群馬県最大のターミナル駅・高崎駅に到着しました。
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高崎から先のルートは・・・
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高崎線で大宮方面へ進むルートと、
八高線で八王子方面に進むルートが考えられます。
今回の「城攻め」では、日本100名城を優先していきます。
この先のルートにある100名城は、鉢形城(埼玉県寄居町)と川越城(埼玉県川越市)。
したがってこの先は、八高線で
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というわけで、今度の列車は13時22分発 信越本線 普通電車 横川行き???
ではなく、一番下の13時34分発 八高線 普通列車 高麗川行きです。
それにしても独立した発車標がない八高線って・・・。
発車時刻は約40分後なので、高崎駅でランチをいただきましょう。
高崎駅は大きな駅だから、駅ナカも充実しているだろう・・・そうタカをくくっていましたが、改札内で移動できる範囲は予想以上に狭かったです。
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それでも立ち食いそば屋さんはありましたので、本日2杯目のそばをいただこうと思いましたが、
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隣りの駅弁屋さんにこのようなのぼりが立っているのを見つけてしまいました。
そうだ、たまにはそばじゃなくて駅弁にしよう!
駅弁屋さんで買い物をして、八高線のホームでいただくことにしました。
八高線の発車する3番線に向かうと、
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ほかの乗り場からは約100メートル向こうに追いやられています。
八高線の冷遇っぷりを、またも見せつけられてしまいました。
本日の昼食は・・・
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おぎのやの「峠の釜めし」です!
容器が本物の陶器という駅弁界の異端児でありながら、抜群の知名度と人気を誇る駅弁界のレジェンドともいうべき存在。
ビニールの容器に入っているのは、別についてくる香の物です・・・私は苦手なので、そのまま持ち帰ります。
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それではご開帳。
釜のふたには「横川駅 おぎのや」とあります。
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峠の釜めし! うまし!!
うすい醤油だしの炊き込みご飯には、鶏肉、ささがきごぼう、しいたけ、たけのこ、うずらの卵、栗などがバランスよく入っています。
この中でも主力の鶏とうずらを早々に賞味してしまった私は、終わりごろにちょっぴり寂寥感を感じてしまいましたが、これはご愛嬌。
そしてオレンジ色のはなんだろう?・・・・・・これは甘酸っぱい!
干したみかん?? そうではなく、これは杏のようです。
この杏はデザートのようなものでしょうね。
胃袋と旅情を満たしてくれた峠の釜めし。
残ったお釜をおみやげにして、旅を再開するとしましょう。
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隅に追いやられてしまった八高線ホーム。
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関東ではあまり見られない、こぢんまりした気動車がやってきました。
押しボタンで扉を開ける、乗務員がひとりしかいないワンマンカーというのも、関東ではめずらしいですね。
車窓のよく見える窓際の一人席をゲットし、発車時刻を待ちます。
そうそう、城好きの人間ならば進行方向左側(東側)の座席を必ずゲットしましょう。
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赤城山に別れを告げ、列車は南の埼玉県へと走ります。
八高線は八王子を起点として、高崎までを結ぶ路線ですが、
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高崎駅の隣りの駅・倉賀野駅が八高線の正確な終点となります。
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倉賀野駅を過ぎてしばしは高崎線と並走する八高線。
高崎線のレールが向こうに離れていき、これより八高線の旅が本格的に始まります。
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無人駅の多い八高線ですが、山がちな土地を分け入って進むのではなく、のどかな田畑と宅地をマイペースで進むといった具合です。
「城攻め」も忘れずに行い・・・
13時23分、高崎駅の八高線ホームで倉賀野城を攻略。
13時38分、倉賀野駅で山名城と島名城を攻略。
13時47分、群馬藤岡駅で藤岡城、金窪城と雉岡城を攻略。
列車は埼玉県に入り、14時15分寄居駅に到着。
八高線と、秩父鉄道線、東武東上線が乗り入れるターミナル駅です。
東上線の終点が寄居駅であることは、意外と知られていないように思えます。
さてここでも忘れずに「城攻め」を行い、
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日本100名城・第18番! 鉢形城攻略!!
加えて花園城も攻略!
鉢形城では、藤田信吉と北条氏邦のふたりを家臣に加えました。
14時18分、寄居駅を発車。
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大東京を潤す荒川を渡ります。いよいよです!
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荒川の崖にあった鉢形城。まさに天然の要塞です。
書籍にも登場する鉢形城の画は、この八高線から望むことができるのです。
八高線は鉢形城の城域をぬうように進んでいきます。
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三ノ丸の空堀も車窓から見えるのです。
その後も、列車はゆっくりと南へ進み・・・
14時29分、竹沢駅で腰越城と本田城を攻略。
14時45分、小川町・明覚駅間で斎藤氏館を攻略。
14時54分、越生駅で毛呂氏館と田波目城を攻略。
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列車は65kmの道のりを1時間半かけて、高麗川駅に到着しました。
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次に乗車する電車は、15時26分発 川越線 各駅停車 川越行きです。
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「身なりは正しく」・・・・・・ハイ、わかりました。。。
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高麗川駅さんのお言いつけどおりに身なりを正して待っていると、電車が定刻どおりやってきました。
川越線の車中では・・・
15時34分、笠幡駅で城山砦を攻略。
15時43分、西川越駅で河越館と砂久保陣馬を攻略。
あっさりしてますね。
そして15時47分、
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終点・川越駅に到着しました。
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川越駅から接続する川越線 快速電車 埼京線直通 新宿行きへの乗換時間はわずか3分。
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時間の合間をぬって「城攻め」を行い、日本100名城・第19番、川越城攻略!
家臣も、大道寺政繁、大道寺盛昌、酒井忠勝の3名を加えました。
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また川越城(河越城)を攻略したので、「地黄八幡」の称号を獲得。
日本3大奇襲のひとつ・河越
しかし北条綱成本人の登用はできなかったのが、ちょいと残念ですね。
【ここまでの乗車記録】
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JR東日本 [JJ07]柏駅 3番線 8時07分発
■常磐線 快速 勝田行き
[JJ08]我孫子駅 1番線 8時12分着
(我孫子駅にて「弥生軒」の唐揚げそばを賞味)
[JJ08]我孫子駅 1番線 8時37分発
■常磐線 快速 勝田行き 15両
土浦駅 1番線 9時09分着 5分停車・後5両切り離し
友部駅 2番線 9時48分着
友部駅 3番線 9時53分発
■水戸線 普通 小山行き 5両
小山駅 15番線 10時54分着
小山駅 8番線 11時02分発
■両毛線 普通 高崎行き 6両
高崎駅 6番線 12時50分着
(高崎駅にて「おぎのや」の「峠の釜めし」を賞味)
高崎駅 3番線 13時34分発
■八高線 普通 高麗川行き 2両ワンマン
高麗川駅 2番線 15時06分着
高麗川駅 1番線 15時26分発
■川越線 各駅停車 川越行き 4両
川越駅 4番線 15時47分着
*所要時間 7時間40分 (移動時間 5時間58分 待ち時間 1時間42分)
*移動距離 293.6km
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