鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

千葉市の洗礼~穴川インターまで

2014-09-02 | チャリ旅


2 0 1 4 年 8 月 1 4 日 ( 木 )

午 前 7 時 3 5 分

千 葉 市 中 央 区 村 田 町

国 道 1 6 号 1 周 の 旅 ス タ ー ト



国道16号をひたすら走っていく今回の旅。



国道16号は、法令上は横浜市西区の高島町交差点のマーカー)を起点・終点とする環状の道路です。
千葉県の富津岬と横須賀の観音崎のあいだには東京湾が横たわっているので、実質的には富津市富津のマーカー)から横須賀市走水のマーカー)までを環状に走る道路といえるでしょう。
千葉から横浜までは、日本橋から約30kmのところを通っており、沿線の街は350万都市横浜をはじめ、千葉、柏、さいたま(大宮)、八王子、町田と都会的。
つながりの薄い南関東1都3県を結ぶ、首都圏の大動脈であります。

陸上部分の全長は約250km。



第1日目はその3分の1強、千葉から大宮までの約90kmを走ります。
そのうち、スタート地点の村田町から穴川インターまでの約14kmは「千葉バイパス」と呼ばれ、その大部分が京葉道路の側道となっています。


今回の旅は国道16号が主体ですので、たとえ遠回りになったとしても16号から外れずに進もうと思っていました。



画像の右側の道路が国道16号、左側は単なる市道です。
そして私とママチャリは市道側を走っています。
それというのも、自転車通行禁止だからです。
さすがに交通法規を破ることはできません。

「たとえ遠回りになったとしても、16号から外れずに――」

この誓いが旅開始直後にいきなり破たんしてしまいました。
これからは・・・
「たとえ遠回りになったとしても、16号からなるべく外れずに――」
この方針で進んでいきます。


16号の旅最初の青看です。



最初のチェックポイント・柏までは46km・・・たぶん柏でお昼だろうな。
なにげに千葉市に隣接する八千代まで25kmもあります。千葉市もなかなかデカいです。




しばらく16号との別居生活が続きます。
しかし油断していると川や線路が行く手を阻み、先に進めません。



こっそりと現れる16号へと合流する脇道に気を配る必要があります。



スタート地点から約500m、初めて16号を走ります。



スタート地点から約1.5km、古市場交差点
ふたたび16号と別居するのですが、右手側からあやしい影・・・京葉道路がやってきます。



16号に復帰すると、片側2車線に加えて中央に京葉道路がそびえます。
京葉道路さんとはしばらくのお付き合いとなります。


ですが、16号線は京葉道路さんを追いかけるかのように、一緒にアップダウンを繰り返します。
そして私とママチャリは、そんな16号に終始振り回されることに。

国道16号は高速道路にも準じる高規格道路のため、平面交差を極力避ける構造になっています。

鉄道はすべて跨線橋で越えます。さらに市道の何本かもまとめて超えるため、当然アップダウンが生じます。
こんなとき16号さんはたいてい自転車・歩行者を見捨てるかのようにひとりでゆるやかに上っていきます。
残された私とママチャリはしばらく平地をとぼとぼ進んでいきますが・・・・・・

いきなり階段が現れて上らされるか、車道以上の急坂を上らされます。

交通量の多い道路との交差は立体交差(陸橋)が多いのですが、自転車は陸橋に上れません。
自転車通行禁止の場合もあれば、側道が狭く通行が危険である場合もあります。

そうすると自転車は下道へ下りることを余儀なくされます。
そして千葉市内の国道16号は、丘陵地帯を縫うように通っているので、車は平坦な陸橋を渡り、自転車は急坂を下る&上ることを強制されます。



こんな具合に。


国道16号の旅、しょっぱなから山場をむかえます。
意外なことですが、国道16号の旅では千葉市内は屈指の難所です。
これから100km近く移動しなければならない身にとっては、かなり堪えます。


そんな自転車ユーザーにさらなる仕打ち。



生い茂る雑草!



歩道にせり出す樹木!



歩道を埋め尽くす雑草ども!!

国道事務所はなにをやっているのか・・・・・・と文句のひとつもいってやりたいくらいです。
事業仕分けで予算が削られたという話は本当なのでしょうか。


スタート地点から8km。



青看に東京までの距離が突如現れます。
京葉道路経由で40kmだそうですが・・・・・・わざわざ「東京」を載せるところが千葉らしいといえば千葉らしいです(^_^;)


スタート地点からもうすぐ10km。



中央区を脱出、若葉区に入ります。まだ千葉市を抜けられません。
道路は相変わらずの片側2車線、中央には防音壁に包まれた京葉道路が走っています。

若葉区に入って1kmほどで貝塚トンネルに差しかかります。



なんと自転車は通れません!
自転車は国道16号を外れ、細い道の住宅街を右往左往させられます。
車はトンネルで丘陵をあっさり通過できるというのに、自転車は自分で丘を越えろときたもんだ。
しかもトンネルの手前でわざわざ下り坂を用意してくさる・・・
(このあたりを通ったときは、かなりやさぐれていました)



京葉道路の貝塚インターを過ぎたあたりでようやく国道16号に復帰できました。
この下り坂もなかなかの傾斜です。



下ったかと思えばまたも上り坂。
さきほどの下り坂と同じくらい急です。しかも両サイドに雑草のおまけつき。
千葉市若葉区、かなりの難所です。


スタート地点からだいたい13km。



アップダウンがだいぶ落ち着いたところで・・・



稲毛区に入りました。まだ千葉市です。
柏までは33km。


稲毛区の境界標から1kmほどで、千葉バイパスの終点・穴川インターが見えてきます。

正確に言うと、稲毛区に入る手前で穴川インターが見えてきます。
「ふぅ~、ようやく京葉道路は終わりか・・・」
そう安堵しながら走ると、その穴川インターはなんとフェイク、正体は穴川東インターなのでした。

そういうことがあったので、疑りながら陸橋の向こうを見てみると、

 

どうやら本当の?穴川インターのようです。
それにしてもこの千葉バイパスは、直進するとUターンできない有料道路に突入してしまうという、いささか恐ろしい造りになったいます。



穴川インターから道の中央を走る千葉都市モノレール
モノレールの通っているほうは国道126号線で、かつて千葉バイパスがないころはこちらが国道16号線でした。

小学校の時分、千葉競輪場へ行くときに千葉北インターからこの道を通りました。
あの当時はモノレールなんてものはありませんでしたねぇ・・・。



私とママチャリはモノレールの通る国道126号とは逆方向へ進みます。



柏まではあと32km、大宮までは78km。
はやくもやさぐれてきていますが、国道16号の旅は始まったばかりです。





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