日本一の高さを誇り、日本海を一望できる出雲日御碕灯台【国指定重要文化財】を下りてきました。
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日御碕灯台に最も近い駐車場。
出雲大社へと戻るバスも、こちらから発着します。
日御碕は、夕陽の名所。
なにせ「
しかしこの日は曇り空。
これから晴れることはなさそうでした。
そしてなにより、私はこの日千葉へと帰らなければならない。
そのためには、この時間で日御碕を辞去しなければなりません。
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15時47分、後ろ髪を引かれつつも、やってきた一畑バス・出雲大社行きに乗り込みました。
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進行方向右側の席に座り、行きと同様に日本海を望みながら、出雲大社へと戻ります。
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きついカーブと、アップダウンの連続。
旅立ちの前は「レンタサイクルで行ってやるぞ~!」と息巻いていましたが・・・。
バスで移動して大正解です、まったく。
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車窓からの日本海をじっと眺めていきます。
再び日本海を見るのは、しばらく先のこととなりそうですからね。
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16時10分、出雲大社バス連絡所に到着しました。
バスのラッピングを見て・・・出雲ナンバー、かっこいいなぁ。
絵柄は神話とドラクエⅢに登場するヤマタノオロチですね。
それにひきかえ・・・わが本拠地のナンバープレートの絵柄なんて、ほとんど印象に残らないです。
まぁ私の主観なんで、これ以上は申し上げませんが、どうでしょう?
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出雲大社
ここから駅まで続く神門通りの土産物店で買い物をして・・・
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出雲大社前駅へ。
今度の電車は、
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17時13分発 普通電車 川跡行きです。
発車時刻までかなり時間があるので・・・
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お土産物をじっくり観察。
左は、中浦食品「どじょう掬い饅頭」。
ぽっと出のキャラクター饅頭かな・・・と思ったら、とんでもない。
販売が始まってから50年以上たつという、山陰地方を代表する銘菓なのだそうです。
こちらは、職場に持っていこうかな。
中央と右は、彩雲堂「若草」。
包装紙に包まれているのは女王様ご一家へのお土産用。
そして小さな箱のほうは、おやつとして買ってきたもの。
電車の待ち時間がそこそこあるようなので、
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文化財に登録されているステンドグラスの美しい洋風の駅舎で、松江を代表する和菓子「若草」をいただきましょう。
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「若草」・・・想像以上に甘い!
緑色の食べ物は、草餅とか抹茶系のように甘さ控えめなイメージがありますが、この「若草」はストレートに甘いです。
そりゃあ、お抹茶と一緒に口にする和菓子ですから、お抹茶の苦味に負けないように甘くできていますよね。
「若草」というお菓子は、「どじょう掬い饅頭」以上に歴史が深く・・・
松江藩七代目の城主松平
不昧公が当時茶事に用いられたお菓子は非常に多く、茶事十二ヶ月の中に記録されていますが、中でもこの「若草」は一月から四月、春のお茶席に好んで用いられたお菓子です。
若草の由来は、藩主がよまれた歌の
曇るぞよ 雨ふらぬうちに 摘てこむ
栂尾 山の 春の若草
から命名されたものです。
お菓子のあざやかな色彩と
・・・箱の説明文によると、こういうものなのだそうです。
そういえばこの「若草」、何かに似ているような気がします。
松江に来る前・・・JR東海道線あたりで見たような・・・。
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これです!
このイメージに引っ張られたからか、「若草」は甘さ控えめの和菓子だと思い込んでいたんですね。
文化財の駅舎でちょっとした「お茶席」を愉しんでいると、一畑電車さんが、ホームに入線していました。
出雲大社、稲佐の浜に日御碕。
この日すべての目的地を訪れ、「縁結び祈願のたび」は帰路に就きます。
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わが本拠地・柏への帰路。
その最初の電車が、一畑電車大社線 川跡行きです。
17時13分、出雲大社前駅を発ち、
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17時24分、川跡駅へ。
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ここでは、朝に乗車した松江しんじ湖温泉駅方面の電車ではなく、その反対方向の電鉄出雲市駅行きの電車に乗り換えます。
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17時36分、電鉄出雲市駅に到着しました。
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