の駅に入りました。
テラスからの雨晴海岸。
義経岩が真正面に鎮座していて、女岩は見えないですね。
男岩はわずかに見える、といった具合です。
それにしても氷見線はほんとうに海っぺりを走っているんですね。
車窓の素晴らしさが容易に想像できますね。
道の駅では「ばかうけ」しろえび味などのお土産を買いました。
この日の天気予報では、富山県地方は「曇り」と報じられていました。
富山市内では曇っていた空も、雨晴海岸ではその名のごとく晴天が広がってくれました。
それでも遠くの雲は払しょくされることはなく、残念ながら海越しの立山連峰を見ることはできませんでした。
雨晴海岸・・・ここにも「宿題」を残していきました。
寒ブリで有名な港町・氷見。
この街で食事をし、街なかを散歩してみたかったのですが・・・
時はそれを許さず。
ひとまず道の駅氷見に向かうことにしました。
あれれ? この道の駅はレストランがやってない???
仕方がないのでフードコートで食事することに。
私がいただいたのは、やさしい喉ごしの氷見うどんと白エビかき揚げのセット(税込1,300円)。
ここでもしっかり地の物を堪能することができました。
あれから道の駅を歩き回ったところ、別棟の建物に営業中の食堂がありました。
とはいえ、
氷見うどん、うまい!
白エビかき揚げ、甘い!
富山県最後の街・氷見を後にし、「ごついVOXY」と我々はいよいよ石川県、能登国へと入ります。
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